中国時代劇|七夜雪
リー・チン&ツォン・シュンシー共演、泣けると評判の同名小説をドラマ化した美しくも切ない愛の物語!
全32話あらすじ一覧と見所キャスト、最終回結末までネタバレ感想で詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
薬師谷の谷主・薛紫夜と鼎剣閣の剣士・霍展白は互いの使命に縛られながらも心を通い合わせ絆を深めていく!!
天山派の弟子で鼎剣閣の八大剣士の一人・第七剣士の霍展白は道を踏み外して出奔した第六剣士・徐重華を追いかけ剣を交えるが死なせた後悔を背負うことになる。
徐重華の赤子である徐沫の持病が悪化し霍展白は薬師谷の谷主・薛紫夜の処方箋に従い命懸けで江湖のお宝である貴重な5つの生薬を集め始めるが・・・
ネタバレ感想|七夜雪

31話|真昼の極光
寒疾を患っている薛紫夜は瞳(明介)を助けるために噬魂散を自分の体に移して倒れます。
妙風は薬師谷に帰りたいという彼女の望みをかなえるために彼女を抱いて馬を走らせると元一宮へ向かう鼎剣閣の七剣士に遭遇してしまいます。
霍展白は妙風が深手を負っているうえに病人を運ぶ途中だと知り道を空けます。
夏浅羽から元一宮の者だと訴えられるが傷を追いながらも人を救おうとするのは良心がある証拠、自分らも先を急ぐし弱みに付け込みたくないと告げます。
薛紫夜は霍展白の声に気付き必死に手を差し伸べるが彼は気付かす、妙風は先へ急ぐために馬を走らせます。
徐重華は長無絶を成敗するのために潜入すると閣主・南宮言其に告げ死んだふりをして仮面を付ける妙空となっていたが実は己が閣主になることを企てていました。
霍展白たち七剣士は警戒しながら元一宮に足を踏み入れると妙空が現れたので構えるが霍展白はどこなく徐重華の雰囲気に似ていると思います。
情報をくれているのは誰なのか行けば分かると南宮言其に言われていたので六師兄なのかと訴えると、やっときたかと徐重華は仮面をはずします。
潜伏するために死を装っていたんだと弁明され、おかげで霍展白は殺したと責められていたんだと剣士たちは責めるが張本人の霍展白は生きてくれていただけでいいと涙をこぼし喜びます。
徐重華から長無絶と五明子は始末したから一挙に滅ぼす好機だと言われ、剣士たちは長無絶の亡骸を見に行きます。
霍展白は金針を目にして気にするが大勢の浚われた人を助けなければと徐重華に言われ、修羅場、雪獄、地下牢に手分けして向かいます。
徐重華、衛風行と共に雪獄に向かう霍展白は薛紫夜が悲しむから戦いたくないが今日は避けられないと告げると鼎剣閣の内輪もめに首を突っ込む気はないと瞳に言われます。
すると衛風行の動きを封じる徐重華から、閣主となって中原の武林に君臨するために妻子を捨てて屈辱に耐えてきたんだと言われ最初から罠だったのか気付きます。
衛風行を人質に取られたので霍展白は仕方なく剣を捨てるが、徐重華と結託したように装っていた瞳は「お前の逆心を知らせるために生かしておいただけだ」と言います。
霍展白は隙をついて剣を突き刺すと秋水音を頼むと言い残し徐重華は命尽きます。
霍展白は薛紫夜が長無絶を治療するために来ていたが妙風が連れ去ったと瞳に知らされます。先ほど妙風が抱き抱えていたのは彼女だったのかと察し急いで薬師谷へ馬を走らせます。
その頃、馬が走れなくなったために妙風は薛紫夜を抱き抱え突きすすみ、薛紫夜は初めてオーロラを目にし奇麗だと笑みを浮かべます。
妙風は宿場に駆け込み医師はいるかと訴え診てもらうが「助けられない、既に死んでいる」と廖青染に言われ耳を疑います。
噬魂散の毒に侵されているが正確には喉の経穴を見て・・・妙風は確認すると金針が喉に突き刺さっていたので薛紫夜が自死したのだと気付き泣き叫びます。
息絶えた時は苦しくなかったはず、見苦しい最期を迎えたくなかったのだと廖青染は慰めるが「薬師谷に連れて帰れなかった」と耳にします。
恐る恐る顔を確認すると薛紫夜だったので、人の命を救ってばかりで何で危険を冒して谷を出たんだと涙します。
オーロラを見た時の笑みはすごく美しかったけどね。
それにしても徐重華は結局、1話で訴えていたまんまだったって事ね、8年もかけたのに最後の最後で軽率すぎる、何がしたかったのさ、
あそこで霍展白を始末しても他に剣士はいるのですよ。
32話・最終回|笑紅塵
薬師谷に駆け付ける霍展白は薛紫夜は無事かと訴えると沈黙が流れます。妙風がいたので彼女を送り届けたんだろう、どこにいるんだと訴えると寧婆婆から彼女はもういないと言われます。
廖青染が弔っているのを目にし嫌な予感を抱くと寧婆婆の視線の先にある薛紫夜の衣冠塚を見て目がくらみ倒れます。
霍展白は目を覚ますと廖青染に声を掛けられます。夢かと思ったが衣冠塚が目の前にあったので彼女を抱き抱える妙風とすれ違ったときに何で気付かなかったんだと悔やみます。
喉に金針を刺して自死したんだと知らされ耳を疑うと、噬魂散の毒は解毒できないが命と引き換えなら一人救えると言われます。
「自分に移すことで弟を救ったんだ、正気を失ってしまうので私たちの記憶を失う前に去る決断をしたんでしょう、意識を失いかけても薬師谷に戻ろうとしたのは霍展白に会いたかったからでしょう」
極限まで耐えていたはず、最期は穏やかな顔をしていたと知らされ霍展白は涙に暮れます。
霍展白は雪鷂に文を託していたがすれ違って薛紫夜は読んでいないと寧婆婆に知らされます。
梅の木の下に埋めた酒を一緒に飲もう!!
薛紫夜と約束していた霍展白、霜紅たち侍女は谷主が生きていれば今頃楽しく二人で酒を酌み交わしていたはずだと涙します。
その後、霍展白は鼎剣閣に戻ると徐重華を元一宮に潜伏させる策が誤りだったと閣主・南宮言其から謝罪されます。
身を引くから閣主を継いでくれと8年前と同様に言われるが、自分は閣主の座よりも江湖で生涯をかけて悪を対峙することを望むと告げます。
薬師谷では新しい谷主の座に就いた妙風が回天令を廃止したことで賑やかとなっていました。訪れる霍展白は薛紫夜が埋めた酒瓶を掘り起こすと妙風と酒を酌み交わし、彼女が残した医書で多くの人が救われるのでやり遂げたんだと思います。
薛紫夜は瞳(明介)を救い出したいと願っていたと告げるが、瞳が弔いにやってきたので一杯差し出します。
自分を救わなければ二人は幸せになっていたはずだと謝罪され、霍展白は彼女の本望だから責めるつもりはないと酒を注ぎます。
瞳は元一宮の刺客の衣を脱ぎ捨てると罪を清算できるか分からないが仏門に入り、霍展白は彼女の命日に毎年薬師谷を訪れ酒を飲み近況を報告するのでした。終。
己の幸せを捨てて弟を救う、そして大事な人の記憶を失いたくなくて自死するとは泣ける。
正直、このドラマは主役の二人が一緒にいると歌ばかりで話が進まないのでうんざりしがちだった。別行動すれば話が進むからおもしろい、もうちょい歌を減らした方がいいと思うな。
私的には薛紫夜には妙風の方がお似合いに感じた、そして霍展白には秋水音がお似合い。まぁ~なんにせよ結末で一気にもっていったって感じ、迫力ありのお涙頂戴のハッピーエンドだと思う。
雪鷂が急に行き違いが多くなったのもこうゆうことだったのね、その時点で気付いた方はすごい!!