作品情報・キャスト
長編小説「九州・斛珠夫人」をドラマ化したヤン・ミーとウィリアム・チャン共演のファンタジーラブ史劇
九州世界の王朝時代、漁師の娘・葉海市は真珠税の取り立てに苦しむ父親に殺されそうになるが涙が斛珠(真珠)になる鮫人族に命を救われる。将兵に村ごと殺戮されそうになると皇帝の腹心・方諸に助けられ都へ行くことに。葉海市は方海市と改名し男として方諸の弟子になると数多くの戦功を立て頭角を現す。恋心が芽生えると皇帝を守ることが使命である方諸から女であると公にされ後宮へと送られるが・・・
全48話で紹介
ネタバレ感想/斛珠夫人
第5話・復讐の殺意
皇帝旭帝(褚仲旭)から師匠(方諸)と師兄(方卓英)を守らねばと決意した海市は殺害を決意します。
そのころ旭帝は辺境での戦いで兵役と徭役の負担が増加し非難の声が上がっていると報告を受けます。増員された兵は左衛と北府軍のものであり都の兵力が削減されては天啓は危機に陥るがかといって辺境をほっとくことはできません。
しかし紫簪とそっくりな緹蘭の事で頭がいっぱいの旭帝は下がれと命じるだけでした。緹蘭がお菓子を届けに来るが紫簪との想い出が蘇り誰かに指示されての行動だと疑い払いのけ激怒します。
霽風館の令牌を手に西角問を通過して宮中に潜入した海市は緹蘭を目撃し声をかけます。虐げられていると知り儀王の乱で死ぬべきだったと口にすると今すぐ参内せよと聖旨が届いたので緹蘭を尾行します。
物音を立ててバレてしまったので武器を手に襲いかかるが海市を止めるために怪我を負いながらも参内していた方諸に取り押さえられます。
愛する緹蘭をくれてやると言われた海市は遠く注輦から起こしになった緹蘭に何の罪があるのか、師匠と師兄も杖刑に処されたが忠誠を尽くした2人に何の罪があるのかと言い放ちます。
旭帝は誰も言えないことを堂々と言い放つ海市を気に入り罪に問うどころか槍を授けられ、方諸も鎧と馬を授けられます。
海市は旭帝を命よりも大切な友だと考える方諸から破門にするから出て行けと剣を突き付けられます。師匠に忠誠を誓っているためどんな結果でも恐れないと言い放ち前に出て行くと方諸は剣を捨てその場を去っていきます。
雨の中跪くと旭帝から武拳の試験を受けさせろと命が下ったために方諸が傘を手に迎えにきます。任務を与えられた海市は竹林に向かうと隠居したはずの趙叔がいたので驚きます。始末するよう任務を受けていたので戸惑っていると緹蘭を迎えに行くときに敵にルートがバレたのは自分が間者に伝えたからだと言われます。
趙叔が武器を手に襲ってくるが自害する形で海市の任務に協力しました。海市は今回の件に対して師匠に失望します。
第6話・風神のいたずら
方諸から趙叔の命を奪うよう任務を受けた海市は師匠に失望し落ち込みます。方卓英は幼い頃から世話になった人なのだから理由を教えるべきだと訴えるが霽風館にきた以上は情は捨てろと言われます。
死を覚悟して旭帝に刃を向けたと知らされ驚くがそれにしても過酷な任務だったと訴えます。
方卓英はどこからか飛んできた衣をキャッチすると綾錦司で働き始めた鞠柘榴が探しているのを目にします。元宵節の祭りで目撃した美しい美女だったので好意を抱き密かに綾錦司に届け陰ながら見守ります。
海市は事の真相を自ら調べようと考え置き手紙を残して瀚州へ旅立ちます。客桟に立ち寄ったところ異様な雰囲気を察知し警戒していると夜中に襲われ反撃します。
本物の宿の主人が口を塞がれ閉じ込められていたので助けると役人が押し掛けてきます。賊に捕らわれたと何故か濡れ衣を着せられるが突如現われた方諸に救出されます。
霽風館に戻された海市はやってきたのが北府軍の官兵だったため主は大物のはずだと訴えると古い知人の私怨だから気にするなと言われます。
海市は師匠が無実の者を殺すはずないと思えるようになると趙叔は北方に残っている甥に銭を送っていたが鵠庫に嗅ぎつけられて人質に取られてしまい甥を守るために機密を漏らしていたんだと哨子に教えられます。
趙叔の甥に身の危険が及ぶのを防ぐために掟があるために罰したが病死扱いになっていると知ります。
第7話・不恰好な巾着
緹蘭(淑容妃)の侍女の話を耳にした旭帝は幼なじみと彼女の仲を疑い疑い天啓を発つ湯乾自の見送りを許可する勅命を出します。
妃嬪と臣下が親しくするのは大徴の掟に反するため、疑われている事に気付く緹蘭は水風呂に長時間浸かって風邪を引き見送りには行きませんでした。
旭帝は様子を見に行くと確かに熱はあったが急に風邪を引くのは怪しいと訴えると旧知の仲ではあるが二人きりで会ったことなど一度もないと訴えられ、つまらんと出て行きます。
旭帝の命で武挙の試験を受ける事になった海市は方諸から稽古を受けるが彼の玉佩を壊してしまいます。
方卓英から官服が完成したので綾錦司へ取りに行って欲しいと頼まれた海市は目隠しをして刺繍の勉強をする鞠柘榴に近付くと「お嬢さん何か?」と聞かれます。目隠しを取って確認する鞠柘榴から謝罪され、構わないと笑みを見せて官服を受け取ります。
鞠七七は姪がお嬢さんと間違えたことを気にするが霽風館に女性がいられるわけないと思います。官服を受け取る方卓英は鞠柘榴が作ってくれた物だと喜びニヤニヤしてしまいます。
海市は方諸の玉佩を壊してしまったためお詫びに頑張って縫ったヘタクソな巾着を渡します。身体検査で女性だとバレてしまうので方卓英は海市に代わって受けるが射声校尉であるために顔がバレており理解に苦しむ行いだと思われます。
検査は通過し予定通り武挙の試験を受けることになった海市だが身体検査の時と全然違うためグチグチ文句言われます。武挙を受けにきたのだから武芸で勝負してみたらどうだと黙らせるが夜風にあたりたくて出て行くと予想通り襲撃されたので4人の男に成敗を下します。
第8話・師匠からの贈り物
論文の試験で海市は生まれ育った故郷を思い出し「鮫珠を論ず」と題して勅命により民を苦しめる真珠税を強く批判します。
「死人のみが増え真珠は減る一方、真珠よりも人の命が軽いはずがあろうか。君主、無道にして仁義を施さず、荷政のもたらす恐怖は鮫以上である」
海市の論文を読んだ旭帝は初めて官吏たちの汚職を知って激怒します。朝議の場で微税の名目で私腹を肥やし民を苦しめ君主を欺くとは何事だと叱咤して投獄させ、直ちに越州へ行き東南沿岸を調べよと命じます。
論文は首席に選ばれ方諸から弓を引くための指輪を贈られた海市はそれを装着して弓馬騎射の試験に臨みます。急に馬が暴れ始めるが方諸の教えを思い出して冷静に対処し神業を見せ弓馬騎射も首席に選ばれます。
海市が陥れられないように監視を命じていた方諸は馬に細工されていたと聞かされ最終試験で何かしてくるはずと警戒します。
方卓英は海市に頼まれ数珠と兎を緹蘭に届けた帰り、鞠柘榴に兎を贈り様子を伺うとお供えをしてくれたので持って帰るが海市にお菓子を食べられてしまい嘆きます。
退屈していた緹蘭は兎を可愛がり海市にお礼するために鞠柘榴の刺繍を拝見するが目を離した隙に兎がいなくなってしまい探すと旭帝の足下にいました。白雲寺でしか入手できない貴重な数珠を何で身に付けているのかと追求され、掟があるため蔵にあったもので兎は女官から贈られたものだと言い張ります。