華流ドラマ/古相思曲 ~君想う、千年の調べ~
ネット上でファンが作り上げ話題となった短編ストーリーをグオ・ジアナン&ジャン・ヤーチン共演でドラマ化
あらすじ
沈不言は九国時代の晟国を舞台にした歴史小説を出すとドラマ化と続編執筆のオファーが届く。
史実をもとに創作するという信念を持つ不言は完全創作を勧める編集者と言い争いになるが突如、晟国にタイムスリップし宮廷で兵に追われる。
御書房で嬉々として史料あさりをするが侍女・倚華に連れられ向かうと題材にした妖后と呼ばれる皇后・陸鳶がいた・・・
キャストは? グオ・ジアナン&ジャン・ヤーチン共演
陸鳶(ジャン・ヤーチン)
倚華(ジュー・リンユー)
陸時(チュエン・イールン)
李擁(ジュアン・ハン)
元啓皇帝(ホアン・ジンジョウ)
趙啓龍(チュンユー・シャンシャン)
楚同裳(プー・イーシン)
ネタバレ感想/古相思曲
13話・おやすみ、さよなら
黙って去ろうとする沈不言は別れも告げないで行くのかと陸鳶に呼び止められます。
以前、「10日後に死ぬ人がいたらそれを伝えるか」と聞いていたが陸鳶に同じ質問をされ、辛くならないようにすぐに去ると告げます。運命を変えるために何度も試したのにダメだったんだと訴えると尚更一緒の時間を大事にするべきと言われます。
「私は失う悲しみさえ受け止め生きていきたい」
陸鳶の強い思いに沈不言は考えを変え、たとえこの先短くても共に過ごす瞬間を大事にしようと決意し彼女を抱きしめます。
沈不言はずっと一緒にいられるかもしれないとわずかな期待を胸に玉佩を手放します。急に姿を消すかもしれないので毎日さよなら&おやすみを大事に告げ幸せに暮らします。
ある日、火烽堡にいる陸時から文が届くと北安王は退却を許さず堅守の構えだと陸鳶は知らされます。陥落すれば流璃谷が戦場となるため倚華と共に金目のものを集めるが李擁(節度使)に呼ばれ向かいます。
何で呼ばれたか分かるかと訊ねられ、北烈は城を落とすたびに楽師に演奏させるので密偵が必要なのではないかと告げます。故郷なので傍観はできないと引き受けることにし家族に別れを告げに戻ると陸時も前線で戦う決意をしていました。
食材を採りに戻って来た沈不言は箜篌を買うために売ったんでしょうと玉佩を陸鳶に渡されます。やる事があって発つと言われるが玉佩を渡された事でこれが最後なんだと察し玉佩を贈ります。
さよなら、帰りを待っててねと笑顔で去ってしまう陸鳶を沈不言は涙を流しながら見送ります。
14話/最終回・終わりと始まり
現代に戻っていた沈不言は玉佩は千年の時を経て手元に来ていたのかと南夢湖を眺めながら思います。
すべての行動に意味はあったのだろうかと考えていると自分に玉佩を渡した露店を開いていたおばあさんに声をかけられます。玉佩は沈不言に渡すよう先祖代々受け継がれたもので何代も現れなかったが私の代で見つかったのだと教えられます。
沈不言は先祖は陸鳶なのかと訊ねると違うが陸鳶は元啓の変で死んではいないと言われます。
沈不言は元啓15年に自分を庇って矢を受けた陸鳶は亡くなったとばかり思っていたが防衛図をすり替える計略の1つだったと教えられます。
倚華に呼ばれ意識が戻る陸鳶は成功したのかと聞くと本物の防衛図を抱える楚同裳を目にします。楚同裳が母上と叫ぶと同時に援軍が突入し、楚同裳は陸鳶のもとに駆け付けるふりをして防衛図に覆いかぶさるように転んで偽物を置いていたのです。
陸鳶の策に敗れたかと察する李擁は晟国人として生を受け死して晟国の霊となると言い放つと北烈に成敗され死体は戦場に吊るされました。
沈不言は歴史書を見ると戻っており元啓の変では生き延びたが楚同裳に粛清され生涯を終えていました。どうして粛清などしたのかと困惑するが玉佩のおばあさんの先祖は九国を天下統一に導いた楚同裳であり自分で答えを見つけるべきだと言われます。
南夢湖で九国時代の古墓が発見されたと知り調査すると楚同裳は陸鳶の願い通り埋葬した事が分かり妖后の汚名をそそぐ詔書も見つかりました。
元啓の変から5年後、40歳の陸鳶は自分は生きていると伝えるために毎年上巳は沈不言を待っていました。長らく国が疲弊したことに理由が必要であり妖后の粛清は民意だと陸鳶は受け入れていたのです。
明日への希望を持たせるために・・・
沈不言は陸鳶の名誉のために九国時代の真実を書きあげると展示会には多くの人がやってきます。弦が切れた箜篌の前に立つ沈不言は「あなたを想っている」と陸鳶の気持ちが伝わり彼女の音色に笛を合わせます。
沈不言は南夢湖へ行くと1人の少女を目に陸鳶と呼びかけると陸家の娘だと言われます。陸時という弟がいるだろうと告げると陸家の息子だと言われ、おじいさんの言いつけかと言い当てます。
もう遅いから送っていくと告げ陸鳶の手を握ると、大晟国の民は君のおかげで平和に暮らせるようになるよと告げます。
「人を愛してやりたいことをすればいつか願いはかなう、鳶の本来の意味は鷹だ」と告げまた会う約束をして見送るのでした。