中国宮廷ロマンス時代劇「卿卿日常」
美食の彩る斬新な後宮風景でさまざまな幸せの在り方を綴った軽快ラブコメディ
大ヒット時代劇「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」の制作会社NewClassicsMediaが手掛け2022微博(weibo)人気ドラマトップ10にランクインした大ヒット作。
同盟関係にある九つの川からなる世界。
新川盟主の息子たちの夫人を決める選抜会が行われ各地から娘たちが集る。
有能ぶりを隠している六男・尹崢は、霽川からやって来た李薇を娶ることになるが彼女はわざと落選して故郷でのんびり暮らしたいと思っていた。
問題が連発しながらも互いに支え合い尹崢が職位を得て政に参加する頃には次第に心を通わせ意気投合。新川の大家族の温かい日常の中、個性豊かな兄弟やその伴侶たちと一緒に成長していく。
全40話で紹介します。
ネタバレ私感/卿卿日常
21話・九川美食薈
尹崢(6君)の就任祝いの宴に正室ではないことから参加できなかった李薇はちょっと頭を冷やしたいのだと言い距離を置きます。
董海棠や側室たちに逃げられてしまった尹岸(3君)は酒におぼれる日々を送っていると女子たちが団圓酒楼を借りたと知り、どうやって大きな酒楼を説得したのかと驚きます。
上官婧や元英たちと着々と準備を進めていた李薇たち9人の女子はついに九川の美食を堪能できる料理店「九川美食薈」の看板を掲げます。
周番頭から相談を受ける李薇たちは確かに女子であることだけが注目されると料理の特色を見てもらえないので危険を回避させなければと話し合います。丹川出身の上官婧だけは納得できないでいたが李薇が宥めます。
そんな李薇は仲が良い郝葭も加えたかったがいつも書付で断られるのでどうせ嫡長主・尹嵩(2君)のせいだろうと元英に言います。
九川美食薈がオープンし周番頭が料理の説明をすると客が胃袋を掴まれるまで女子たちは2階から様子を伺います。すると尹岸が風紀を乱す店だと通報があったから調査すると姿を現します。
李薇は無辜の民を虐げることを許す法律があるのかと訴えると元英は戸政司の許可を得ているのかと詰め寄ります。董海棠は女子の商いを禁じる法などないと言い放つと李薇は川主に告げ口しないから寛大な心で引き下がるよう訴えると董海棠と口論のすえ尹岸は去っていきます。
22話・仁義なき商戦
元英から将来の女主人として紹介したらどうかと勧められた尹崢は九川美食薈を接待につかい部下たちに李薇を紹介します。
郝葭が店にやって来たので李薇たちは歓迎すると尹崢が使者と会っていたことで偵察を命じられたんだと正直に言われます。元英はその手の揚げ足取りに備えて対策はしてあるから大丈夫だと言います。
いいところに嫁げば安泰だと思っていたから自業自得ねと郝葭は落ち込んでいたので李薇は元気出してもらおうと皿に料理を運ぶが腕に痣があるのに気付きます。
尹嵩から暴力を振るわれていることに気付いた李薇たちは逃げるべきだと話し合うが郝葭が妊娠している事を知ります。
李薇たちは向かいに酒楼がオープンするとは聞いていたがまさか尹岸とは思いもしませんでした。妨害してくるのは予想済みであり案の定、値引きや店員の引き抜きなど汚い手を仕掛けてきました。
尹岸は九川美食薈にやってくると、この店の1割増しで給金を出すと営業を仕掛けるが誰も誘いに乗っかってきませんでした。
値引きした事で一時客を奪われてしまうが元英はこのままでは閉店するか味が落ちて評判悪くなるかどちらかだから慌てるなと告げ新作料理を考えます。
あっという間に客を取り戻すが川夫人の兄・岳侯がやってきて、争いは風紀を乱すから両店は全権を戸政司に移譲せよと命じられます。
岳侯の話を聞いていた尹岸は自分のうざったさを把握し反省して涙を流します。
23話・営業再開
営業停止を命じられたた李薇たちは不満を口にしながら客の名簿を整理していると、戸政司の岳侯はともかくその裏で命じている嫡長主・尹嵩の真の目的の方がやっかいだと元英は言います。
今は我慢して様子を見るしかないと思うが営業再開後は他川の客を入れてはならんと強いられたのでこれは策を講じて反発せねばと思います。
同じく営業停止に追い込まれた尹岸と上官婧の夫・尹岐は川主に岳侯を弾劾します。その場に尹崢もやってくると紙幣の件を持ち出し「九川の流通を提案したが戸政司も人手不足だからお任せください」と願います。
李薇たちは岳侯を招き、長期の営業停止は客が遠くのと説得を試みるが女が商いを快く思わない岳侯は店を取り上げようとします。
そこに尹崢たちが「酒楼の再開を許可するから戸政司は手を引け」と宣旨を携えて現われます。これまでの損失を告げ川主の意向なのにこれ以上騒ぐのなら独断専横にして公務怠慢だと訴えます。
川主の命には逆らえないので岳侯は手を引くことにするが無礼を詫びるよう要求し、尹崢はそれに従います。
李薇たちは営業を再開するとさっそく客が集まって繁盛します。土砂降りのなか李薇は迎えに来てくれた尹崢の馬車に乗り込み、見送る上官婧は走って帰るが馬車が間に合わなかったとボロボロの傘を手に尹岐が現れたので驚きます。
24話・籠の鳥
商いが好調な李薇たちだが何度も面会を願っても突き返されるので身重の郝葭を心配します。そんな中、視線を集中的に浴びる尹岸は皆に加わりたいのだと言い反省しているんだと訴えると董海棠や側室たちは許すものの指図します。
腹の子は女だと祈祷師に言われた尹嵩は気に入らずその場を去ります。李薇は和夫人の使いだと言えば門前で止められないと知恵を授かり郝葭に会うことに成功します。
何か様子がおかしいことに気付くが尹嵩が帰ってきたために帰らざるを得なくなります。苛立ちながら耕していると帰ってきた尹崢から「主上に嫡長孫ができる」と噂になっている事を知らされます。
郝葭は男を産む術があると強いられ嫌いな食べ物を無理に食べさせられたりして鬱病を患っていました。
どうしても助けたい李薇は夫に累が及ぶと悩むが尹崢から何があっても離縁はしない、どんな困難でも守るから思うようにしろと言われます。
李薇は郝葭の母親を呼び、郝葭を自分の実家に逃がします。感謝する郝葭は馬車に乗り込むが尹嵩を怒らせたら実家に迷惑がかかると言われ、わざわざ母親が遠くからやってきたのは逃がすためではなく連れ戻すためと知りショックを受けます。
仕方なく戻る郝葭は産気づき、李薇と元英が駆け付けるが門前払いされます。正室の趙芳如は駆け付け「お前も赤子もしんではいけない、生きて自分で赤子を守れ」と命じます。