作品情報とキャスト
秘密を抱える皇帝・皇子・将軍の3人が記憶を失う姫を愛し、隠された真実が明らかとなると感動が押し寄せる中国ラブ史劇
すべての記憶を失った容楽は西啓の長公主だと皇帝・容斉に知らされます。北臨の皇子・無憂と政略結婚することになるが密命により宮中では仮面で顔を隠し町では茶楼の女主人・漫夭として二重生活を送り始めます。無憂は結婚を拒んでいたが漫夭の正体を気付かずに愛するようになり容楽も彼の性格に心惹かれるようになるがそんな姿を見て苦悩する容斉。そして無憂のライバルである北臨の将軍・傅筹は陰謀のために容楽に接近するが彼女を愛してしまう。それぞれの秘密が複雑に絡み合うなかで真実が明らかになったとき、かつてない感動が押し寄せる。
ネタバレあらすじ/白華の姫
第44話/ぶらんこと風鈴
黎王(無憂)と婚儀を挙げた容楽は正式に王妃となるが自分のせいで無憂が都を離れ母親が眠る思雲陵に行かれないことを申し訳なく思います。
ふさぎ込んでいる容楽を心配し無憂は学堂へ連れて行きます。
容楽は無邪気な子供達と接し心安まるが暗唱する詩を聞いて記憶の断片が蘇り再び頭痛を起こしてしまいます。
蕭可が血烏という薬草を探していると知った無憂は容楽のためだと気付き病状を正直に話せと告げるが頭痛は毒によるものだとは誰にも言うなとお願いされていたのでただの頭痛だと言われます。
別山居があやしいと見張っていた項影は令符を目にしてお忍びで傅筹が来ていると察知し、隠れ家に急いで戻り赤ん坊を連れて南に逃げろと痕香に伝えます。
痕香は従うフリをして項影を尾行します。
その頃、「別山居の顧念閣で待つ、旧友より」と文が届いた容楽は誰なのか確かめるため笠を被って向かいます。泠月は外出先で危険が迫るのではないかと思い無憂に知らせるため冷炎に渡すと「別山居で傅筹を見たと目撃情報があり殿下は外出中だ」と言われます。
容楽の前に血烏を持って現われた傅筹は「傷付けに来たんじゃない、会いたかっただけだ」と言います。しかし警戒する容楽は「無憂への愛以外心に入る隙間はないから恨みも捨てたの」と言い放ち出て行こうとすると掴まれたので剣を向けると肩に刺さってしまいます。
第45話/断ち切れぬ情
容楽の恐怖が消えるなら殺してくれと傅筹は自ら刺さりに行きます。
容楽は戸惑っていると無憂(黎王)と無相子が駆け込んで来たので驚くが傅筹を助けるためにやってきた痕香の暗器により負傷します。
痕香は傅筹を連れて逃走し、痕香を逃がすため覆面姿の項影は助太刀します。
容楽は軽傷で済んだが「まさか傅筹とは思わなかった。血烏など要らないし情けも必要ない」と伝えると無憂が不機嫌なことに気付きます。
まともに話をしてくれない無憂を博古堂に誘い無邪気な子供達と接したあと「これからは慎重に行動し危険を避けるようにする」と告げます。
機嫌がなおった無憂は「怒ったのではなく怖かったのだ」と告げこれからは1人で行動するなと約束させます。
北臨の北境では符鴛(皇太后)が思雲陵に足を運び水晶の棺で眠る雲児を見下ろし貶します。
傅筹を忘れかけた痕香だが情が残っている事に気付き看病します。官兵が探しにやってくると傅筹は剣を掴んだが痕香はそれを止め2人で夫婦喧嘩するフリして誤魔化しました。
痕香は今の自分は簡単には人を殺さないし生きる目的がある事を告げると傅筹は「新しい主を見付けたなら裏切ってはダメだ」と項影に伝えます。
項影は将軍府にいるときから知られていたのだと驚きます。
第46話/雪に消えた魂
思雲陵が破壊され雲貴妃の遺体が所在不明だと報告を受けた無憂は傅筹が馬車に乗って城門を突破したと知り急いで追います。
襲撃をかけて馬車を転倒させた無憂は「南境に足を踏み入れた以上覚悟は出来ているはずだ」と傅筹に剣を突き付けます。泠月から血相を変えて出て行ったと知らされた容楽は追いかけ「未来の君主が兄弟を殺してはダメ」と止めに入ります。
自分が片を付けると剣を取り上げるが無憂は「後ろ指を指されようが恨みが深いのでこの手でやる」と剣を取り返します。
無憂はとどめを刺そうとすると「孫継周と結託しただと、笑わせるな。雲貴妃は思雲陵で眠っているはずだ、恨んでいても死者を冒涜したりはしない」と言われ別に黒幕がいるのかと躊躇します。
すると兵を引きつれる符鴛が現われ「息子を殺せば亡骸は返さない」と木箱を見せられます。遺灰にされたの激怒する無憂だが木箱事焼かれそうになったので仕方なく傅筹の身柄を引き渡します。
交換したあと無憂たちは跪いて謝罪するが無憂が木箱を持ち上げると底が抜けるよう細工されており遺灰がこぼれ落ちました。
容楽は泣きながら遺灰を拾い上げ馬車の中にそれを目撃した傅筹は驚いて残酷なことをした符鴛を見ます。しかも馬車には仕掛けがあり北臨帝・威嚇も乗せられていました。
皇宮に戻った傅筹は容楽がその場に残り穴を掘っていると報せを受け駆け付けます。取り乱して掘り続ける彼女を止めると「無憂の自責の念は消えない、すべては私のせいだ、恨みの深さが分かるなら消えろ」と言い放たれます。
第47話/説得の文
孫継周は脱獄し逃げようとしていた孫雅璃と侍女の春泥は蕭煞が捕らえて監禁します。
傅筹(摂政王)は孫継周が訪ねてきたと知り謁見を許すと「南境軍の機密と引き換えに娘の雅璃を救い出して欲しい」とお願いされます。
「実の娘を利用し教え子さえ裏切った者をどう信じろと言うのだ、それに無憂に仕えていた割には彼の性格すら分かっていない。安心して逝くがよい」と言い放ち切り捨てろと部下に命じました。
傅筹は監禁されている允赫(北臨帝)を訪ね酷い仕打ちをされた事を話していると允赫が指で西と描き始めるが符鴛が現われたので止めます。
青州の孫継周に連絡を取ったことはあるかと聞くと森閻宮を出ない自分が遠方とどうやって連絡を取るのだと符鴛は否定しました。早く傷を治して南境に攻め込むべきと進言された傅筹は体制を整える方が先決であり政へのご意見は控えるよう願います。
泠月は監禁されている孫雅璃を訪ね衣と食べ物を差し入れします。蕭煞に「公主を嵌めようとした者に関わるな、同罪になるぞ」と注意され「もう2度と行かないから黙ってて」とお願いしました。
血烏で調合した薬を飲み容楽と無憂は黒髪に戻ります。無憂は容楽に何も告げずに出征すると「春泥がお目にかかりたいようです」と泠月に言われた容楽は通してあげます。
別人となった孫雅璃から毎日暴力を受けているのでそばに置いて欲しいと泣きつかれ様子を見に行くとかなり乱心していました。
無憂から援軍の要請が何度も届いていると范陽王に相談された容楽は出征は理解出来るが兵糧は乏しく道は雪が深いので中山まで攻め込むのは難しいと思います。
貴重な国力と兵力を消耗してしまうので重臣達の説得を范陽王に頼み無憂には文を書いて蕭煞に届けさせます。