灼灼風流~宮中に咲く愛の華~
ジン・ティエン&ウィリアム・フォン共演、官職を目指すヒロインと深い傷を負った王が陰謀に巻き込まれながらも困難に立ち向かう中国時代劇
全40話を視聴し全話あらすじ一覧と見所キャスト、最終回結末までネタバレ感想で詳しく紹介します。
あらすじ&キャスト
江南一の富豪である慕家の七女・慕灼華は父親が18人目の側室を迎え入れる日を狙い侍女・郭巨力を連れて抜け出し科挙を受けるために定京に行く。
医術の才能を生かし生計を立て科挙に向けて準備していると偶然にも虎と恐れられる南宸定王の劉衍と出会う。
彼はかつて3万人の軍を率いて国のために戦い女子の科挙受験を実現させた張本人であったが裏切りによって多くの仲間を失い深い傷を負っていた。
全40話で紹介します。
ネタバレ感想|灼灼風流
23話|割り切った関係
慕灼華は観政として戸部にやってきた孫紜紜に好き放題され、さすがに目に余るので叱るが様子を見に来た皇太后から行き過ぎた指導だと責められます。
親戚同士は結束が固いようだと内心思いながら罪を認めてあげると罰を受けることになります。
跪いていると長子に乗った孫紜紜から孫一族は江左一の名門貴族で私は孫家の嫡女だから後ろ盾は皇太后と淑妃なんだと言われます。
定王の妻になるための準備を備えているのでだと訴えられ、慕灼華はこれ以上目を付けられないために定王とは何の関係もないから私を困らせようとしても時間の無駄だと告げます。
しかし、慕灼華が罰を受けていると報告を受けた劉衍が薬を手に戸部に来ておりその話を耳にしていました。
慕灼華は孫紜紜を宥めるために訴えた事が劉衍に聞かれているとは知らず、避けられているように感じると彼が孫紜紜と一緒にいる姿を見て落ち込みます。
そんな時、劉衍から急用だと呼ばれ駆け付けると薛笑棠が発作を起こして急変した事を知ります。
1皇子・劉琛は慕灼華が好きな沈驚鴻を呼び出し彼女の趣味や好きなものを聞き出します。
慕灼華は劉衍と孫紜紜が婚姻を賜った噂を耳にし肩を落として戻ると郭巨力から年に一度の祭りだから行こうと半ば強引に連れ出されます。
慕灼華は祭りを楽しんでいたが劉衍と孫紜紜が一緒にいるのを見て執墨のもとに行って来いと郭巨力を行かせます。そして天灯を見ながら定王を諦めようと決心すると、何で私に情がありながら身を引こうとするのかと劉衍に声を掛けられ驚きます。
皇太后に夫婦になるよう命じられたが望んでなどいないし孫紜紜にもはっきり忠告したと言われ、気持ちは嬉しいが仕官になり郭巨力を養えればいいと定京に来た時に誓ったのだと告げます。
すると劉衍は過去の真相を暴くために生きてきたので誰も愛さないし子も成さないと誓っていたが生涯を共にしたいと思う女子に出会えるとは思いもしなかったと言います。
「志を諦めさせるのは愛ではない、そなたは嫁かず、私も娶らない、愛し合えればそれでいい」
二人は口づけを交わすと目撃した孫紜紜は持っていた霊犀を叩きつけます。慕灼華が合わせたら一対となる玉佩を劉衍に贈られ気持ちを一つとします。
落ち込む孫紜紜だが慕灼華は淮州出身で本名は慕琦、戸籍を偽装したんだと母親から知らされ元気を取り戻し皇太后に報告します。
そして皇太后はどこでも顔を出すけど普通は後宮から出ないものよね。
孫紜紜、口づけを目撃したにも関わらずしつこいな。母親もなんか卑しい性格しているし少しは長男の孫雲謙を見習ったらどうなんよ・・・そういえば沈驚鴻は度々登場するけど孫雲謙は全然出てこないね。
24話|愛情表現
皇太后に呼ばれる劉衍は孫紜紜が慕灼華の素性を調べ皇太后にチクったようだと察します。陛下が知れば直ちに綱紀を正されるかと思うがどうお考えかと孫紜紜に聞かれ、卑劣な行為に私を巻き込む気かと言い放ち皇太后に挨拶してその場を去ります。
皇太后に呼ばれた慕灼華は来歴の偽造が明るみに出てしまったので弁解はしないと告げると連行を命じられます。
慕灼華はその場に劉衍を連れた皇帝がやってきたので驚くと孫紜紜が来歴の偽造を訴えたので望まぬ婚姻を決められた上に仕官の夢をあきらめきれずにやむなく偽造したのだと弁明します。
劉衍は慕灼華は実力で探花となったが過去が暴かれれば民の幸福を守れなくなるので恐れていたと庇う一方、孫紜紜は貴族を優遇する恩蔭制により戸部観政の職を得たのに民の幸福など頭になく人を陥れることに精を出すと非難します。
皇帝は偽造の件はとうに受理していたと教え逸材を失いたくなくて新帝の補佐にふさわしいかどうか確かめるために慕灼華を江南へ行かせたのだと告げ、偽造を把握したなら皇太后ではなく朕に報告すべきだろうと孫紜紜を叱責します。
皇太后が横やりを入れてきそうだったので政務に口を挟まないよう告げると観政の職を辞して孫家に帰り令嬢に戻れと命じます。そして慕灼華には三カ月無報酬の罰を与え集結させます。
慕灼華は劉衍との関係を深めるが秘密の関係性なので人目を気にし今後は節度を守るよう忠告します。
しかし彼女に会うことを我慢させられる劉衍は何かと理由を付けては訪ねて来させるよう細工するが他の人が来るために苛立ちます。
ようやく彼女がやってきたので戸部での任務を報告させ食事に誘います。
方志遠はどうでもいいけど1皇子・劉琛まで慕灼華に想いを寄せているとは。
皇子だったらさっさと陛下に頼んで婚姻を賜ればいいけど、それをしないから劉琛は性格いいのかも!
最初と全然違うから成長しているのかな。
久しぶりの慕灼華、孫雲謙、沈驚鴻のトリオが揃いましたね。
25話|祖父からの手紙
孫雲謙は慕灼華は非の打ち所のない立派な官吏なんだから手に入らない恋に執着するな、痛みは時間が解決する孫紜紜に告げます。
密かに治療を受けていた薛笑棠が危篤状態に陥るが慕灼華は柔嘉公主・劉皎が雪塵丹の薬を持っていると太医に知らされ会いに行きます。
人助けになるならと差し出してくれたのでご厚意に感謝するとすぐに効き目が出て薛笑棠が命を取りとめたので安堵します。
慕灼華は屋敷で傅聖儒の手記を発見すると、いたずら書きを目にし亡き母が幼い頃に描いたものだと気付きます。ふと手巾に描かれた杏の絵を気にし確認すると描き方が粗く、長く保存できるように水に強い薬液を使っていることに気付きます。
雲妃の死の真相を隠す口封じで祖父は亡くなったので何かを伝えられ母が急いで描いたのではないかと思います。
劉衍は杏の木の周囲を掘り起こしてみると壺が出てきて祖父が綴った文が出てきました。
環陽散は治療のために開発した薬で意に反して薬効が強すぎると分かり破棄しようしたら皇太后に阻まれたと知ります。
出血多量の雲妃の治療を担った際に環陽散が原因だと悟り自分は亡き者にされると確信しいつか真相がさらされるよう願って書いたものだと分かり劉衍は怒りに震えます。
劉衍は目覚める薛笑棠に5年前に何が遭ったのだと訴えます。いつまでも逃げ続けていたら堂々と劉皎に会えないと訴えると軍が出発する前日に皇太后に呼び出され定王を戦死させるよう命じられた事を知らされます。
妻子を人質に取った袁成明に進軍図を要求したが任務後に皇太后の指示で袁成明を追っていた時に親衛隊に命を狙われたのだと知り、母を守るために陛下が放った親衛隊だと察します。
劉衍は皇太后に会いに行き隣の部屋で待機するよう慕灼華と薛棠に指示します。慕灼華と結婚し江南で気ままに暮せばいいと酒を差し出されるが異様な匂いがしますねと杯を戻します。
環陽散を御存知かと訴えると聞いたことがないと言われ、太医院で作られたのだから知らないわけがないでしょうと告げます。
傅聖儒の遺書が発見されたと告げると本物がどうか怪しいと言われ5年前に3万の命が犠牲になったのはどう説明するつもりだと言い放ちます。
死人に口なしだと思いしらを切るつもりなら生きている人の話をしましょうと告げ薛笑棠を呼びます。
なにわともあれ5万の命を犠牲にしているのだから許せるわけがない!!
26話|最期の願い
劉衍は逆賊を捕らえよと皇太后に訴えだしたので、どちらの配下が来るでしょうねと勝ち誇るが静養中の陛下がやってきたので驚きます。
皇帝は劉衍が殺されると心配して駆け付けており連れて帰ろうとすると「一緒に劉衍を見送りましょう」と皇太后に言われ約束したはずだと訴えます。
皇太后は30年前に腹を切らねば流産で雲妃と共に死んでいたはず、5年前に劉琛が助けに行かねば死んでいた、何で死なないのだと開き直って劉衍を責め、皇帝は私の弟であり母上が育てた息子だろう、情は湧かないのかと責めます。
皇太后は雲妃が夫を奪ったから亡き者にしたが夫が後を追おうとしたので仕方なく先帝を活かすために劉衍を引き取ったに過ぎないと言います。
皇太后はすべてお前のためにしてきたのに何で劉衍を庇うのだと皇帝に訴えます。皇帝は劉衍には何の罪もないのだと皇太后に怒りをぶつけます。
父が私に隠れて環陽散を使って雲妃が死に後戻りできなくなったんだと皇太后は口にすると劉衍は父や母、そして自分のことはどんなに恨んでも構わないが3万の兵を犠牲にしたことは許せないと言い放ちます。
いずれにせよ3万の兵の無念を晴らさねばならないと告げると証拠もなしに陥れる気かと皇太后に訴えられるが薛笑棠はご自分の令牌をお忘れかと掲げます。
劉衍は自分の血には3万人の恨みが流れているので皇太后を許すなんて無理だと皇帝に売ってます。持病をかかえる皇帝は無理がたたって吐血すると「南宸と子供たちを頼む、母上を許しお前は生きるのだぞ」と口にしそのまま帰らぬ人になってしまいます。
慕灼華は皇太后の発狂する声を耳にし駆け付けると周慕と執剣も駆け付け、人がやってきたので大逆罪に問われたら弁明が難しいと考え劉衍を連れて脱出します。
劉皎は駆け寄ってきた薛笑棠に抱きしめられるが、私のためなら命を捨てると言ってたわねと告げ短剣を突き刺します。皇太后と結託して多くの命を奪ったのだからこの結末を迎えるのは当然でしょうと告げその場を去るが陛下が崩御したと訃報を受け急いで引き返し泣き叫びます。
劉皎は皇太后が目を覚ましたので父上はあなたに殺されたと訴えます。皇太后はつまみ出せと佩蘭に命じていたが済善堂で育てた自分の配下だと教えてやり下がらせます。
人を操っているように思われていたようですが私の駒にすぎないと言い放ちます。済善堂の情報網を用い北涼の密偵の情報を薛笑棠に伝えたから劉衍に重傷を負わせることができたのだと教えます。
この5年間、冤罪で犠牲になった者たちに狙われる悪夢で苦しんでいたでしょうがその中に杏児はいなかったのかと訊ねます。
名家の娘を嫁がせるために寵愛を受けていた生母が殺された時、江南へと飛ばされたが幼くてもその頃から必ず敵は討つと己に誓っていたと教えてやります。
すんげぇ、劉皎が復讐心を胸に戻ってきたとはまったく気付かなかった。しかも最初から済善堂の情報網を用いて自分に好意をもつ薛笑棠に近付いていたんだ。
誰にも気付かれず5年間ずっと誰とも交際せず薛笑棠の姿絵を飾っていたとは、いやいや聡明なお方だと思っていたからすっかり騙された。
でも、これは復讐だから良しww