繁城の殺人 ~大明に蠢く闇~/作品概要
奇怪な殺人事件が次々発生、20年前のある事件が浮かび上がる中国ミステリー時代劇
こちらはWOWOW様で全話鑑賞し、
あらすじ一覧と最終話までのネタバレ感想を紹介します。
繁城の殺人 どんな話?
時は明朝、江南の蠹県で奇怪な連続殺人事件が発生。
それぞれの被害者たちに関連性はなく遺体は奇妙な姿勢を取らされ現場には謎のメッセージが残されていた。
最初の犠牲者となった冷無疾の弟子で若き捕吏の曲三更は、師の仇を取ることを決意し捜査を開始するとやがて20年前のある事件が浮かび上がってくる
繁城の殺人 キャストは?
曲三更(バイ・ユーファン)
宋辰(ニン・リー)
高士聡(リウ・イートン)
冷桂児(シアン・ハンジー)
鳳可追(チャン・ハオウェイ)
林四娘(ズン・リー)
製作総指揮(スン・ジョンホワイ)
監督・脚本(ワン・ジョン)
全12話ネタバレあらすじ/繁城の殺人
1話・奇怪な事件
明、万歴37年江南の蠹県。
通報を受けて城外の畑に向かう捕吏の曲三更は案山子のように突っ立った状態の死体を発見します。
検視の結果、死体は捕吏の統領・冷無疾で体に突き刺さっていた棒には「吾が道 一を以て之を貫く」と書かれていました。首を絞められた痕跡もあり頸椎も折れていたので殺された後に棒で体を貫かれたものと推測されます。
曲三更は刑吏の易統領を訪ね指示を頼むと普段どんな捜査をしているんだと聞かれ、現場を訪れ遺族と会い被害者の足取りを調べ町を牛耳る幇会から話を聞くと答えます。斉家堡での聞き込みだけは力添えを頼むと告げるが全然協力体制にないので仲間を呼ぶと師匠の死で得をしたのはあなただけだと言い放ち一触即発となります。
曲三更は遺族である師匠の娘・冷桂児に会いにいくと父の仇を取ってくれと頼まれます。
「吾が道 一を以て之を貫く」を調べるため知り合いの文人を訪ねると下手人が己の冤罪を訴えたのだろうと言われます。役所に訴えがなかったことで師匠が担当していた事件を調べるが見落としを宋典史に指摘されます。
曲三更は妓楼を訪ね文書袋を紛失した師匠から林女将に聞いてこいと言われたのだと告げるが、すぐに嘘を見破られたので殺されたんだと告げます。妓楼の帰りに殺されたと思われると告げると女将がショックで涙を流したので話せそうにないと思い一旦引き下がります。
再び女将に呼ばれ部屋に向かうと昨日妓楼に来た時の様子はいつもと変わらず新しい知県の話をしていただけだと言われます。
感想・#1
映像だと冷無疾は妓楼の裏道を通って帰ろうとしたところ塀の隙間から銀子が並んでいるのを目にし、盗もうとして体を入れたところロープで首を巻かれ殺されていましたね。
捕吏統領がやることか?覗くだけでも不自然なのに、あれを仕掛けた者は銀子につられて身を乗り出してくると予想したことになるけど・・・ちょっと絵的にダサかったなww
2話・知られざる一面
曲三更は老人から詐欺を働く幇会の者を厳重注意し親分に会いたいと告げます。幇会の五侯府には親分が5人いるが話があるのはうちだけかと訴えられます。
目が見えなくなって3年になる母親から師匠が亡くなったんだからお前も辞めたらどうかと言われます。
「お前の師匠は怖い人で善人とは思えない、父親で火事に巻き込まれて亡くなったし私にとって光はお前だけなんだ」
曲三更は自分が光になるし死なないから大丈夫だと優しく語りかけます。
易統領に呼ばれた曲三更はどこにいたんだと訴えられ宋典史に呼ばれていたと告げます。通常3本の歯根のところ4本ある臼歯を渡されたと告げ理由は分からないと告げると言わないつもりかとまたもグチグチ言われます。
崔家から骨董の花瓶が盗まれた事件を三日以内に解決できなければクビだと言われ、とっくに解決済みだと言い放ちます。
曲三更は高士聡と酒を飲んで易統領の愚痴をこぼしていると詐欺師がいたので俺を尾行していたなと外に連れ出しボコボコにします。捕縛して名前はなんだと訴えると銭莫だと分かるが酔っ払っていたので師匠の娘・冷桂児から捜査をしないで何やっているんだと水をぶっかけられます。
師匠の家の地下には棺が置かれているがその中には大金がみっちり入っていました。銀子に刻印があり同時に鋳造されたものだと分かるが冤罪を晴らした謝礼にちがいないと師匠を信じます。20年前に起きた火事の調書と処方箋があったが日付を見ると父の命日であり困惑します。
陸家の者が全員亡くなった火事であり当時を知る者から聞き込みを開始するが新たな事件が発生し王先生らしき死体が発見されると「童子 六七人 暮春には春服すでに成り~」と文字が残されていました。
「晩春のころ、新しい春服を着て成人と童子を数人ずつ伴い沂水にて体を清め、無雩で風に吹かれ日暮れには歌を歌いつつ家路につきたい」
感想・#2
3話・殺害現場
王先生は後頭部を何度も殴られ殺害されており口の中には頭部のないひよこが埋め込まれていました。
鳳可追から同一人物の犯行かと聞かれ、曲三更はおそらくそうだろうと思い頷くが犯人はまだ殺すだろうと言います。高士聡をくわえ3人で話し合うと「論語」の一節から解読し、王先生はかつて子供たちに悔いるべきことをしたのかもしれないと推測します。
曲三更は易統領に幇会について調べた帳簿を進呈しクビになった高士聡たちを復職させます。宋典史は妓楼を後にしようとすると会計は終わっていると言われ支払ってくれた人に会いに行きます。
薛挙人の執事・張継祖から妓楼の裏通りにある空き家を売ってほしいと頼まれます。前に冷無疾も売ってほしいとやってきたが荒れ放題であっても家主がいると告げます。
陸家の火事について調べる曲三更は、下男・陳旺が生き残り博打でぼろ儲けし屋敷を構えたと知るが妓楼の裏通りにあると知らされます。結局借金を抱えて身投げしたと聞かされるが調べを続けると養子となった陸直という者が生きていると知ります。
感想・#3
これからは曲三更が目付役で後ろ盾に宋典史をえたことになる。
4話・出火元の陸邸
20年前、陸家は蠹県で女も子供もいない最も寂しい屋敷であり当主の陸遠暴と数名の使用人しかいませんでした。
使用人の陳旺はたびたび博打をするために抜け出しており、善良で優しい若様・陸直は皆に愛されていました。王先生の塾に通う陸直は秘密を知ってしまい陸忠に相談すると大人の隠し事する知る必要はない、誰にも言ってはいけないと忠告されます。
ある日、小宝子を尾行すると何やら冷無疾に渡し銀子を受け取っていました。追及すると妓女の四娘が冷無疾とできているようだと知ってしまいます。
二人の密会の様子を伺うと陸遠暴がお抱えにした妓女が行方をくらましていると知るが盗み聞きしているのがバレてしまい捕まってしまいます。連行すると夜回りをする曲天明に見付かってしまうが泥棒を捕まえたのだと告げ誤魔化します。
陸直は殺されそうになるが当直を陳旺と変わっていたこともあり見回りの用の提灯を置いてきたから自分に何か遭ったら間違いなく不審に思われると訴え難を切り抜けます。
感想・#4
陸直はいちいち人を探るし賢いのかもしれないが性格はどうなのって感じね。現在で起きている事件は陸邸の火事と関係があるみたいだが・・・
5話~8話
9話~12話/最終回