中国時代劇/白華の姫
秘密を抱える皇帝・皇子・将軍の3人が記憶を失う姫を愛し、隠された真実が明らかとなると感動が押し寄せる中国ラブ史劇
あらすじは?
すべての記憶を失った容楽は兄と名乗る西啓の皇帝・容斉に心を許すと北臨の皇子・無憂と政略結婚することになるが、ある密命により宮中では仮面で顔を隠し町では茶楼の女主人・漫夭として二重生活を送り始めます。
無憂は結婚を拒んでいたが漫夭の正体を気付かずに愛するようになり、容楽も彼の性格に心惹かれるようになるがそんな姿を見て苦悩する容斉。
そして無憂のライバルである北臨の将軍・傅筹は陰謀のために容楽に接近するが彼女を愛してしまう。
それぞれの秘密が複雑に絡み合うなかで真実が明らかになったとき、かつてない感動が押し寄せる。
相関図・キャスト
ネタバレ感想/白華の姫
1話/記憶を失った公主
皇帝・容斉から「北臨に嫁ぐのが嫌だからと逃走するなんてどうかしているぞ」と言われるが脳に障害を負い記憶を失っていたので何事か把握出来ずにいました。
皇帝の妹で長公主だと知らされるが信じられないので出された薬を投げ付けると「記憶を取り戻したいなら朕が強力するから安心しろ」と優しく言われます。
侍女・泠月に世話を受け皇宮を歩けば皆が挨拶してくるので戸惑います。手のひらには剣で出来たタコがいくつもあり茶道の才能もありました。
皇太后がやってきて泠月に跪くよう言われた容楽は従うがいきなり掴まれたので反抗します。
「西啓と北臨の結盟は決まったこと、お前は嫁がなければならない」
皇帝・容斉は記憶が無いのだから輿入れは当分見合わせた方がいいと訴えるが内乱で疲弊し宸軍が国境に迫っているいま必要なことだと言われます。
決断しなければ母親の骸を見る事になると脅された容斉はひとまず逃がすしかないと小屋に連れて行きます。うっすら馴染みがあると思い出す容楽だが皇宮で育ったはずなのに何故なのか訪ねると母親の身分が低く父親の不興を買い冷宮送りになったのだと知ります。
急に刺客が現われ皇帝と駆け付けた侍従・蕭煞が守ってくれたが見ていた容楽は武術を習っていたこともあり勝手に体が動きます。
なんとか返り討ちにしたものの皇帝が負傷してしまったため急いで皇宮に戻り付き添いで看病します。容楽は西啓の未来のため、そして皇帝に危険が及ばないように北臨に嫁ぐと決心します。
別れの挨拶をする容楽と容斉は互いに離れがたい想いを胸に秘め別々の道に・・・
2話/攏月楼の若店主
容楽は蕭煞と泠月を連れて政略結婚のため北臨に向かいます。
仮面を付けて門をくぐると第9皇子・陳王(宗政無郁)に出迎えられるが肝心要の無憂(黎王)の姿はありませんでした。
北臨皇帝・允赫に拝謁すると皇太子・筱仁から何で仮面を付けているのかと聞かれます。西啓の風習で仮面は婚礼の日に新郎が外すのだと告げると皇帝から許しを得ます。
無憂を呼んで来いと命じられた無郁は性格からして来るわけないと分かっているので仕方なく眠る寝台ごと運び入れます。皇帝に叱責された無憂は「皇子は他にもいる、結婚などしない」と言い放ちます。
あまりの無礼に泠月は表情に出すと容楽は「礼儀正しく文武両道で知略に長けると聞いていたが、これではわがままを言う子供だ」と皇帝に告げます。
しかし互いの国のための結婚なので「互いに知る時間が必要であり半年経っても同じ気持ちなら私は他の方に嫁ぎます」と提案すると興味ないと言われたので負けるのが怖いようだと挑発します。
皇帝の命で半年後に結論を出すことが決まり容楽は公主府に入ります。
仮面を外しやっと落ち着くことが出来た容楽だが「黎王は北臨の前丞相・秦永の弟子で山河志(各国の地形や街の様子、戦の必勝法、天然の要害を記した書)を持っている可能性が高い」という容斉の言葉を思いだし真の目的のため調査を命じます。
山河志さえ見付ければ戻れるので蕭煞から「茶楼・攏月楼にあるようだ」と報告を受けた容楽は仮面を付けていることもあり成り代わって総管の秋怡の目を盗んで抜け出します。容斉から渡された指輪をして茶楼に到着すると「若店主」と番頭・攏月に挨拶されました。
2人が持つ指輪を差し込むと隠し部屋の扉が開きました。
3話/後宮の宴
西啓の公主は醜いと噂を立てたのは攏月であり時間を稼ぐための容斉の策でした。
16年前、符鴛(北臨帝と情を交わし国を捨てた宸国の前皇帝の娘)の焼死など多くの事件がありました。北臨帝の寵妃・雲貴妃は符鴛とは不仲で同年に急死、前丞相の秦永が処刑されたのも同じ年でした。
皇帝が禁令を出した事で秦永と容楽が目的とする「山河志」に関しては話す事も許されなくなったが攏月は香魂楼の名妓・沈魚の父親が当時秦永の配下だったことを突き止めていました。
容楽は戻ろうとすると重臣たちの汚職の証拠を持つ趙が斬られる騒動があり巻き込まれそうになったところ無憂(黎王)に救われます。宮中では仮面を付けているので公主だという事はバレず茶楼の女主人・漫夭として二重生活を開始します。
余文杰は無憂と接触する前になんとか口を封じたと父親・余世海に報告するが密書が見付かっていないと告げます。金の大半は皇太子(筱仁)が手にしているが余家も関わっているので無憂と陳王(宗政無郁)を見張ります。
容楽(漫夭)は目の前に落ちてきた密書を咄嗟に隠して手に入れており隠し通路から抜けて宮内に戻ります。
皇后が主催する宴に招待された容楽は向かう途中で清可王の世子から苛められる昭蕓郡主を救います。武術の心得があるのかと見ていた無憂に聞かれ酒と女子に触れないと調べていたので「私に興味があって宴に参加するのですか」と接近するが皇后が姿を現したのでひれ伏します。
中書監の娘・孫雅璃や昭蕓たちと一緒に中に入るが無憂は失礼しますと去って行きました。容楽は無郁を褒め讃えると2人の噂が広がり余世海は陳王に嫁いでも無憂の勢力は代わらないので余文杰に接近させるしかないと思います。
4話/皇太子の陰謀
容楽は山河志の手掛かりを得るため男装して香魂楼に向かい沈魚を指名するが先約が入っていると言われ振り向くと無憂(黎王)と無郁(陳王)がいました。
容楽は一曲だけ聴きたいのだと金塊を楼主に渡すと噂通り天下の美女でした。取引を持ちかけると「ここから連れだしてくれれば」と言われすぐに実行すると告げます。
舞を披露するときに無憂に触れろと命じ騒動となったところ趙の密書と引き換えに沈魚を救い攏月楼に身請けします。しかし父親が山河志の編纂に関わっていたこと以外は何も知らないようでした。
公主府の厨房が火事となり閉じ込められている蓮心を蕭煞は助けに行きます。余文杰は消火に協力するフリをして駆け付け公主に扮する仮面を付けた翎月を辱めようとするが戻ってきた蓉月は背後から近付き花瓶を振り落としました。
そして襲われたと叫び駆け付けた蕭煞が何度も余文杰を蹴り上げ連行させます。容楽は大事にはしたくない事、そして西啓の侍衛と入れ替えて欲しいと皇帝(允赫)に頼み受け入れられます。
皇帝(允赫)は余文杰に50回丈刑、二階級降格を命じました。
一連の騒動は皇太子(筱仁)と余世海が企てた事だと見抜くが大事にすれば北臨の恥となるのでどうしたらいいものかと弟の范陽王(宗政玄明)に悩みを打ち明けます。
無憂に継がせたいが貴妃・雲児と「権力争いに興味ない無憂には爵位を与えるだけで自由に」と約束していたので強いることは出来ません。思雲陵に向かうと皇太子が「無憂は守りますのでご安心ください」と墓参りしていました。
符鴛が皇帝の酒に毒を盛ったから雲児が被害に遭ってしまったが符鴛を北臨に招き権勢を得て成りあがるために他の妃を娶ったので無憂からは母親を傷付け命を奪った者は帰れと言われます。
全58話あらすじ一覧/白華の姫
第1話~4話まで
第5話~16話まで
第17話~28話まで
第29話~40話まで
第41話~50話まで
第51話~最終話(58話)まで