中国時代劇|武則天
制作費56億、中国史上唯一の女帝・武則天の生涯をファン・ビンビン主演で描いた歴史超大作!
こちらの作品は「U-NEXT」で全82話鑑賞し、
全話あらすじ一覧と最終話の結末までネタバレ感想で詳しく紹介します。
見所&キャスト
第2代皇帝・李世民が治めた唐の時代。身分が低く下級の側室が何故、史上唯一の女帝に君臨し中国三大悪女と知れ渡るようになったのか?
美しく天真爛漫な武如意はまだ見ぬ王に焦がれ入宮するが厳しい掟の中で権力争いを繰り広げる妃たちを目のあたりにする。
純真な心と勇気を兼ね備えた武如意は親友・徐慧と協力し野望と思惑が渦巻く後宮で生き抜く覚悟を決める。
やがて李世民から媚娘という名を授かり寵愛を一身に受けた彼女はさらなる巨大な陰謀と李家の帝位争いに巻き込まれていく・・・
ネタバレ感想|武則天
80話・繰り返される惨劇
媚娘は魏国夫人に封じられた姪・賀蘭氏の態度がガラッと変わったので長安に戻り李治を誘惑するのを最初から画策していたようだと警戒心を抱きます。
祖母上は自分が賀蘭氏の母親を殺したと疑っていたので念のため真相を伝えておこうと思います。姉上は陛下に恋情を抱き私の食事に毒を盛って陛下の怒りを買い自害したのだと告げます。
「あなたが妃に封じられれば温かく迎える、姉上にしてやれなかった分報いてやりたい」
媚娘はどうせ信じていないだろうと察し賀蘭氏を見張るよう瑞安に命じます。案の定、賀蘭氏は媚娘に毒を盛られたように偽ります。
李治が洛陽に移る間、皇太子・李賢は監国を任されます。媚娘は李賢を呼び私が弘を毒殺したと疑っているかと訊ねると、今まで一度も褒めてもらった事がないので母を目の前にすると畏怖してしまうのだと言われます。
才能や賛美は肥沃な土地のようなもので気付かぬうちに権欲や野心が増殖するもの、厳しくしたのは兄弟の惨劇を繰り返したくなかったからだと告げます。
明崇儼が亡くなり遺族の世話をしなければならないからしばらくは朝議に出ないから頼むと激励します。
しかし、後漢書注の編纂を手伝ってもらう予定だったが「孫無生」をどうやって探せばいいのかと聞かれたので、李弘を殺したのは李賢なのかと把握し愕然とします。
李義府から賀蘭氏を排除すべきと上奏される媚娘は命を下すまでかすり傷ひとつ負わせてはならないと忠告します。李治は北門学士らが賀蘭氏の排除を企み明崇儼が亡くなると媚娘が李弘の捜査を中止したと報告を受けます。
明崇儼の死因を調べるよう命じるが関与していた趙道生を捕らえて拷問にかけると李弘と明崇儼を殺したのは李賢だと知ります。
媚娘は李弘に毒を盛ったのが皇太子の配下だと突き止め、羽林軍を東宮に集結させ李賢を捕縛するよう命を下します。
趙道生の供述で東宮の馬坊に隠されていた大量の武具も発見し、拘束される李賢はすべてを認め観念します。
李治って最初から賢を疑っていたのか、そんなに察知能力高いなら側にいる賀蘭氏も疑ってくださいな。媚娘は何で庇ったのかな?皇太子殺しですよ・・・庶民に落として流刑とはね、ただそっちの方が皇宮で育った者には生き地獄かもしれない
81話・すれ違う心
媚娘は賀蘭氏が蒙頂茶に毒を盛ることを知ると李弘が息絶える間際に自分の背後のいる者を訴えようとしていたことを思い出します。李賢を唆し李弘を殺す画策を考えた張本人だと把握します。
李旦(相王)が献上した茶に毒が仕込まれていたので我が子に罪を着せて私を殺そうとしたのだと激怒し、そのお茶を目の前で入れて賀蘭氏に差し出します。
「事実を曲げて勝手に私を憎み陛下の寵愛を奪って私を殺そうとするのは理解できるが関係ない我が子を巻き込んだのは許せない」
李治は賀蘭氏と対面すると真相を知らないために何も知らない無辜の娘を何で殺したのかと媚娘を責めます。
李治は大勢の朝臣が弾劾しているために怒りの矛先を李義府に向け流罪に処します。重臣たちは驚くが長い間権力をかさに幅を利かせていたからだと受け止め庇うことはしませんでした。
媚娘は長きにわたって仕えてくれたので李義府に会いに行き自分が賀蘭氏を消し禁足処分にされたので怒りの矛先がそちらに向かったのだと告げます。
李義府から政より女子を優先するような陛下なら変わって国を守っていくべきだと訴えられるが政権争いとは無縁の良妻賢母になりたかっただけだと告げます。
それは本心なのか、再考してほしいと訴えられた媚娘は酒を飲み干すと黙ってその場を去ります。
李治は賀蘭氏が天后殺しの罪を相王に着せようとしていた事を知り急いで媚娘に会いに行きます。
「善悪の県境もつかない私欲にまみれた毒婦にすぎないと思っていたはず、私はずっと一途だった」
変わったのは陛下の方ではないのかと訴えられた李治は認めるが本心を離さず隠し事が多いからだと告げるものの、「私の中にはずっと先帝がいる」という言葉を聞くことになり後悔します。
英王・李顕は皇太子になると30歳になっても子供みたいで成長がなく裴炎たちから呆れられます。そんな皇太子は陛下が亡くなっても媚娘が朝廷を牛耳ると考え太子妃・韋氏の父親・韋玄貞に相談します。
李忠も自分の生母を殺したのは王皇后なのになぜか懐いて媚娘に恨みを抱き育ってきたし李賢もよく分からん。
媚娘が推した通り李弘は皇太子に相応しかったけど害されてしまったからね・・・
そして李顕・・・どんどんアホになっていきますねww
82話/最終回・そして皇帝へ
媚娘は目を覚ます李治に急いで会いに行くと散歩に誘われ出ます。その頃、李顕は陛下は最期に殿下を召さなかったのだから決断すべきだと韋玄貞に訴えられ崩御したら行動に移すと告げます。
「出会ったころの雉奴のままで、そなたへの気持ちは変わらない。興味がなかった皇帝に就いたのは、そなたのことを守るためだった」
李治は媚娘と肩を寄せ合いながら満足そうに花火を眺めそのまま静かに息を引き取ります。
媚娘は李治を弔っていると韋玄貞の後押しを受けた李顕が偽の遺詔を手にやってきます。媚娘は父上が亡くなったばかりなのに母を殉死させようとするとは本当に優秀な子だわと悲しみます。
一気に包囲させるとゆっくり立ち上がり、先帝と共に埋葬される者は私ではないと言い放ちます。
蘇定方が本物の遺詔を持って駆け付けると「媚娘は皇太后として新皇帝の摂政を行うこと」と読み上げられます。
怖くなった李顕は先ほど読み上げたのは偽物ですべて韋玄貞が企てた事だと謝罪し、媚娘は逆賊の官職を解き天牢に入れるよう命じます。
媚娘はクーデターを起こした徐敬行の檄文の内容を聞かせてくれと告げると重臣たちは俯きます。裴炎を指示すると出自も卑しい武則天が非法に朝廷を牛耳っていると聞かされ賊軍は陛下が幽閉され政に関わらぬことを訴えているので討伐せずとも事態は解決するはずと進言を受けます。
重臣たちが口論するなか李将軍は破れたと戦報が届き媚娘は裴炎を引きずり出せと命じます。
媚娘は狄仁傑が推挙した張柬之を呼ぶと70歳になろうかという年齢で女帝としての精力と時間がおありですかと聞かれ、男がみな腑抜けだからだと告げます。
私が一歩踏み出せばもう補佐はしないつもりかと問うと行く果てが見たいからどこまでも付いていくと言われ、観察御史に封じ鳳閣舎人とします。
媚娘は自ら帝位に就き国号を周とし周朝皇帝になると気付けば敵も友もみな亡くなっており太上皇になると82歳で上陽宮にて逝去しました。
遺制により帝号を取り去り則天大聖皇帝となる
神龍2年5月、武則天は高宗と乾陵に合葬された。
いや~ややこしい。
だけど媚娘が女性でありながら誰にも殺されなかったのはすごい、必ず何かあるはずよね。
中国三大悪女といわれているが、このドラマではそんな場面は一ミリもなかった。