蓮花楼(れんかろう)
2023年に大ヒットを記録したチョン・イー主演の中国時代劇
あらすじ
武侠組織「四顧門」の門主・李相夷は相夷太剣で天下の頂点に立つが対立する邪道組織「金鴛盟」の盟主・笛飛声と東海で決戦に挑み共に大海の藻くずと消える。
10年後、武術の心得もない流浪の医師・李蓮花が「蓮花楼」という名の小屋を引きながら市井に紛れて暮らしていた。
同じ頃、熱い志に燃えた方多病は幼い頃に見た英雄・李相夷の幻影を追い大侠客となる夢を抱いていた。彼は偶然、李蓮花が医術を施す場面に出くわし詐欺師だと思い込んでしまうが仲たがいしながらも関わり合い力を合わせて幾つもの事件を解決に導く
「蓮花楼」全40話あらすじ一覧&キャスト
ネタバレ感想
13話~16話までのネタバレになります。
13話・因果は廻る
李蓮花は自分が何より正しく四顧門には自分ような人が必要なんだと信じていました。それにより追い出してしまった単孤刀が命を落とす結果となってしまい後悔していた李蓮花は師兄の亡骸を見つけてくれたので約束どおり笛飛声を解毒せねばと思います。
方多病が買物に行っている間に置手紙を残してその場を離れ笛飛声の解毒をして去ろうとします。しかし決闘に執着する笛飛声が隠居は許さぬと立ち塞がり部下の薬魔に内力を回復させろと命じられてしまいます。
李蓮花は忘川花を食わせても戦う事まで強要できないと訴えると単孤刀がどうして死んだかしりたくはないんかと意味深なことを聞かれます。金鴛盟の三王に殺されたのではないのかと訴えると閻王尋命だけが剣を操れるが当時は右手が使えない状態だったために検視の結果にあるように右手では刺せないと言われます。
また方多病は単孤刀の甥ではなく息子だと言われ、決闘に応じないならお前の目の前で殺してやると言い残し笛飛声は去ります。
李蓮花は笛飛声を追いかけ間に入って止めると方多病が体に罡気を注入されていたので、ほとまず揚州慢で抑え込むしかないと応急処置します。
笛飛声は修練に励んでいると閻王尋命と四象青尊の行方を捜しているのではと角麗譙に話しかけられます。
「お前は李相夷に碧茶の毒を盛って東海の戦いで勝利したと私に思い込ませたな!!」と言い放ち雷火弾の調査から手を引けと告げます。
李蓮花は笛飛声は金鴛盟の盟主だと方多病に話すと師匠の仇ともいえる者とよく付き合えるなと訴えられます。
14話・密室の罠
李蓮花は方多病の罡気を取り除くために元宝山荘に連れて行きます。
角麗譙は手を組んで10年経っても顔を隠す封磬の主と会い、かつて4つの天氷は中原に潜む南胤人に託され子孫の手中になり1つを得るために配下を送り込んだと告げます。
結果を見せ合って話をしようと誘い1つめの持主は元宝山荘の主・金満堂だと告げます。
李蓮花に連れられ元宝山荘にやってきた方多病は重病に犯され神医を集めていたのでだから連れてこられたのかと思います。
李蓮花は重病には見えないと訴えると金満堂から「門外不出の宝物を差し出せ、さもなくば命はない」と書かれた脅迫文を見せられます。
先祖伝来の至宝を悪党に渡す気はないが先日家僕が毒死したのだと説明を受けると、牢にいるはずの宗政明珠がやってきたので方多病は驚きます。
監察司指揮使の地位についた宗政明珠は行く先々で事件がある李蓮花を疑い捕らえよと命じます。李蓮花は職権をかざして私怨を晴らすのかと言い放つと方多病は朝廷に関わる罪など犯していないだろうと訴えます。
李蓮花は場を収めてくれた金満堂に感謝し泊藍人頭をお借りしたいと告げます。至宝ゆえ脅しの黒幕をあぶりだしたら喜んで貸すと言われ承諾します。
仕掛けを作ってやるとすぐに女性が引っ掛かるが金満堂から養女だと言われ解きます。李蓮花は方多病を助けるために急がなくてはと内心焦るなか金満堂の死体が発見され泊藍人頭が盗まれたことが分かります。
金満堂と共に息絶えていた者がいたが江湖に無縁のはずの金家宰が一目で董羚だと言い出したので李蓮花は何で知っているのかと問い詰めます。
半月前に泊藍人頭を寄越せと迫っていたので忘れないと弁明を受けると宗政明珠は相打ちのようだと決定つけるが李蓮花は下手人を逃がすぞ、相打ちで死んだのなら泊藍人頭はどこにあるのだと訴えます。
15話・香りの記憶
仕掛けを作ったのに千鈴陣が鳴らなかった事を不審に思う李蓮花と方多病は金満堂の部屋を再び調べに行くと迷香の匂いを感じ取ります。
李蓮花は芷楡の腕輪の匂いと同じだと気付き方多病が捕らえに行くが玉城の事件で恨みを買った監察司の指揮使・宗政明珠が横取りして尋問を行います。
方多病は腕に刀傷が多数あったので勘違いだと気付き刺客から守ると養女といっても6歳の時に買われ薬剤の実験台にされていたことを知らされます。
李蓮花は董羚は密室に侵入したのではなく泊藍人頭を返したくない金満堂に監禁されていたのだと察します。第三の者がいたはずと思い先ほどの刺客だと疑うが捕らえられていた芷楡を逃がしていたことで宗政明珠によって元宝山荘から追い出されてしまいます。
李蓮花は鍼が得意のはずなのに亡骸を見た時は何の判断もできなかったので神医・関河夢ではなく義妹で蘇文才の孫娘・蘇小慵だと見抜きます。方多病が女子だったのかと驚くなか李蓮花は彼女に協力を願います。
蘇小慵は泊藍人頭を発見したと嘘を付き芷楡を拉致するふりをすると李蓮花と方多病は黒衣の男を捕らえます。簡凌瀟は泊藍人頭を手に入れたくて人を尾行する蜜蜂を放ったが金満堂が刺されたのは偶然だと弁明し李蓮花たちは調べると確かに人を害するほどの毒はないことが分かります。
簡凌瀟は樹人症を患う息子を治すのが目的であり亡き妻は金満堂の異母妹だと言います。金満堂の父親は浮気者でいたるところに子がいるらしく董羚も何か関係がありそうだと思う李蓮花だが金満堂は泊藍人頭で生き血を飲んで病状を抑えていたがこんな残忍な方法をとれないだろうと簡凌瀟に訴えます。
李蓮花は董羚が長く監禁されていたのに生きていた理由を探るため鼠を放つと通気口を饅頭くずで塞いだ痕を見つけます。しかし木炭くずもあったので殺し愛をさせた痕大量の煙を送り込んで殺したんだと気付き犯人は元宝山荘にいると確信します。
金満堂の異母兄弟を疑い元宝山荘へ行くと楊昀春がやってきたので罪人を指揮使にするのかと責めるが金常宝が首を吊って亡くなっていました。
16話・月見酒
李蓮花は首を吊って亡くなった金常宝を検視するとやはり樹人症だと確認を取ります。金常宝が症状を抑えるために泊藍人頭を盗み治療法を知らなかったので自分には効かないと絶望し自死したと思われます。
李蓮花はどこを探しても泊藍人頭はないはずと言い当て金常宝は自死でもない告げます。
自害に見せかけて殺したんだと方多病は口にすると李蓮花は金満堂と董羚に殺し合いをさせたあと董羚を殺し金満堂が隠した泊藍人頭を持ち去ったのは金常宝だが指示したのは公羊無門だと言い放ちます。
公羊が来た時に金満堂の処方が変わっていたこと、金満堂への脅迫状の筆跡が処方と同じであること、そして普段使っている鍼で金常宝を殺したことを見破ると公羊の部屋から泊藍人頭が発見されます。
ここぞとばかり宗政明珠が横取りしようとしたが百川院の石水が現れ監察司を追っ払います。
李蓮花は泊藍人頭を盗もうとする刺客に気付き覆面して蹴散らすと相手は宗政明珠でした。李蓮花を探す方多病は宗政明珠を一瞬で倒した白侠客を目撃しすごい人を見たと嬉しそうに李蓮花に話すが氷片がない事に気付きます。
氷片には南胤文字があったので金満堂にはまだ秘密がありそうだと思い部屋を探すと生霊鼓を発見します。南胤文字と生霊鼓に絵学科れている絵の寒冷性を調べてほしいと蘇小慵にお願いするが、この匂いは師兄の亡骸からも匂ったので犯人は金鴛盟ではないのかもしれないと思います。
金鴛盟と四顧門を手玉にする輩はやっかいだと思い自分の命はどうであれ方多病は巻き込めないので天機山荘に知らせ冷たく突き放します。
捕まってしまう方多病は公羊と何で一緒に拘束されなければならないのかと喚くが角麗譙が公羊を連れ去ります。そんな角麗譙は宗政明珠から氷片を受け取るが本当に李相夷は死んだのかと聞かれます。
宗政明珠はなんか鬱陶しい奴だけど角麗譙に骨抜きにされ言いなりになっていたのね