中国ドラマ「半妖の司籐姫」
時は 2020年、秦放は曾祖母の恩人を探すため恋人の安蔓を連れて達那を訪れていたが謎の男たちに連れ去られ秦放は深い谷底に落とされてしまう。
秦放は司籐と名乗る女性に助けられるが彼女は100年前、地球外物質によって植物が変異し生まれた生命体「苅族」であり秦放の体から流れる血液によって目覚めた者だった。秦放は助かったものの司籐のそばを離れると死んでしまう体になってしまう。
心優しい秦放は安蔓を捜すために人間を信じられない司籐に従い奇妙な関係となる。
ネタバレあらすじ/半妖の司籐姫
第1話・眠りの地へ
人々から司籐(スートン)と呼ばれる女性は華美紡積工場で殺害される。
目撃していた車夫のジアは捕らわれてしまうが「生きたいなら骸を携え居を移しなさい」と言われダーナに運びます。
~数百年後、
建築士の秦放(チン・ファン)は恋人の安蔓(アン・マン)を連れてバスでダーナに向かっていました。
バスの中では地球外物質によって植物が変異し生まれた生命体・苅族が存在し人間は彼らに対抗して懸門という組織を作ったという逸話が紹介されていました。
秦放は曾祖母の恩人ジアに感謝を伝えるためにダーナにやってきたが誰も住んでいないようでした。
宿に到着し秦放は着かれて眠ると安蔓は「ほんとに良い人、好きになってよかった」とつぶやき出て行きます。趙江龍に会いに行き「恩は忘れない。これまでもらった金は一生かけて返すから私の正体を彼に言わないで」とお願いするが暴力を振るわれます。
趙の体にナイフが突き刺さっているのを目にし罪を着せるつもりだなと察知し急いで戻って寝ている秦放を車に運んで逃げ出します。
しかし謎の男たちに追いつかれ車から引きずり出されます。
「趙が持ってたろ、九眼天珠をどこへやった」
車の中でうっすら意識が戻る秦放は彼女が暴力を受けているのを目にするが男たちによって深い谷底に落とされてしまいます。
「星雲閣の者は懸門の技を学べずとも苅族を滅亡へ導くことを人生の至上命題に据えねばならない。私は司籐という苅族に苦戦した、司籐は西南の擎天樹に寄り添う白籐バイトンが苅族に変異したものだ、同類を憎み懸門を脅かした」
星雲閣の弟子たちは師匠が書いた札を庭の土の中から発見するが1946年に滅ぼした司籐が復活すれば星雲閣に異変が起きると書かれていたので復活したのだと把握します。
秦放は自分から流れる血液で100年の眠りから覚めた苅族の司籐に助けられます。
自分に起きた事が信じられず怖くて逃げ出すが司籐のもとに体が引き寄せられ「今日から私はあなたの主、従いなさい」と言われます。
第2話・離れられない運命
秦放は司籐を連れて宿に戻り彼女のために湯を張ります。
秦放は現代を知るためにテレビでも見たらどうかと勧めたあと安蔓に電話するが繋がらないので親友・単志剛に連絡を取り彼女を捜すようお願いします。
とにかく行き先は何処でもいいから一番早い便のチケットを買い逃げようとしたが身分証を入れたバックを置いてきたことに気付き戻ります。
お腹が空いたから買物行くと告げ逃げ出しバスに乗り込むが外見が化物のようになり乗客が騒ぎ出します。窓から飛び降りて人目を避けながら逃げ出すと徐々に元の姿に戻ってきている事に気付きます。
ダーナの方に向かえば本来の姿に戻っていると気付き司籐から離れられないのだと気付きます。
その頃、東と斉に拉致されている安蔓は彼を心配させないために携帯を借り戻ったら連絡すると単志剛に伝えます。
司籐に夢はあるかと聞かれた秦放は「生きて君から離れ自由に呼吸をし脅える必要のない普通の人間に戻りたい」と訴えます。
「同族に人間を救える者がいるが代償が必要という噂がある。私は欠けた半分を取り戻しやり直したい」
第3話・異変の理由
蒼城山にある星雲閣の後継者・顔福瑞は長鳴山の王乾坤を出迎えるが李正元は彼の大師匠で何年も前に他界していると知らされます。
司籐が蒼城山(苅族と敵対する組織・懸門がある)に行きたいと言うので秦放は最短経路を調べます。途中店に寄り店員が彼女に似合う服を持ってくると「動物は森で暮らしているだけなのに何で毛や皮を剥いだりするのか」と怒りだしたので慌ててチャイナ服を用意します。
司籐が現代社会になじむようUFOキャッチャーや映画を見せたりして手助けするが「男なんて裏切ってばかりだ」と毒付くので失恋でもしたのだろうかと秦放は思います。
安蔓を捜して欲しいと頼んでいた単志剛から連絡を受ける秦放だったが「学校もデタラメ、親友と言っていた人は出会ったばかりの人、金を渡して両親のフリをさせていた」と言われます。
彼女が言っていたことはすべてデタラメだったと知り動揺するがダーナには自分が誘って何らかの事件に巻き込まれたのでほっとけないと告げます。
その頃、秦放が崖から落ちて死んだと思っている安蔓は敵を討つまで何としても生き延びると心に誓っていました。
蒼城山に到着する司籐は懸門の懸師・丘山を捜すと言うので秦放は今の時代では人を殺すと牢送りになると警告します。
顔福瑞は司籐が復活したんだと思うが王乾坤が「苅族など古人の錯覚の産物だ、架空の生物だし死後80年も経っている」と信じてくれないので星雲閣の庭を見せます。
司籐は「李正元」の名を語る顔福瑞と王乾坤に声をかけます。昔、李正元から檄文を受け取ったことがあり漢字を創案した者や文人を死に至らしめる筆だと思い出します。
顔福瑞が丘山の弟子だと知り星雲閣に向かうと庭にできた大きな穴から2人が出てきました。籐の蔓を操ったことで顔福瑞は司籐だと確信し脅えます。
丘山は15年前に急にいなくなり、苅族は1946年に丘山によって滅ぼされたと知り自分は殺されたのだと司籐は思います。亡くなったのは1939年と聞いていた秦放は司籐と一緒に穴に入ると墓がありました。
第4話・廃れた懸門
司籐は墓にあった自分の髪を手に取ると秦放に「抑えるための場所か」と聞かれたので「こんな仕掛けで抑えられるわけない」と告げます。
懸門一派・長鳴学斎の門下である王乾坤を籐殺(トンジャー)の技で締め上げて詳細を聞き出そうとするが本当に知らないようなので王乾坤と顔福瑞を使いとして送ります。
司籐が復活したと報告を受けた長鳴学斎の長・蒼鴻は各地に散らばっている懸師たちに連絡を試みるがすっかり廃れてしまっており敵を倒す懸門の技を継ぐ者もほとんど残っていませんでした。
顔福瑞は連絡が取れた懸門一派の者たちを出迎えるが復讐に燃える苅族が相手なのに職業もバラバラで烏合の衆だと嘆きます。
その頃、司籐は「自分が復活したのだから、あなたもどこかにいるはず、何故会いに来ないのか」と考えていました。
全29話あらすじ一覧/半妖の司籐姫
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13話~21話
22話~29話/最終話