作品情報・キャスト
現代の記憶を持ったまま戦乱の世に転生した青年が出生の秘密と母の死の真相を追い求めていく歴史エンターテインメント
大学生の張慶は難病に侵された青年が現代の記憶を持ったまま乱世に転生する物語「慶余年」を書き上げる。皇位継承を巡って争い陰謀が渦巻く南慶国、高官の隠し子として生まれる笵閑は武術や毒の知識などを叩きこまれ育つ。殺害された母親の商売・内庫が皇室に管理されていると聞かされ上京を決意すると内庫を管理している長公主の娘・林婉児と結婚し権利を取り戻せと命じられる。
破談を画策するが宮中の権力闘争に巻き込まれ数々の謎の核心に迫っていく。
「驪妃(りひ)」でヒロインを演じたリー・チン、そして「如懿伝」で強烈なキャラを演じたシン・ジーレイが出演しているので楽しみ。
全46話で紹介します。
ネタバレ感想/慶余年
第19話/陛下に謁見
慶帝に呼ばれた范閑は謁見しに向かうと侯公公に出迎えられます。何かと縁があるのでチップを渡そうとすると二夫人は柳国公の娘御で昔から宮廷に出入りしていたのでその家族からは受け取れないと言われます。
若輩者の礼として強引に受け取らせ陛下はお怒りかと聞くと普段と変わらない様子だったと言われます。
御前に仕えている者が都に来るときに慶廟で軽く手合わせをした人だったので何者なのか聞くと大内侍衛の副統領・宮典だと知らされます。
慶帝がいる御書房を訪ね謁見すると北斉の刺客を殺害して密偵を捕らえた褒美として八品となる太常寺協律郎に封じられます。林珙の死に関与しているのではないかと追及を受け、司理理を調べていたなら知っていたはずだと言われるが驚く演技をしてしらを切ります。
失礼するときに言葉一つ一つ芝居がかっていたなと言われ内心さすが陛下だと思います。
宰相・林若甫に会いに行く途中、葉霊児から林珙を殺したのかと聞かれ城門すら出ていないと告げます。皇太子が自分を狙っているのなら宰相との和解を阻むはずなので「宰相家に行くことを皇太子に密告してくれ」と妹・范若若への伝言を王啓年に託します。
范若若はさっそく皇太子に謁見するが阻む必要はないと言われます。
范閑が宰相の次男が林珙だと知り下手人だと疑われて呼ばれたのだと気付くころ、司理理は拷問を受けていたが林珙に脅されたことは吐きませんでした。
宰相から追及を受ける范閑は「何で林珙が俺を狙う?まさか宰相の指示か」と脅える演技をすると本当に知らないようだなと信用されます。
「はやく林婉児と婚礼をあげろ。そして私が他界しても林婉児と長男・大宝を守り一門が政敵に滅ぼされないようにしろ」
范閑は林婉児を娶れば守るのは責務だから取引はできないと告げます。
第20話/下手人は?
宰相・林若甫から今後は東宮の動きに気を配るよう范閑は忠告されます。
皇太子が自分を狙うのかと聞くと林婉児と婚礼をあげれば内庫の権利を李雲睿(長公主)から奪うことになり、また自分はそのつもりなくても2皇子の門下に入っていると思われているからだと言われます。
宰相は知能が足りない大宝と普通に接している范閑を見て林珙の死と関係ないのなら林家の将来を託そうと思ったのです。
皇太子は司理理の証言に疑念を抱き鑑査院を訪ねます。王啓年からそのことを聞かされた范閑は妹・范若若に話したということは自分がどのような行動にでるか探る目的もあるはずだと思います。
鑑査院の事件にかかわるなと勅命があるので朱格(一処の主務)は止めるが皇太子はそれでも強引に中に入ろうとします。言若海(鑑査副院長)は立ちふさがり勅命には背けないと言い放つと友の林珙を亡くした皇太子は護衛たちに剣を抜くよう命じます。
すると鑑査院長・陳萍萍が率いる黒騎がやってきたので朱格と言若海はあわてて出迎えます。
離れた場所で様子を見ていた范閑は陳萍萍が足が不自由で車いすに乗っていることを始めて知ります。王啓年はわざと皇太子の前を横切るように短剣を投げ、刺客の危険から守るために鑑査院は皇太子を連れて行きます。
陳萍萍に呼ばれた范閑は「林珙の件は自分が片をつけるから問題ない」と言われます。
皇太子は林珙を葬ったのは相当な剣術の腕前だと分かり2皇子の側近・謝必案だと疑うが范閑は会っていたので違うと証言します。すると2皇子と范閑が結託していると皇太子は疑い2皇子は罪を着せる気かと衝突します。
慶帝から意見を求められた宰相は范閑が巻き込まれると思い責められるべきは鑑査院の配下を厳しく統べていない陳萍萍だと言います。
第21話/都合のいい答え
慶帝に謁見する陳萍萍は裏で操っていたのは北斉であり京都を攪乱させ四顧剣まで巻き込んだので出兵して討伐するべきと進言します。
慶帝は進言を受け入れ弟を陥れようとした皇太子を謹慎処分とします。また林珙の過ちは北斉に唆されたことで范閑とは関係なく、子を失えば3年の慶事を行えない決まりだが林婉児は名義上は林家とは関係ないので予定どおり婚礼を挙げることになります。
安堵する范閑だが「皇帝と陳萍萍は掛け合いをしたようだ。大宗師が無名な二人の弟子のために林珙を殺すわけない。北斉を攻める理由として大義名分がほしかったのだろう」と宰相に言われます。
陳萍萍は五竹の証拠は完全につぶすと慶帝に告げ、范閑は謀に長けていて手段を選ばないから陳萍萍からなるべく離れるよう宰相に言われます。
林婉児から「襲撃した事件に兄上が関わっていたはず。あなたは滕梓荊の敵を討つため捜査していた。あなたが殺したの?」と聞かれた范閑は否定します。
林婉児はほっとして握っていた剣を落とします。敵を討つためではなく犯人が范閑だったら耐えられないから後を追うつもりだったのです。
陳萍萍は牢獄されている司理理に林珙が首謀者だと范閑に話したかと聞きます。否定する返事が遅かったので「命が欲しかったらこれからは躊躇するな。范閑は真相を知らず林珙を殺す動機はないんだ」と告げます。
第22話/とんだ間違い
范閑は林婉児や大宝たちを誘って大人数で郊外へ出かけます。
葉霊児は范閑が馬車に乗り込んできたので范若若や范思轍がいる馬車に移ります。林婉児は皆が楽しそうに川で遊んでいるのを見て笑みを浮かべるが昨日こっそり林若甫(宰相)がやってきて「范閑を襲うから知らないふりをしていろ」と言われていたので心配します。
宰相はこの危機を乗り越えれば林家は范閑を明確に支持すると決めていました。
范閑は五竹がわずかに思い出した太平別院に行くのが目的であり妹・范若若と花冠を作ると行って離れます。
林婉児はそわそわして待っていると皇太子がやってきたので驚きます。散歩に誘われたので范閑が戻ったら待たすよう葉霊児に言います。
刺客たちは范閑がいないので困惑していたが「若い子がきて一緒にいる」と報告を受け「脅して背後にいる猛者をおびき出せ」と準備に入ります。
范閑と間違えて刺客に包囲されたので林婉児は皇太子だと慌てて告げるが信用されず連れていかれてしまいます。
そのころ、五竹の協力で太平別院に侵入した范閑だったが慶帝がいて発見されたので驚きます。