作品情報/キャスト
イ・ジュンギ主演の韓国サスペンス・ラブストーリー
家事や子育てを完璧にこなす家庭的な男ペク・ヒソンの過去には連続殺人事件の容疑者ト・ヒョンスという顔があった。
刑事として愛する夫の過去を追うことになる妻チャ・ジウォン。
夫の過去を知った時、刑事の妻はどのような決断をするのか?
あまりにも切なく残酷な真実に涙が止まらないサスペンスラブストーリー
ネタバレあらすじ/悪の花
第5話・揺れる正体
ト・ヒョンスと思われる男が落としたとされる時計が発見されたと知りジウォンは確認すると夫ヒソンの物だったので困惑し咄嗟に自分が落とした物と庇います。
一方、民宿から様子を伺っていたヒソンはパク・ギョンチュンが運転するタクシーが目の前に止まったので出て行くと乗れと要求されます。
「チョン・ミスクという人物を知らないか?」と聞くが病院で治療しているムジンから電話があったのででると「チョン・ミスクは18年前の最後の被害者で侵入者の妻だ」と教えられます。
パクから盗んだ写真を見せられたので奪ってビリビリに破り、「俺は犯人じゃない」と告げるが父親と共犯だと疑われていたのでいきなり暴行を受けます。
タクシー運転手が民間人を暴行して拉致したと通報が入りジウォンは後輩を連れて向かいます。
現場に落ちていたスマホが娘を待ち受け画面に設定していたヒソンの物だったので被害者は夫だと激しく動揺します。
まだタクシーが近くにいると署から連絡を受けたジウォンはパトカーに乗り込み猛スピードで追跡するがカーナビを投げ付けられてフロントガラスが割れハンドル操作を誤って衝突してしまいます。
刑事が訪ねてきてヒソンが拉致されたと知った両親は「ヒョンスを知ってますか」と聞かれ激しく動揺します。連続殺人犯ヒョンスの犯行を真似している人物を追っていたところヒソンは巻き込まれたらしいと説明を受けます。
刑事は被害者の家族との会話にはいつも苦労するのに「早く息子を見付けて事件を解決してください」と冷静に父親に言われただけで済んだので何かしっくりきません。母親はヒソンに成り代わった事を知っている人物ではないかと恐れるが父親は弱みを掴まれ脅されただけと訴えれば相手は有名な殺人犯なのだから同情されて終わるはずだと慰めます。
拉致され拘束されたヒソンは他人に成り済まして妻子を持って暮らしているとはとナイフを突き付けられます。
「ミスクを埋めた場所はどこだ?」
犯人じゃないから知らない事は教えられないと訴えると妻が失踪した日に父親の車に乗っていたんだと言われます。
その頃、ムジンは当時の捜査担当からミスクが連れ去られたと通報したのはホテル勤務のチャン・ヨンヒだと話を聞き出していました。
当時ずっと父親と一緒にいたと証言して釈放させていたヒソン(ヒョンス)は目撃者は酔っていて覚えていないと証言を覆したはずとパクに訴えます。
しかしミスクとお揃いのストラップをなぜお前が持っていたんだと見せられ、父親の葬儀の時に黄金の魚は幸運を招くから持っていてと姉ヘスから持たされたストラップだったので驚きます。
ジウォンはパクの家を捜査しゴミ箱から鍵屋の切れ端を見付けます。鍵を付けるよう依頼されたらしく現場に急行するとタクシーを発見して署に連絡します。
鍵を破壊して突入するとジウォンは拘束された状態でプールに沈んでいるヒソンを発見し口移しで必死に助けようと試みるとヒソンはかすかに目を開けました。
第6話・夫婦の綻び
心肺停止の状態から蘇生したヒソンはゆっくり起き上がります。病院にいたので正体が知られていると思い逃走しようとすると泣きながらジウォンが抱き付いてきたので「大丈夫だ」と告げます。
二日眠っていたらしく検査が行なわれるが問題なく強制退院させてもいいぐらいだと担当医に言われます。するとヒソンの父ペク・マヌ院長がやってきたのでヒソンは彼の病院なんだと初めて気付きます。
ジウォンは母親をエレベーターまで見送るために娘ウナを連れて病室を出るが彼の両親のこわばった表情を見て不安が押し寄せます。
刑事と格闘して頭を強く打ったパクの手術は成功したが癌を患っており心臓麻痺が起きてもおかしくない状態だと医院長から知らされたヒソンはチャンスは今夜だけだと言われ考えます。
ヒソンは被害者という事で病室で事情聴取を受けることになります。
「スンギルは一息に殺害したのに何でパクはすぐに殺さず拷問したのか、何かを聞き出したい時にするものだ」
チェ刑事に聞かれたヒソンは「こっちが知りたいことです」と追及をかわしていきチェ刑事は自分への極端な偏見を持って聴取しているので担当を変ってくださいと訴えました。
その頃、パクを逮捕した事でスンギルの妻から感謝の電話を受けたジウォンは「ト・ヒョンスの情報があります。何かの役に立てれば」と言われ動揺します。
昏睡状態のヒソンに付き添っているときに「姉さん、姉さんだけは普通に生きろ、俺のことは捜してはいけない。今日からト・ヒョンスを捨てる」と言われていたジウォンは「その情報は自分だけに与えてください」とお願いし電話を切ります。
テレビのニュースでは今でも残っているト・ミンソクの工房が映し出されておりヒソンの工房にも地下があったはずと想い出し鍵を壊して恐る恐る階段を降りていきます。
ジウォンの様子がおかしい事に気付くヒソンは「やります」と医院長に告げ注射器を受け取ります。
病室に入ると「殺しに来ると思った、待ってたぞ」と今まで話せないフリをしていたパクに言われます。人生を壊そうとしたお前を生かすわけにはいかないと注射器を取り出し「妻が亡くなったと知った日に何を感じた」とジウォンの気持ちが知りたくて質問します。
「持っていたストラップは誰かに渡された姉に持たされたもの。ミスク拉致の目撃者と父親のアリバイを証言した自分、どちらも真実だったら共犯者は別にいた事になる。余命2ヶ月ならヒョンスという虚像より実体のある犯人を追え」
ヒソンはパクの命を助け退院すると、パクは妻の捜査をしない警察に頭にきてその家族であるヒソンを狙ったのだと自供しました。
ヒソンが腕時計を落とした事に気付いた頃、ムジンは通報者チャン・ヨンヒから18年前の事件の共犯者の肉声テープを入手し証言を覆した理由は脅されたからだと分かります。
第7話・ヘスの告白
ジウォンは夫ヒソンが無事に退院して自宅に戻るとすぐに体を求められ受け入れるが正体がト・ヒョンスであるため絶えず様子を伺います。
娘を幼稚園に送ったかえり役所に寄って夫の家族証明書を発行してもらいます。ト・ヒョンスはヒソンの両親の協力で14年間ペク・ヒソンでいたのはそれは何故なのか、考えても理由が分からず困惑します。
一方、ムジンは入手した18年前の事件の共犯者の肉声テープをネットに公開すると初日で150万再生を突破しました。みんなに煽てられ調子に乗った勢いでテレビに出演しヒョンスが共犯者だと断定しました。
家に帰ったジウォンはわざとテレビを付けてヒソンに見せ、テープがネットにあがって大騒ぎだと教えます。
ヒソンは一人部屋に戻りイヤホンで確認するとムジンに電話して訂正しろと訴えます。共犯者の声には不審な点があるから事件を追及するなら手伝うと告げるが「お前を信用できないから戦う事にした」と言われてしまいます。
単独インタビューなら応じるとヒョンスの姉ト・ヘスが訪ねてきたので初恋相手なこともありムジンは驚きます。
記者に付けられているらしく誰もいないところで話がしたいと言われ緊張しながら自宅に招きます。
「テープの声はヒョンスじゃない、自治会長を殺したのは私。これ以上ヒョンスを苦しめないで」
ジウォンはト・ヒョンスの過去を調べると13歳の時には先天的な反社会性人格障害だと診断されていました。
レコーダーに触れると豹変して怒り出すと知り殺されたナムの妻から渡されたヒョンスの私物にもレコーダーが入っていたので確認するが聞き取れない状態でした。
ジウォンは鞄を家に持って帰りレコーダーと工芸品の絵が描かれたノートを机の上に出し「ヒョンスを捕まえるから協力して」とヒソンに伝えます。
作風が似ている人に心当たりはないかと聞くとヒソンはなぐり書きのようなデッサンでは分からないと言いました。ト・ミンソクの工房が今も残っているから一緒に行って欲しい、デートしましょうとお願いするとヒソンは笑みを浮かべ頷きます。
ジウォンは事件現場の工房の地下に行きレコーダーを再生するとヒソンは動揺し、もうすぐヒョンスの雇い主が来ると教えます。
明らかに正気を失ったような表情で近付いてきたため拳銃に手をやるがヒソンは倒れてしまいます。
「私が彼を追い詰めてしまったのか、いやずっと騙されていたから心を鬼にしなくては・・・」