韓国ドラマ「イブ(邦題・イブの罠)」
ソ・イェジ主演、人生を懸けた復讐を行う愛憎劇
政界の権力者ハン・パンロの娘ハン・ソラの夫である韓国一の大財閥LYグループの会長カン・ユンギョムに愛人がいることが発覚!!
世間の関心はユンギョムの愛人イ・ラエルに注がれるが、このスキャンダルはすべてラエル自身が周到に計画したもの!!
子供の頃に家族を死に追いやられた事件の恨みを晴らすべくラエルの13年がかりの復讐計画が始まったのです。
キャスト/ソ・イェジ主演
カン・ユンギョム(パク・ビョンウン)
ハン・ソラ(ユソン)
ハン・パンロ(チョン・グクファン)
ソ・ウンピョン(イ・サンヨプ)
チャン・ムンヒ(イ・イルファ)
チャン・ジンウク(イ・ハユル)など
ネタバレ私感/イブの罠
13話・疑念と犠牲と葛藤
ソラはキム・ソンビンの学生時代の写真を机の上に出し名前ラエルなのよねとユンギョムに告げます。同席していたラエルから子供の子供の誕生日会なんで話は次の機会にどうかと言われるがボラムは誰の子なのと訴えます。
「一度染み込んだ疑念は絶対に消えない、二人の仲は黒く染まるだけ」と告げソラは席を立ちます。
ラエルは「父が亡くなって母の再婚で名前が変わり、ボラムのパパは再婚で義理の母だと言うとボラムが傷つきそうで」と告げるとユンギョムは食事しながらそうかと返事します。
「隠し事があるのなら打ち明けてこそ楽になれる、過去のことは互いに少しづつ知っていこう」
ラエルは残された時間が少なくなってきたことを感じ偽母ムンヒと連絡がつかないとウンピョンに電話します。そしてキム副社長とジンウク部長を含むLY社員の横領、不公正取引の証拠を監査室に渡します。
ラエルはウンピョンに会いに行くと、契約書の原本がなくても訴訟の力になるから危険なら前面に立つなと言われます。ウンピョンはラエルの車を尾行するユンギョムを目にし呼び出して襲撃されたことを伝え、一味ではないなら直ちにやめさせるよう告げます。
ラエルはソラに会いに行きムンヒの居場所はどこだと尋ねると偽母なのに気になるのかと言われます。大統領府秘書室長の襲撃や愛人のチョン博士の存在を会長が知ってもいいのか、無事に返せば会長のもとから去ってやると告げ去ります。
ユンギョムはラエルが金庫に入ろうとしているのを防犯カメラで目にし秘密があることを確信します。しかし金庫にあるリボンが付いた箱を持ってきてくれと連絡しダビが心配で暗証番号を変えたんだと説明して新しい番号を告げます。
契約書の原本を確保したラエルは会長のもとから今夜去るから早くムンヒを開放しろとソラに電話します。するとウンピョンから電話を受けパンロが被害者連帯の訴訟を知ったようだと知らされます。
ユンギョムから株式譲渡委任状を渡され心機一転して4人で暮そうと言われたラエルは心が揺れ動き思わず涙を流します。ジェディックス合併契約書を手にするウンピョンからテジュン代表に強制した署名と産業スパイを認める念書があれば勝利できると言われユンギョムが自ら差し出してくれたと告げます。
ユンギョムは被害者連帯の訴訟の準備をしたのがチャン・ムンヒとジェディックスの娘だと カン・ボングンから連絡を受け驚きます。
ラエルはムンヒから連絡を受けたのですぐにアジトでGPSを追うとパンロ邸にいることが分かりウンピョンに知らせます。しかし何やら物音を聞き外に出てから戻ると行き違いになっていたようでユンギョムがアジトにいました。
14話・死の真相
人生で初めて人を愛し初めて心を開いたのにウンピョンもグルだったとは激怒するユンギョムはジェディックス合併契約書を返せと迫ります。
ラエルは必死に逃げるために突き飛ばし出て行くが、パンロ邸に監禁されているムンヒは盗聴器などを仕掛けたのは誰だとジョンチョルに暴力を受けていました。
ソラはユンギョムを取り戻すためにはムンヒが必要でありドワンに命じて連れ去ろうとしたがパンロに見付かってしまいます。
警察を連れてウンピョンはパンロ邸を訪ねるとソラは隠し部屋にパンロが殺したムンヒを運び震えていました。ウンピョンは令状もないし見つからないので仕方なく引き下がるとジョンチョルは死体を処理しソラはパンロからお叱りを受け監禁されます。
釣り人はムンヒの死体を発見して通報し、報告を受けたラエルは確認しに向かい泣き崩れるが遺品を受けろうとレコーダーがジャケットに隠されている事に気付きます。
それにより、ラエルの実の母親ジンスクを殺して捨てたのもパンロ、ソラ、ジョンチョルの3人が関与している事を知ります。
ラエルはムンヒの葬儀にやってきたユンギョムにパンロ、ソラ、ジョンチョルの3人の悪事を示すレコーダーを聞かせます。ユンギョムは13年前に持病で亡くなってしまったんだと告げられていたので驚きソラがラエルの母親とムンヒの死に関与していたのかと衝撃を受けます。
ラエルはジェディックス代表の娘ラエルだと名乗りムンヒの代わりにLY被害者連帯訴訟の代表を務めます。
公開裁判をするとマスコミに発表するとジョンチョルが面を見に来たのでアクセルを踏んで轢き殺そうとします。交わされたのでバックしてジョンチョルの脚を轢くと車から降りて踏みつけます。
そこに夫ジンウクが何をしているんだとやってきたので「私の名前はラエルだ、父の会社を売った代償を払え、ボラムに免じて離婚だけで済ましてやる」と言い放ちます。
ユンギョムはラエルへの愛が笑いものになること、生き残るためにラエルを攻撃しなければならないことが苦痛になり、ジェディックスに対する機会費用を出すから戦争を終わらせようとお願いし土下座します。
ラエルは同じように跪き被害者が望む方式でしてこそ本当の謝罪だと訴えます。
15話・母の日記とユンギョムの決心
LYグループ被害者連帯の民事訴訟が始まり、ラエルはどんな手を使われようが死ぬ気で挑む人間が勝つとウンピョンに告げます。
マスコミの質問攻めにあうラエルは、カン・ユンギョム、キム・ジョンチョル副会長、 ハン・パンロ、ハン・ソラの4人に対して殺人罪を問いますと断言します。
裁判に出席するユンギョムは原告の請求の応じると告げたことで調停期日を決める話し合いになります。
マスコミの前で実名をあげられたことでソラは発狂し、足をぐちゃぐちゃにされたジョンチョルの病室にいたパンロも激怒して出て行きます。
ラエルはソラに会いに行き「副会長は足を負傷し、パンロは自分だけ生き残る道を選び、ユンギョムは和解を望んだ。無防備だったのはあなただけだから殺人の罪を一人で背負いそうね」と挑発します。
ラエルは母キム・ジンスクの遺品を受け取り日記を読んで涙するとユンギョムはまだ少女だったラエルにも死ぬほどの暴行を加えたのかと驚き、本当に死ぬべきなら受け入れると謝罪を口にします。
そしてユンギョムは会見を開き、13年前に合併の提案を断られ会社を奪おうとする陰謀があり、その過程でジェディックスのイ・テジュン代表が拷問で命を落としたと告げます。
そして代表の妻と被害者連帯前会長の死に対しても疑わしいので捜査は行われるべきだと訴えます。
ラエルは偽母ムンヒが残してくれた音声ファイルを使い、誰かがソラを容疑者のように編集したようだと告げソラとパンロの仲を揺さぶります。娘を捨てて自分だけ助かろうとするのかと追い詰められるソラはドワンに電話します。
しかしソラの愛人であること、そしてウンピョンを刺した殺人未遂だとラエルたちに捕まっていたドワンは監禁場所の写真などすべて渡しておりラエルの言っている事は本当だったようだとソラに告げます。また、ドワンはラエルの指示を受け監禁場所の写真をソラが警察に渡したようだとパンロに告げます。
そこに強迫症が悪化したソラが押し掛けてきてパンロと激しい口論となります。ドワンはソラを守るためにパンロを背後から襲い牢に閉じ込めます。
その頃、ユンギョムは代表理事を辞任しパソコンに遺書を残して姿を消します。
ラエルは二人で愛を誓い合った教会にいると思い向かうとユンギョムを目にし思わず安堵して涙を流します。死んで罪を償えなんて本心ではないと訴えると抱きしめられます。夫を捜すソラは別荘で女と一緒のようだと知らせを受けライフルを手にします。
そこにパンロはどこだとジョンチョルがやってきたので「財産を持って逃げたようだ、ラエルを捕まえないと我々が罪を被ることになる」と唆します。
16話/最終回・終焉と旅立ちと
ラエルは心から怒りを消し穏やかに暮らしたいと告げると、ユンギョムは心から想う人と思う存分愛し合いたいと言います。
二人が改めて愛を誓い合うなか、2人の様子をうかがうジョンチョルはソラに電話しラエルが一緒にいると告げると後始末はするから徹底して始末しろと言われます。
そしてソラは二人を引き離すためにユンギョムに電話し、泣く真似をしながらダビがいないと訴えます。
ユンギョムは土砂降りのなか出て行くが振り返ると別荘の電気が消えていたので危険を察知して戻ります。するとジョンチョルがラエルに覆いかぶさって首を絞めていたのでハンマーで殴りつけ怒りのあまり首を絞めて殺してしまいます。
ユンギョムは自首するから何も話さず黙っててくれとラエルに告げます。ラエルは阻止しようとしたが睡眠薬を飲まされていた事で意識朦朧としてきます。駆け付けたウンピョンはジョンチョルの死体を目にしユンギョムから話を聞いて正当防衛だったことにすると告げます。
ジョンチョルが運ばれていくのを目にしたソラは動揺していると、離婚の判決が出たから家は会長名義なので退去し婚前契約による株式返還、養育権放棄等の手続きをすると法務弁護士から電話を受けます。
自分の中で何かがはじけたソラは意識朦朧としているラエルを拉致し車を走らせます。
ユンギョムが車を追うなか、意識が戻るラエルは事態を把握し後部座席からソラの首を絞めます。衝突して車は止まるがソラはラエルを刺し、ユンギョムは駆け付けたウンピョンにラエルを託し自分が終わらせるしかないと思います。
そしてソラを乗せて車を走らせるとそのままガードレールを突っ切り崖から転落します。
ジョンチョルが死亡した日に会長一家の車が崖から転落死し、1人死亡1人重体だとニュースが流れます。三日目に病室で目を覚ますラエルはユンギョムが亡くなったとウンピョンに知らされ泣き叫びます。
ユンギョムの葬儀が行われなかラエルに株をすべて譲渡していたことでカン・チギョムは激怒し、ドワンは自分が知る限りの罪をすべてウンピョンに話します。
生き残ったものの記憶を失い精神崩壊するソラにラエルは鏡を差し出すと、傷だらけの顔を見たソラは誰がやったんだと喚きます。記憶を消すなんて贅沢だ、夫であるユンギョムを殺したんだと訴え病室を出て行きます。
ドワンの証言が決め手となり勝訴するとラエルは「LYからの補償金で被害者の補償を終えます。そして連帯は企業被害者を守る非営利財団に変わる」と一斉に連絡します。
ラエルはユンギョムが遺した楽器を持ってブエノスアイレスへ発つのでした、終。