作品情報キャスト
双子の姉妹一人二役を演じるチン・セヨンと初の時代劇の王役に抜擢されたキム・ミンギュが共演した韓国時代劇。姉の命を奪った者を捜すため揀択に参加した女性と初恋の人を想い続ける王の愛を描いた作品
朝鮮王朝の王イ・ギョンは何者かに襲われ王妃と共に命を落とす。都城一の情報商で巫女のウンボは銃の情報を売ったことを思い出し遺体から銃弾を探し出そうとするが突然王が息を吹き返し驚いて飛び出してしまう。幼い頃の記憶がなかったウンボは大司憲に連れられ大罪人として囚われる父の姿を目にするとすべての記憶を思い出す。息を吹き返したものの王妃を失い失意のそこにいる王は夢の中で王妃とそっくりな女性と出会うが・・・
ネタバレあらすじ/揀択カンテク
(注・私が参考にしたのは32話に分かれた作品ですが1話30分と短かったので2話分を1話として全16話として紹介しています)
第7話・
ホン・ヨンの名で揀択に参加していたウンボは嫌がらせに打ち勝ち合格して次に進みます。しばらく休暇が与えられることになり侍女を連れてイ・ジェファ大君の世話になっているワルに会いにいくが留守だと言われます。
侍女はちょうど帰ってきたイ・ジェファ大君を見て拉致されそうになったところ助けてくれた人だと驚き感謝を伝えます。
ウンボも感謝を伝えワルが迷惑かけているでしょうから追い出すよう告げるがペク・チャヨンが揀択に参加させた女性が恋心を抱くウンボだったのかと悟った大君は何も言わずどこかへ行ってしまいます。
ペクから確認を取った大君は最初から知っていれば揀択に行かせなかったと悔やみます。
黒幕
罠に嵌められ拷問を受けるワルは「芙蓉客主の主人だったが今は大君様の屋敷で居候させてもらっている」と訴えます。
ファン内官に詐欺師だと疑われるが妓生のチョヒャンが客を斡旋してくれているので紹介されて行ったのだと訴えると王様イ・ギョンは妓楼に行って確かめるよう命じます。
今まで大君を疑いもしなかったが黒幕である可能性は十分あると王様は思います。
一方、ウンボは妓楼で遊んでいるのだろうと訪ねるとチャヒョンから仁王山へ行ったっきり戻ってこないと知らされます。
しばらくして王様に命じられたハン護衛官は妓楼に到着するとワルが芙蓉客主の主人だと分かるが妓生のチャヒョンが行方不明となっていました。
その頃、ケピョンは「王様にヨングンの素性がバレてしまったが芙蓉客主の男を身代わりにしました」と左議政チョ・フンギョンに報告しました。そして王暗殺を失敗した事を詫びるとホン・ヨンを調べるよう命じられます。
再揀択に来させないようにするため娘ヨンジに喘息を引き起こす薬を預けていたが飲んでも様子は変わらないと聞かされ疑問に思ったのです。
大君の誤算
ペク・チャヨンとホン・ギホは大君とウンボが顔見知りだと分かり計画が台無しになるのではと話し合います。
娘に刀を握らせ王を暗殺するつもりだった大君は「計画は中止する」と告げると「大義のために怯んではなりません。娘を駒にするのは大君が考えた策です」と言われます。
悩む大君は屋敷に戻るが入宮しろとの命が届き王様に謁見します。
「目前に迫っていた王位を逃してしまい悔やまれぬか?」
滅相もないとひれ伏すと芙蓉客主の事は知っているかと聞かれワルのもとに連れて行かれます。
「ほら吹きです。同情して住まわせてやったのにすぐに行方をくらました。こいつが何したんですか」と言い放つと王様に分かったから下がれと言われます。
王様は大君に見張りを付け「誰の紹介で大君の屋敷で居候することになったんだ、白状しないと解放しない」とワルを問い詰めます。
再揀択
ペク・チャヨンに連れられ根拠地に案内されたウンボは母親と再会します。
根拠地がどんな場所なのか疑問を抱えるが再揀択があるので準備します。その頃、大王大妃ミン氏が審査を尚宮に任せた事で領議政キム・マンチャンの姪ソンイを王妃にしたいキム派の大妃は嫁を選ぶ権利も与えられないと精神的に病んだフリをします。
お見舞いに足を運んだ王様と大王大妃は演技かと勘付くが「そこまで切実なら選ぶがよい」と大王大妃は許可します。そして今回は指示に従うだけの審査であったが大王大妃は同じ課題を与えて2人を競わせ大妃が課題の出来だけで判断しなければならないように細工しました。
ウンゴは大妃に餅を作るだけだったが大妃が買収していた女官が付いていました。料理に細工されそうになるが王様に命じられたファン内官が監視していたことで助かりウンボは三揀択に進むことになりました。
第8話・
三揀択まで勝ち進んだウンボだったが捕らえられている芙蓉客主のワルを見て王様イ・ギョンに謁見願います。
「犯人として捕らえられた者をお助けください。王様がお堂で話していた相手は自分です。私はウンギです」
激怒されるが「世子だった頃に日月星辰に誓っていつでもそなたを助けると約束してくださいました」と告げると王様は驚きます。
そしてお堂で謁見していたのは自分である事、そして正体を明かせなかったのは揀択に出る条件として大王大妃に命じられたからだと伝えます。
犯人を突き止めるために大王大妃とホン・ギホが協力してくださったのだと告げると「打ち明けてくれて嬉しい」と王様に抱き締められます。
大君の決意
「後は自分に任せて揀択は中止する」と言われるウンボだったが自分でやると告げます。
すると見送りに来てくれたファン内官から「カン・イス様を助けようと脱獄を企て側近に命じたほどです。どうか王様の心をご理解ください」と言われ、ペク・チャヨンから聞いていた話を違うため驚きます。
三揀択は大王大妃が選ぶのでキム家に与してくれない事から領議政キム・マンチャンは審査に関わる王族を使って圧力をかけるべきと思います。
一方、左議政チョ・フンギョンは本物のホン・ヨンを見付けた事で好機だと思います。王様に呼ばれたイ・ジェファ大君は「ホン・ヨンを知っているようだな。救ってくれたみたいで感謝する。私の女だから」と言われ言葉に詰まります。
宮殿を出ようとしたところ「卑しい逆賊が上を見てはならない。大君に用はないはずだ」と叱責を受け迷いが吹き飛びます。
王様の真意
王様はすべて元通りにしなければならないと思い「カン・イスの件を調べ直します」と大妃に告げます。
女官に嘘の証言をさせた大妃に「罪を正してください。なし得る限り減刑にします」と訴えると話にならないと流されます。
時間を差し上げますので自ら明かすか私の手で明かすか母上に委ねます
王様はお堂にウンボを呼びワルと会わせます。銃使いの2人の死体と一緒にいたことは確かなので詳しく話すよう命じると死際に「ケピョン」と口にしていた事が分かります。
王様はワルを羅将に任じケピョンを調べるよう命じました。
装身具を王様から渡されたウンボは10年前に自分が持っていた物だと分かるが王妃ウンギが妹を忘れないために持っており揀択の際に落とした物だと知ります。
「10年前、世子だった頃に圧力に負けて署名してしまい臣下を罷免した。王になってからその臣下の命を救えなかった。まだ間に合うなら元に戻したい。カン・イスの名誉を回復してそなたを王妃に戻す、待ってて欲しい」
ウンゴは10年前に当時世子だったイ・ギョンが訪ねてくるのをずっと待ち続けていた事を思い出し王様が好きなんだと気付きます。
大妃の謀略
ウンボは訪ねてきたペク・チャヨンに「王様に敵意を抱くような嘘をなぜ付いたのか」と聞きます。
「大義とは何なのか?目的は何なのか?あの根拠地は何なのか?私を王妃にしたい理由はなんなのか?」と言い放つと三揀択に選ばれたらすべて話すと流されてしまいます。
同じ敵を持つ左議政からホン・ヨンは偽物だと知らされた領議政は大妃が嘘の証言をさせた女官を始末し罪を着せようと企てます。
三揀択のお題は「1つを得るために1つを手放す」であり、「王様を補佐する王妃は慎み深くなければならない」と箱を渡されます。9歳の時からイ・ギョンに想いを寄せているヨンジは誰にも邪魔させないと決意をウンボに伝え、ソンイはホン・ヨンは蘇った王妃だと噂を流します。
大妃から文が届けられウンボは受け取ると「お前の父親は目の前にいる女官に殺された」と書かれていました。翌朝、その女官が殺され文を渡しているのを目撃していたヨンジは脱落させるチャンスだと思いホン・ヨンと会っているところを目撃したとチクります。
義禁府が調べるとウンボの寝室から毒が発見され連行されます。