中国宮廷ロマンス時代劇「卿卿日常」
美食の彩る斬新な後宮風景でさまざまな幸せの在り方を綴った軽快ラブコメディ
大ヒット時代劇「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」の制作会社NewClassicsMediaが手掛け2022微博(weibo)人気ドラマトップ10にランクインした大ヒット作。
同盟関係にある九つの川からなる世界。
新川盟主の息子たちの夫人を決める選抜会が行われ各地から娘たちが集る。
有能ぶりを隠している六男・尹崢は、霽川からやって来た李薇を娶ることになるが彼女はわざと落選して故郷でのんびり暮らしたいと思っていた。
問題が連発しながらも互いに支え合い尹崢が職位を得て政に参加する頃には次第に心を通わせ意気投合。新川の大家族の温かい日常の中、個性豊かな兄弟やその伴侶たちと一緒に成長していく。
全40話で紹介します。
ネタバレ私感/卿卿日常
17話・墨川の遊牧民
李薇の計画で墨川への嫁入りを仮病で回避した宋舞(挌寧郡主)は喜びます。
すると娘の平安郡主が候補になってしまい大少主夫人が屋敷に乗り込んできたので急いで体調悪いフリをします。
民間の医術も試す必要があると医師を連れてきたので元英や李薇は息をのむが湯たんぽで体を温めていたために酷い熱だと思われます。
駆け付けた尹崢が平安郡主のもとに婚礼衣装の採寸の者が訪ねたようだと知らせると夫人は慌てて帰って行きました。
新川と墨川の婚姻同盟がある限り誰かは犠牲となってしまうために何とかならないものかと尹崢と李薇は考えます。
川主は宣旨を読み上げるよう命じるとそこに駐屯地を無断で離れた大少主・尹崑が駆け付け、娘を守るためなら死罪覚悟で墨川に討ち入り輿入れを阻止すると宣言しました。
尹崢は古い掟を改める時だと進言し両川の和平を壊さず説得する方法があるはずだと訴えると三日だけ時間を与えられます。
5年間、帰還してはならないと命じられた尹崑は死罪を免れたので受け入れます。
李薇たちは輿入れの迎えに来る墨川夫人を説得するために宴を開きます。尹崢は墨川の物資不足を補うために技師を派遣し農耕技術を支援する、そうすれば墨川の問題点と郡主の苦しみを同時に解くことができると告げます。
墨川夫人が縁談を延期して使者が来てから改めて協議しましょうと受け入れると、尹崢と李薇は自分たちが使者として向かうと告げます。
そして尹崢たちは同行を望んで受け入れてくれた尹岸、尹岐、上官婧と共に墨川へと向かうと尹崑に出迎えられます。
18話・祖父との再会
尹崢たちは墨川に到着すると酒豪である遊牧民の相手をするのに頭をかかえるが何とか地元有力者の喬の協力を取りつけます。
尹岸が一人、不妊の原因の相談をするために名医と呼ばれる者を訪ねるなか、尹崢たちは墨川主に謁見して農耕の普及策を提案し受け入れられると長年続いていた古い掟である婚姻同盟は廃止されます。
尹崢たちは李薇の祖父に会いに行き食事を楽しんだあと新川に帰ります。尹崢たちの活躍により同盟条件が改められたので称える新川主は尹崢を九川事務司の補佐に任じます。
仕官して半年足らずで九川事務司を与えられ、かつての自分より期待されていると分かる二少主・尹嵩は警戒心を強めます。
思ったより低い職位だったのでがっかりする尹崢は、元英から尹嵩を刺激しないための配慮だと思うが商業の規制緩和と紙幣発行の提案は採用されたので認められている証拠だと慰められます。
李薇は宋舞がちゃんと好きな人に嫁げるようにするためお見合いをしてはどうかと勧めます。
19話・同名の縁
李薇はいくら見合いをしても理想の男性に出会えず疲れ果てた宋舞を励まします。
はぐれてしまい宋舞の名前を呼びながら捜すと、どうして私の名を呼んでいるのかと宋武に聞かれます。自分が探しているのは女だと告げると迷子になった子と手を繋いで宋舞がやってきます。
宋舞は同じ名前の宋武に一目惚れし、惚れさせるにはどうしたらいいか李薇に相談します。子芝居をして気に入られようとしたがむなしくなり、気を引くための芝居だった事、そして郡主ではなく名前で呼んでほしいと伝え逃げるようにその場を去ります。
墨川で処方された薬を服用し続けていた尹岸は体調を崩し寝込んでしまうが侍医の脈診によって不妊の原因が自身にないことを知ります。
董海棠たちに何で子を望まないのだと問い詰め激怒するが名前すら覚えていないのだと気付きます。董海棠たちを跪かせて謝れば許してやると告げるが誰も謝罪することはなく家法で裁くしかないと棒打ちします。
元英と李薇は駆け付け、董海棠を打てば二人を添わせた川主への不敬となると止めに入ります。
今までの不満を一気にぶちかます女子たちは一文無しで野宿しようとここよりはマシだと言い放ち荷物をまとめるが正室の董海棠は簡単にはいきません。
李薇と元英は自立してお金が稼げるようにしなければと思い女子たちで商いをするべきと思います。宋武と宋舞が仲良く話しているのを目にする李薇は念のためどんな人なのか調べてくれと尹崢に頼みます。
20話・自立の第一歩
尹崢は宋武がとても実直な人柄だったので安堵し縁組を願い出るが新川主は郡主の相手が庶民では許されないと言います。
隠れて話を聞いていた宋舞は郡主の称号を返すと告げ宋武のもとに駆け付けると平民になっても当然受け入れると抱きしめられます。そして、感謝の気持ちをお茶に託し尹崢たちに別れを告げると身一つで屋敷を後にします。
尹崢の九川事務司の補佐就任の仁賓宴が開かれることになり、李薇は女子の商いについて新川主の裁可をもらうためにも完璧に準備します。
しかし、しっかりおめかししたものの新川夫人の命により正室しか出席できないと止められます。そこに尹崢がやってきて一緒に行こうと誘われるが迷惑をかけられないため二人で行ってきてと尹崢と元英を見送ります。
部屋に戻り簪を取りながら悔し涙を流すと、くだらない規則ばかりだと自棄酒します。
李薇たちは酒楼をオープンさせるために話し合うと董海棠から話を聞いた宋舞もやってきます。宋舞は宋武が科挙を合格したこと、婚礼も決まったことを嬉しそうに語ります。
女子の商いは風当たりが強くどこもかしこも貸してくれないので李薇たちは頭を抱えます。阮思思からの援助でお金には困らないものの店がなければ話になりません。
店を閉めようとする番頭に上官婧、李薇、元英の3人は詰め寄り、そのまま店員をひきとること、そして利益を分配すると話しをつけます。