作品情報/キャスト
「瓔珞」や「尚食」のウー・ジンイエン主演、始皇帝の母・趙姫の波瀾の人生
趙の都・邯鄲で名家で育った李皓鑭は実母を殺され家を追われると大胆な野望を持つ呂不韋に救われる。互いに惹かれていく二人は王室への足がかりを得て趙で人質として暮らす秦の国王の孫・嬴異人と出会い祖国に帰して王座に就けようと動く。嬴異人の一途な思いに心揺さぶられ嫁ぐが秦が趙を攻めると嬴異人と呂不韋は秦に脱出し李皓鑭は息子・嬴政と隠れ家生活を強いられる。やがて秦に迎えられると三角関係が再燃し・・・
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全62話で紹介
ネタバレ感想/コウラン伝
9話・王妃を巻き込んだ代償
旭日宮の侍女が次々と病に倒れ邪気に満ちているせいだと噂が広がります。
治療をさせてほしい、疫病なら宮中に広がっているはずと医師・殷小春が訪ねてきたので李皓鑭は病人を動かせばご厚意が誤解されかねないと厲王妃に進言します。
原因究明に乗り出す李皓鑭は侍女だけが病にかかっているのを不審に思い全員が口にする井戸が怪しいと疑います。司徒月が井戸に毒を入れようとする侍女・百合を捕らえると蕭紅葉に頼まれたのだと訴えらえます。
薬の受け渡し場所に案内するから許してほしいと訴えられた李皓鑭は薬を殷小春に届けるよう司徒月に託し出向くと逆に罠に嵌り犯人に仕立てられてしまいます。
王妃の前で裁かれることになった李皓鑭は蕭紅葉からある事ない事責められると殷小春を呼ぶことをお許しくださいと王妃に願いします。
真相は明らかだと横やりを入れてきたので何を焦っているんだと蕭紅葉に言い放ちます。殷小春は騎馬民族の楼煩が常用していた者で趙に滅ぼされたために製法を知る者はほとんどいないと進言すると李皓鑭は蕭紅葉は先祖が楼煩の貴族だったはずと訴えます。
そこに雅王女がやってくると罪着せられ憎んでいるなら殺せばいいと剣を差し出してきます。百合は怖気づいて震え、李皓鑭は法で裁くべきと訴えられると追い込まれた蕭紅葉は剣を手に百合を斬りつけました。
しかし、偽物の剣だったために簡単に折れると命を狙われた百合は蕭紅葉に命じられたと白状し蕭紅葉は処刑されます。
息子・嬴克を連れて20年ぶりに趙に戻ってきた蜀侯夫人はお菓子を土産に厲王妃を訪ねます。むかし趙王を取り合った仲であり「あんたが王を奪い私は秦に嫁がされ酷い目に遭った、地獄から戻ってきた私は何をするかしら」と挑発します。
雅王女から目障りな蜀侯夫人を何とかしろと要求された李皓鑭は困惑していると趙と秦が戦をしよういう時に都合が良すぎると呂不韋に言われます。
すると嬴異人が邯鄲を征服し救ってくれと文を書いて捕らえられたと知り夫人の狙いはこれかと気付きます。
10話・同様な策
李皓鑭は嬴異人を助けたくて慌てる雅王女に蜀侯夫人を排除するために力を貸してほしいと訴えると王女は指図受けないとして20回の棒たたきを受けます。
これは蜀侯夫人に接近するための策であり狙いは王妃を陥れる事だと分かります。協力を訴えられた李皓鑭は口約束では保証がないので一筆下さいと願うと肌身離さず持っている玉佩を渡されます。
王妃が息子の命を狙っていると伝えると夫人が嬴克に宛てた文を呂不韋が手に入れます。
「趙王が疑い始めたうえ先に秦に投降せよ」と母からの文を受けとった嬴克は来たばかりで秦に戻るはずないと疑うが母の玉佩も渡されたので信じます。
嬴克が逃げたと報告を受けた雅王女は李皓鑭の策だと気付くがこれ以上王妃に気に入られるのは気に障るので蜀侯夫人に李皓鑭の名前で白桃を贈ります。
内通者だと疑われた李皓鑭は投獄されてしまい、釈放された嬴異人は彼女を心配し牢に行くと風邪をひいていたので急いで殷小春に呼びます。
逃亡した蜀侯夫人を捕らえた呂不韋は厲王妃に引き渡すと「李皓鑭を使って玉佩を出させ息子の命を狙うとは」と厲王妃は王妃に言い放ちます。
これを聞かせたかったのかと王妃に聞かれる呂不韋は李皓鑭の忠誠心を知っていただければと告げるが・・・
李皓鑭は面会にやってきた岫玉から「八つ裂きの刑みたいよ、私は血が嫌いだから見送れない」と言われます。
蛟王子は悪賢く非情な人、気を付けないと危ないと忠告してやると最後まで減らず口だと苛立って帰って行きます。岫玉が買収したことで李皓鑭は汚されそうになったが呂不韋に助けられます。
11話・信頼と希望
司徒月は何をやっているんだと趙王に聞かれ李皓鑭が処刑されるので私物を燃やしていたと告げます。
敵と通じていた証拠だったらお前も罪になると言われ竹簡を手にされるがそこには趙王と王妃の長寿を願う言葉が記されておりどれだけ国のために尽力していたかを知らせます。
王妃は白桃を贈って女官を陥れたのはあなたねと雅王女に告げます。「秦の人質である嬴異人が趙の王女を娶るわけない、目先の情愛に溺れ理性を失うな」と叱責すると趙王が李皓鑭を連れて帰ってきたので処刑の日ではないのかと聞きます。
李皓鑭は治療を命じられた殷小春の手を掴んで目で合図を送ると、殷小春は服毒したようだと言います。誤診ではないのかと雅王女に訴えられたので「医学に通じているのですか?病を治せるのですか?」と聞いて黙らせます。
そこに呂不韋が蜀侯夫人が落馬してすでに息絶えていたと報告し何か遭ったのですかとそれとなく聞き出します。処刑が決まっているのに命を狙われたのは事件が蒸し返され関与の露呈を恐れた者がいるのではないかと進言します。
李皓鑭が具合悪くなる前に岫玉が来ていたと知った趙王は呼び出すと姉だから最後に挨拶に行っただけと言われます。呂不韋は家を追い出されたのに最後になって姉妹の情が湧くのかと疑問を投げかけます。
岫玉が買収した衛兵が口を割ったので、呂不韋は姉妹不仲だったし李皓鑭が王妃様に気に入られ不安に感じ蜀侯夫人の策略を知って白桃を送ったんだと言い放ちます。
白桃を送ったのは雅王女だが王妃はこれに乗り私欲のために濡れ衣を着せるとは失望したと言い放ちます。趙王は岫玉の悪事は蛟王子に任せ李皓鑭が完治したら自分の側にと思ったが王妃に手放せないと言われてしまいます。
秦に包囲されてひと月、趙王は前線に援軍を送ることを決めると蛟王子は元商人で金や食糧事情に精通している呂不韋が適任だと推挙します。
無理難題で困惑する呂不韋だが李皓鑭から知恵を受け「富より大切なのは信義、国は民に支えられ信義に背けば国は崩壊する。君主の徳を明らかにするため王様の名での徴収を中止した」と告げます。
民たちの士気が鼓舞され王様のもたらした力だと訴えるとそこに丞相が現れ資金集めをやめたことで民は鼓舞され兵士が足りぬと知って自ら軍に入り3万もの兵士が集まったと報告します。
12話・両国からの求婚
呂不韋を陥れるつもりが趙王から称賛される結果となってしまい蛟王子は苛立つと、お前が問題ばかり起こして笑いものになったと岫玉に苛立ちをぶつけます。
雅王女は岫玉を訪ね陛下から称賛を得た呂不韋が雲少妃の息子・羽王子と丞相と手を組み対抗しているから兄上に味方がいないのだと教えます。そして李皓鑭はもうすぐ陛下の側室になり私たちの義母になるとそれとなく伝え不安を仰ぎます。
呂不韋は雅王女が何度も邪魔をしてくるのでお返ししなければと李皓鑭に告げます。
祭祀の名簿から嬴異人の名を消すと李皓鑭しか目に入らない趙王は許可します。呂不韋はこの間に嬴異人を逃がす予定を立てたが蛟王子の提案で名簿に嬴異人と殷小春の名を加えられてしまいます。
趙王たち一行は戦勝祈願の祭祀を行うため馬服山の離宮に向かうと魏の使者と楚の太子が兵を引き連れ雅王女に求婚するためやってきます。
両国が麓で対峙していると報告を受けた趙王は秦に対抗するために3国同盟の道を模索していたので秦の策かと困惑します。
楚と魏が求婚に来たと蛟王子から聞かされる雅王女は嬴異人に想いを寄せているので絶食し伏せってしまいます。そんな王女に李皓鑭は知恵を与えます。