中国ドラマ「黒豊と白夕」作品概要
チャオ・ルースー&ヤン・ヤン共演のラブアクション時代劇
あらすじ
権力の象徴である令牌・玄極令を持つ大東国の皇帝が6つの州をまとめる時代、江湖には隠泉水榭の榭主・黒豊息と天霜門の女侠・白風夕という無敵の強者がいたが玄極令が行方不明となると6州の覇権争いが勃発する。
好敵手だった2人が助け合うことで同志となり唯一無二のパートナーへと変化していく恋愛模様、複雑に絡み合った王朝と江湖の策謀や裏切り、次第に明らかになる黒幕の存在など目がはなせないロマンスアクション時代劇。
キャスト/チャオ・ルースー&ヤン・ヤン共演
黒豊息/豊蘭息(ヤン・ヤン)
皇朝(ライ・イー)
豊莒(リウ・ルイリン)
豊萇(チャン・ティエンヤン)
玉無縁(チャン・ハオウェイ)
鐘離(ホアン・イー)
華純然(アン・ユエシー)
白琅華(アイミー)など
ネタバレ感想/黒豊と白夕
オリジナル44話を自分なりに40話にまとめたのでズレが生じる場合があります
37話・援軍
天霜門の白琅華から調査の報告を受けた風惜雲(白風夕)は師匠である白建徳を殺したのが玉無縁なら目的は何なのかと考えます。豊蘭息は玉佩が消えた件と玄極令の関りを疑い調べさせます。
連敗続きで怒り心頭の幽州王が戦場に姿を現すが皇朝が全力で攻めさせ止めもしないのは幽州を手に入れ2州の兵力で青州を討つためだと疑います。
青州は血鳳陣で幽州の金衣騎を返り討ちにしていると、高みの見物をする皇朝と玉無縁は大口を叩いておきながら惨敗だと呆れます。犠牲を増やしたくない風惜雲は幽州王に矢を放って王冠を射抜き撤退させます。
皇朝率いる冀州と幽州の連合軍と対峙する風惜雲は争天騎ではなく金衣騎を率いていたので、やはり漁夫の利を得ようとしているのだと思います。
風惜雲は皇朝が仲間に背後から襲い掛かったので阻止し剣を交えると、武芸で勝っても戦に勝てるとは限らないと忠告されます。
「5万の命を犠牲にして何とも思わないのか、追撃しないから撤退しろ」と要求すると皇朝は次の戦いでは必ず勝つと言い撤退に応じました。
冀州の名軍・争天騎の奇襲により晏城が落とされ10万の精鋭が青州の間近に迫っていると報告を受けます。それを聞いた豊蘭息は墨羽騎を待機させていることを告げると風惜雲は無回谷までの城門をすべて開けさせ良城へたつ豊蘭息に同行するよう斉恕に命じます。
皇朝は玉無縁から血鳳陣を破る策を授かり感謝するが豊蘭息が奥の手を持っているはずなので警戒します。
陣を破られ3万が犠牲となってしまうが風惜雲は退かずに援軍を待つと命じ討って出ます。
38話・連理
青州王・風惜雲は討って出て冀幽連合軍との激戦を繰り広げます。駆け付けた豊蘭息は戦場から風惜雲を救い出すと玉無縁に進められた皇朝は撤退を命じます。
そんな中、豊蘭息は追撃すると玉無縁が蘭因璧月の使い手だったために雍州の乱と断魂門の黒幕だと気付きます。
風惜雲は皇朝も関与しているのかと疑うが、おそらく玉無縁の本性を知らないはずと豊蘭息は言います。
今回の戦に乗じ北州や商州が漁夫の利を得ようと隙をついてきているために皇朝から和議の申し立てを受けた風惜雲は時間稼ぎと分かりつつ承諾します。
雍州王は世子と王では釣り合わないとして豊蘭息が風惜雲を娶る日に王位を継がせると宣言します。
~1年後、風惜雲は雍州の使者を招くと鳳棲梧だったので内心、再会を喜びます。豊蘭息との縁談話をもってきたと知り喜び、両州が結びつくのは万民にとっても福となるから求婚を受けようと風惜雲は告げます。
迎えに来た輿に乗ると豊蘭息は約束通り花の海で迎えます。婚礼が挙げられ2人は無事に夫婦となると豊蘭息は王位を継ぎ雍州王となります。
~5年後、雍州と冀州が天下を分ける状況のなか、景炎帝が詔を下し賢者を帝者に招きます。皇朝との戦いは避けられないだろうと話し合う青州王と雍州王だが無回谷の戦いから姿をくらましているので何か企てているはずと警戒します。
39話・再決戦
大東国皇帝・景炎を支えていた玉無縁は自分を警戒する将軍・東殊放に神軍だと言い10万の距虚軍を紹介します。
豊蘭息と皇朝は王領へ入る前に対決するから高みの見物で漁夫の利を得るのだと断魂門主に告げます。そして信用を大事にする皇朝が自分の裏切を知れば見逃さないはずだから生かしてはおけないと言います。
皇朝の妹・皇雨は偶然耳にしてしまいショックから物音をたて気付かれてしまいます。
雍州と冀州との戦いは互いに一歩も譲らない攻防戦となり勝負は持ち越されます。涓城で待機している風惜雲は太東国の将軍・東殊放が距虚軍を率いて迫っていると報告を受けます。
敵の装備は特別で軒轅家の鎧に馬家の馬、鉄家の武器に韓家の秘薬・・・玉無縁が断魂門を使い入手したのだろうと察します。
豊蘭息は東殊放が自ら進行しても風惜雲の敵ではないと思いそろそろ王領につく頃だと待っていたが、「東殊放が率いる兵士たちは民に危害を加える恐ろしい兵士」と風惜雲からの伝言を受けます。
風惜雲が落英山を守っていると知り、皇朝の戦より民を守ることの方が先決と判断し向かうと、任如松は陛下撤退させ誠意を示すから冀州の軍営に向かい皇朝と停戦の話をしてくれと鐘離に託します。
皇朝は雍州が兵を撤退させ王領への道を譲ってくれたので大東国の兵士は何者なんだと困惑するものの停戦を受け入れ王領に向かいます。
風惜雲は敵の数が減っている事に気付きます。自分が窮地の時には豊蘭息が駆け付けるので狙いは雍州王なのだと気付き突破するために侵攻するが韓樸が自分を庇って戦死してしまい、援軍が駆け付けた事で東殊放は撤退を命じます。
40話/最終話・天下
風惜雲はこれより勝算なき戦は潔く退くと告げるが王のために命を懸けると配下たちは跪きます。3万を率いる東殊放が迫っていると報告が入ると豊蘭息は仲間の仇を討つ時だと剣を高々と突き上げ士気を高めます。
雍州と青州の連合軍は一致団結して応戦すると風惜雲は韓樸の仇を取るために東殊放の首を刎ねます。
すると大砲が撃ち込まれたので命がけで崖の上に向かい徘徊すると気を失い落下していくが豊蘭息が抱き留めます。
冀州の皇朝は大東国の城門に到着するが民を人質にして盾とされていたので大砲を放つことができず困惑します。断魂門主がいたのでやはり玉無縁は自分の横で密かに天下を狙っていたかと思います。
民を案ずると口にしていた言葉はすべて偽りだったのと分かるが無辜の民を人質に取られているために撤退を命じます。
そのころ、豊蘭息は瀕死の風惜雲を馬車に乗せ天機老人のもとへ急ぎます。雪老天山の換命術はあと10年しか生きられなくなると言われるが豊蘭息は自分の命を使うことを承諾します。
豊蘭息は目を覚ますと髪の毛が真っ白になった豊蘭息を見かけ駆け寄ります。換命術で命を削ったのだと知り涙を流すと、永遠の悪夢より共に10年生きられる方が大事だと言われます。
皇朝は3度破れ10万の兵を失い玉無縁は10万の民を人質にしていると隠泉水榭から報告が入ります。いったい何が目的なんだと困惑すると天人・玉言天も大東を建てた一人だったが能力を恐れられ威烈帝に一族を狙われたのだと天機老人に知らされます。
大東が窮地に陥るのは自業自得だが恨みはあっても天下を乱し民を苦しめる玉無縁は許されないと風惜雲は言い豊蘭息と帝都に向かいます。
豊蘭息、風惜雲、皇朝は侵攻して玉無縁と対峙すると玉家の名声と天下の民に顔向けできるのかと訴えます。
「お前がやっている事は威烈帝と何も変わらない、天下の万事は民の安寧のためと玉言天は言い残したはずなのに血呪を解くために皇室に近付き偽の玄極令で天下に争いを起こすとは卑劣なやり方だ」
何を訴えても悪びれる様子もないので風惜雲は師匠や兄の仇を取るために攻撃し、妹を殺された皇朝も加勢します。風惜雲と豊蘭息は心を通じ合わせ蘭因璧月を極めると玉無縁をぶった斬ります。
そして景炎に謁見すると天下は能力ある者が統べねばならないと豊蘭息は継承されるが太平の世を開くと誓う皇朝に託すことにします。
豊蘭息は鳳棲梧と徐淵の命に従うよう詔を残すと青州王ではなく白風夕として生きると宣言した彼女と共に余命を過ごします。
皇帝となった皇朝は国号を皇、年号を昔沢とし華純然を皇后に封じました。終。