作品情報キャストの紹介
フー・ビンチンとチャン・ダンフォン共演の中国歴史ドラマ、政略結婚した楊堅を隋の初代皇帝へと押し上げ皇后の座に上り詰めていく独孤伽羅を中心に描いた作品。
南北朝時代の北周を舞台に政権交代が激しい乱世のなか独孤天下という予言を受けた独孤信には3人の娘がいた。長女の般若は予言を実現させるため愛する人を捨て皇室に嫁ぐも悲しい運命が待ち受けていた。次女の曼陀は自分の母が庶民の出身であることに引け目を感じ権力と金に執着して心を通じ合わせた楊堅ではなく唐国公に嫁ぐ。主人公である三女の独孤伽羅は政略結婚で楊堅と夫婦になるが少しずつ心を通わせ隋の初代皇帝へと押し上げ皇后の座に上り詰めていく。
ネタバレあらすじ/独孤伽羅
第34話・衝撃の暴露
曼陀はこれから生まれてくる我が子を隴西郡公にさせるため嫡子の李澄に罠を仕掛け辺境の候方城に追い出す事に成功します。
ただ1人見送りに来てくれた叔父から「お前は優し過ぎるのが欠点だ。お前が辺境に追いやられ誰が得をする」と聞かれ曼陀にずっと騙されていたのだと李澄は気付きます。
その頃、朝廷では宇文護の息女・新興郡主が大行台の蘇綽の子・蘇威を婿にするのでこの際に郡主を公主に封じてどうかと意見が上がります。
蘇威は亡き父・宇文泰が決めた妹の駙馬であるため宇文毓(北周皇帝)は怒るが生まれる際に公主の風格があると言われたと宇文護は言い証言者まで出されます。
宇文護は勝手に勅命を出し陛下は怒り出すが宇文邕が挑発には乗ってはいけないと止めに入ります。
宇文護を始末してやると我を忘れる毓に般若(皇后)は仕返しをしてくるなんて百も承知だったはずだと言い放ちます。
取り乱す陛下に振り払われお腹を強打すると名医を連れて宇文護がやってきます。
皇后の宮殿にまで宇文護がやってきたので毓は激怒するが「威勢を張るだけでは皇帝など務まらない」と階段から突き落とされます。
そして死産だった子の父親は自分だと言われ毓は作り話はするなと言い放つが体にあるホクロを言われ肩を落とします。
陛下に呼ばれた伽羅が尋問を受けていると知った般若は駆け付け宇文護に身を捧げるしかなかった真相を正直に話します。
恥知らずな女は皇后にふさわしくないと取り乱す陛下に言われ「あなたは皇帝にふさわしいのか」と言い放ちます。最も憎む宇文護と関係を持ったことに頭に来る陛下は出て行ってしまいます。
般若に帰るよう言われた伽羅は楊堅には正直に話すと人生は碁と同じで局面を変えるために利用された碁石のようなものだから責任を感じていけないと言われます。
第35話・初めての口づけ
独孤伽羅から般若(北周皇后)の秘密を聞いた楊堅は激怒する宇文毓(北周皇帝)を宥められるのは宇文邕しかいないと思い私情を捨て会いに行きます。
これ以上こじれたら朝廷が混乱するし伽羅を悩ませたくないと訴え伽羅を生涯大切にする事を約束します。
宇文邕は陛下に謁見し自分は好きな人を娶る事も出来なかったと告げ、般若を今でも愛しましてや子供も生まれるのだから過去に拘るなどばかげた話だと説得します。
陛下は般若が持ってきた離縁状をビリビリに破り釣り合わないのは承知しているが娶ったからには一生妻だと許します。
皇帝の座に就いてから多くのものを失ったので子が生まれたらすぐに譲位すれば独孤の天下は果たせるし平穏に暮らしたいからその後に宇文護にくれてやると告げると般若は頷きました。
毓が許したと報告を受けた宇文護は驚くと哥舒から「般若を消したくないのならせめて政に関われないようにするべき」と進言され取りかかるよう命じました。
思いは断ちきらないと前に進めないと決意した伽羅は楊堅が宇文邕にお願いしたと知り感謝を伝えます。
「心ならずとも結ばれいがみ合っていたが気付けば一緒にいる事にも慣れたし乱世の中で助け合って過ごしたい」
実は既に両想いだった2人は素直に気持ちを伝え初めての口づけを交わしました。
その頃、曼陀は李澄をせっかく追い出したのに母親の命日に戻ってくると知ります。しかも李昞が「苦労せねば家を任せられない」と言っていたので後継ぎにするつもりなのかと部屋に戻り苛立ちます。
吉日である元旦に出産しようと企てる曼陀は法事に行くと1人の女子が李澄に手駒にされたと訪れ自害しました。
何が起きたか分からない李昞は法事に来ない李澄を探しに行くと酔い潰れていたが母親の命日にそんな事するわけがありません。
調べると錦娘が亡くなったことに激怒した裴将軍が錦娘の子を後継ぎにさせるため侍女に銭を与え薬を混入した事が分かります。
「お前が錦錠に非情だったから裴将軍が敵を討ったのだろう。法事の途中で疲れて中座し隙を与えたのだ」
叱咤された李澄は曼陀の仕業だと気付くが父親から失望されショックを受けます。
第36話・執念の仇討ち
作戦がうまく進んだと勝ち誇る曼陀は自害を試みた者が助かったと知ります。
銭を渡して借金がなくなったので口を閉ざすはずと秋詞に言われるが曼陀は口を閉ざす事が出来るのは死者だけだと告げ始末するよう言いました。
李澄が再び候方城に飛ばされることを知った曼陀は喜ぶが元旦に生まれるようにしてくれと助産にお願いしていたのに産気づいてしまいます。
出産したのが女だと知り落胆する曼陀だったがいきなり助産が生まれたばかりの赤ん坊を床にたたき付けました。
追い出された馮氏が井戸に身を投げて亡くなり仕えていた助産はずっと復讐を誓い早産するよう仕掛けていたのです。
母子ともに亡くなる事を企てていたが自分の子が目の前で殺されるところを見せれたから満足だと言われ乱心した曼陀はナイフで突き刺します。
そして下手人は李澄の叔父が遣わしたと証言すれば家族の無事を保証すると告げもう一人の助産にナイフを突き刺し秋詞は命じられたように外に出て助けを求めます。
李澄の叔父だと言われても何の証拠もないので李昞は迷っていると「皇后の妹なのですから朝廷に知られる前に李澄を罰したと上奏するべき、さもないと隴西を奪われる可能性もある」と王氏に唆されます。
「李澄を南寧刺史に任じて流罪とし将来家督は曼陀の息子に譲る」
隴西からの上奏を手にした皇帝(宇文毓)は激怒し官吏を送ろうとするが般若(皇后)は助産の証言だけで何ひとつ証がないから梁家に疑いはあっても罰することは出来ないと告げます。
しかし昇進と見せかけた流罪であり後継ぎを譲れば許されると思っているのかと鼻で笑う般若は「愚かな曼陀でも妹には変りがない、李澄の職を解き李昞に罰金を払わせる。そして曼陀を成陽郡主にすると勅命を出して」と陛下にお願いします。
第37話・嫉妬と悲しみ
郡主の称号を賜ったお礼をする際に姉妹との絆を深めるべきと王氏に進言された曼陀は李昞が辺境を巡回している間に里帰りすることにします。
楊堅と仲良く過ごしていた独孤伽羅は曼陀が独孤家に戻ったと報告を受け会いに行きます。
やっと会えたと手を握られた楊堅は戸惑いながら手を引っ込め、伽羅は厨房に行くと告げ出て行くと冬曲から「何で2人を残して出てきたのか」と聞かれます。
伽羅は自分の意思で楊堅が付いてきてくれると思ったが部屋に留まったので曼陀に未練があるのだと思います。
楊堅が想いを断ち切らなければ夫婦円満は無理だと告げると楊堅の良心に賭けるしかないのかと冬曲は不満を募らせます。
誓いを破っていた楊堅は合わす顔がないと謝罪すると曼陀は「伽羅を娶った以上大切にしてあげて」と贈られた簪を捨てました。
冬曲は曼陀に無礼な態度を取りひっぱたかれます。頭にきて奏状を盗むが秋詞に目撃されており参内した曼陀は皇后に会わせて欲しいと座り込みをし楊堅が出てきたところ気を失うフリをします。
侍女に馬鹿にされ皇后にも会えないなんてと同情を誘うと奏状が受理されていない事を知った楊堅は独孤家を捜索するよう命じます。
しかし、冬曲が盗んだのだと察知した伽羅は自分が盗んだの庇うと冬曲は驚き自分が盗んだのだと言い出します。
そして「まだ許してくれないのね、こんな扱いされるなら帰ってこなければ良かった」と曼陀に言われた伽羅は「せっかく許したのに何で蒸し返すんだ、どうしても私の暮らしを邪魔する気ならこれからは我慢しない」と言い放ちます。
楊堅に怒られた伽羅は「私を追い出す作戦なの、姉上の性格をまだ分からないのか」と言い放ち喧嘩となります。