作品概要/キャスト
ジュノ/2PMとイ・セヨン共演・第22代王イ・サンと女官の切ない愛を描く歴史ロマンス
朝鮮王朝21代国王英祖の孫イ・サンは悲劇的な事件で父を失い宮中で孤独に育ち宮女ドギムに想いを寄せる。数年後、成長したドギムは走っていたところ足を踏み外し世孫を巻き込み池に落ちてしまう。反省文を書くよう命じられ書庫を掃除していると中へ入ってきた世孫を司書と勘違いし無礼な態度で追い返してしまう。怒った世孫は何度も書き直しを命じると次第に距離を縮めていくが勢力争いが激しさを増し命を狙われる
イ・サン(ジュノ)ドギム(イ・セヨン)英祖(イ・ドクファ)ホン・ドンロ(カン・フン)ホン・インハン(チョ・ヒボン)ファワン翁主(ソ・ヒョリム)カン・テホ(オ・デファン)フギョム(クォン・ヒョンビン)など
全17話で紹介
ネタバレ感想/赤い袖先
3話・小さな波紋
虎が出現したことを知った世孫イ・サンは宮女のお祭りの日であるため無事に全員を避難させるようドギムに頼みます。
ドギムは仲良しの同僚たちに協力してもらい朗読会を開くと声をかけ人を集めます。虎の鳴き声が聞こえ皆がパニックに陥る中、なんとか誘導させるドギムだが助けを求められ向かった先で虎の餌食となった宮女を目にします。
怖くなり足がすくんでしまうと兼司書ホン・ドンロと名乗っていたサンに助けられます。
ドギムはサンが虎を仕留めたと知り助けてくれた兼司書ホン・ドンロにお礼を言わねばと思います。サンが英祖の許可なく翊衛司を動かしたことで罰せられると本物のホン・ドンロに言われ見殺しにしなくちゃいけないのかと不満を漏らします。
そして兼司書様は無事なのかと訪ねると「そなたが言う兼司書のことは知らない」と言われます。
英祖の末っ子であるファワン翁主はサンを非難する左議政が英祖に叱咤されてすぐに引っ込んだと知り何をやっているんだと激怒します。ファワンの養子フギョムは左議政を訪ねると人命を救ったのも事実だから慎重にならなければと言われます。
チョンソン公主とチョンヨン公主は兄サンを許してとほしいと頼むため書を口実に英祖に謁見しようと思います。サンが許されれば虎退治のために従った者たちも許されるはずとドギムも徹夜で頑張ります。
英祖の謁見がかなわなかった事で公主たちは中殿キム氏(英祖の後妻)を訪ねるが世孫の件は聞きたくないとの意でしょうと言われます。
ドギムなら王命に背くわけではないと公主にお願いされたドギムは書を持参し謁見願います。しかし達筆を褒められた際に望みはあるかと聞かれたので東宮をお許しくださいと思わず口にしてしまい激怒されます。
英祖に命を脅かされたドギムは7歳の時に家が没落し100両貯めて兄に科挙を受けさせるのが目標だったためにそのことを話すと娘に似ている者を殺すはずない、からかっただけと言われます。
何事にも順番があり時機を待っているのだと言われ解放されたドギムは緊張が解け倒れてしまいます。
4話・ドギムの戸惑い
英祖から許され解放された世孫サンはチョンヨン公主が駆け寄ってきたので王宮で何をしているんだと告げるが後ろにドギムがいたので慌てて扇子で顔を隠します。
しかし池の水面に映る顔を通して目が合ってしまい、もはや手遅れだと扇子を投げ落とします。
世孫の顔を目にし言葉を失うドギムは侍講院に行く時間だと本物の兼司書ホン・ドンロがやってきたので騙されていたのだと気付きます。
ホン・ドンロから矢文を放った者が分かったと報告を受けるが証拠がないのなら忘れてしまえとサンは告げます。虎を仕留めた日に何者かが自分に矢を放ったことを告げ犯人は翊衛司の兵だから捕らえよと命じます。
書庫でサンとばったり会ったドギムは「恨んではならぬ、忙しいゆえに気を遣わすな」と命じられます。騙しておきながら謝ることもできないのかと毒づくとサンがまだ書庫に残っていたのでひれ伏して謝罪します。
兼司書と思っていいから思っていることを吐けと言われ何で騙したのか聞きます。
しかし「東宮にいるのに世孫の顔も分からないのは問題だ、兼司書と間違えいたのはお前の誤解だし宮女にいちいち説明などしない」と言われ失望します。
部屋に戻ったドギムは東宮で働きたくないと訴えるがソ尚宮に受け入れてもらえず途方に暮れます。
世孫の世話係に命じられたドギムは机の上の物に勝手に触れるなとさっそく叱責を受けます。書庫に戻りたいと嘆くドギムは世孫様のお怒りに触れた身でお仕えするなんてとんでもない、直ちに所属を変えますと告げ出て行こうとするが呼び止められます。
家族に会える日、東宮を出るドギムは同僚たちが家族と一緒に行くのを笑顔で見送ったあと養女にしてくれた夫婦を訪ねます。感謝を伝えると命令されただけだと言われ、恵嬪様に挨拶しに行きくと世孫についてすべて報告しろと命じられます。
サンは叔母ファワンがドギムに罰を当てようとしていたので東宮の宮女を罰する権利などないと言い放ち連れて帰ろうとしたが内命婦の宮女を総括する中殿キム氏なら罰する権利はあると言われます。
ファワンはこの目で宮女が御道を侵すのを見たから杖刑100回の処すべきだと訴えるがそこに英祖が訪ねてきます。事の経緯を聞いた王様から裁きを託された世孫は御道を侵したとて糺すほとのことではないが叔母上の怒りを買ったのなら半年分の減俸としましょうと告げます。
5話・秘密の会合
恵嬪から世孫について逐一報告せよと命じられていたドギムは妓房に出入りしているサンの後をつけるが護衛に見つかってしまいます。
その場でホン・ドンロに殺されそうになるが東宮の内人を許しもなく殺すのかとサンに助けられます。ホン・ドンロが東宮の内人だと気付かなかったと嘘をついていたのでドギムは指摘するが黙れとサンに言われます。
恵嬪に命に従っていたと告げると主人は誰なんだと問い詰められ「世孫様に殺されぬが恵嬪様には殺されるかもと思い生きたかった」と弁明します。
今から沈黙を貫けと言われ連れていかれると妓房であっても妓生は一人もおらず同徳会の一員として迎え入れられるが父がホン一族の使用人ソン・ユナンだとサンが知っていたので驚きます。
サンは最初は誤解から兼司書と名乗ったが書庫で共に過ごす時間が特別だったから身分を隠したくなったと告げます。
「お前が私に振り回されたのか、私がお前を振り回したのか今ではわからぬが特別な時間だった」
ドギムはこれは告白なのかと呆然としてしまうと先に王宮に戻ってろと命じられます。
サンは英祖から代理聴政を命じられるとフギョムから聞かされたファワンは譲位でもするつもりなのかと動揺します。
裏切り者の翊衛司の兵を突き止めたが口封じされてしまい幼子がいたので葬儀代を渡して近親者のもとへ送るようホンに命じます。
筓礼式の衣装合わせをドギムはホン・ドンロから昨夜のことを謝罪されるが兼司書様との仲を宮女たちに疑われてしまいます。
サンは正装したドギムを発見し王様の寵愛を受けたのかと詰め寄るが式の練習をしていたのだと勘違いに気付き逃げるように去っていきます。
ファワンが世孫が皇宮を抜け出して妓楼に通っていると英祖に告げ口したためにサンは禁足令を命じられてしまいます。ドギムは書を取り上げられたサンのために書物を読むとフギョムから証拠を差し出された英祖がやってきたので本当だったのかとサンの頬を叩きます。