作品情報/キャスト
「瓔珞」や「尚食」のウー・ジンイエン主演、始皇帝の母・趙姫の波瀾の人生
趙の都・邯鄲で名家で育った李皓鑭は実母を殺され家を追われると大胆な野望を持つ呂不韋に救われる。互いに惹かれていく二人は王室への足がかりを得て趙で人質として暮らす秦の国王の孫・嬴異人と出会い祖国に帰して王座に就けようと動く。嬴異人の一途な思いに心揺さぶられ嫁ぐが秦が趙を攻めると嬴異人と呂不韋は秦に脱出し李皓鑭は息子・嬴政と隠れ家生活を強いられる。やがて秦に迎えられると三角関係が再燃し・・・
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全62話で紹介
ネタバレ感想/コウラン伝
55話・不穏な空気
王妃なんだから寵愛を拒むことは許さんと寝所に嬴子楚がやってきたので李皓鑭は帰るよう促します。
夜更けに王様が王妃の寝所に行ったことを知る羋絲蘿は華陽太后を訪ねると雅もいたので努力が無駄に終わったと告げます。王妃は手強いし成蹻のことを想ったら虎符を入手するべきと命じられ盗みます。
李皓鑭は刺客に襲われるが嫪毐に助けられ、雅は華陽太后のおかげで王に伝わるのを阻止できたが王妃に反撃の口実を与えるつもりかと羋絲蘿をひっ叩きます。
嬴政はが軟禁されたので理由を聞きに病を患う嬴子楚に謁見するがお前には関係ないと言われます。横から煩い羋絲蘿に話しかけるなと訴えると嬴子楚から引っ叩かれたので、もはや私には父上などいない不幸者で結構だと言い放ちます。
これで息子が太子だと笑みを浮かべる羋絲蘿は帰ろうとすると夏太后がやってきたので「王様はお休みで誰にもお会いになりません」と立ち塞がります。
嬴政は趙高が寝室にやってきたので剣を突き付け「父上の怒りを買って巻き添えを恐れてみんな離れたのに何でいるんだ」と訴えます。
雅は病状が悪化して目が見えないと訴える嬴子楚をそばで励まします。
56話・気付けなかった王妃
先が短いと悟った嬴子楚はそばで看病する雅に嬴政を後継ぎにしたら成蹻を殺すはずだから早急に成蹻を太子にしなければい言います。それを耳にした羋絲蘿は満足して笑みを浮かべるが、まだ子供なんで重責は担げないと謙虚なふりをします。
呂不韋は自分の安否を確認することなく白仲が撤退したので都で何かあったのではと不安になります。咸陽に向かうと刺客に襲われたので返り討ちにして急ぎます。
暗殺失敗したと報告を受けた華陽太后は雅と相談し朝廷で呂不韋の罪を暴けば大義名分ができて処刑できると思います。
雅に挑発された李皓鑭は平然として見送ると明日の朝議で異変が生じたら嬴政を連れて逃げるよう嫪毐に指示します。嬴子楚の目の治療を任される殷小春は呂不韋を見殺しにしようとした白仲を拒絶すると明日、太子が変わり呂不韋が殺されると教えられます。
朝議が始まると白仲は呂不韋は宣侯夫人と結託して塩や鉄を密売し国の利益を懐に入れたと訴えます。事実無根だと訴える呂不韋は状況を確かめることなく感染者を生き埋めにし民が苦しむなか撤兵し虚偽の報告で増兵を求めた方が問題だと訴えます。
適当な首を使って暴動を鎮圧したと偽り手柄を装った、南郡は疫病で滅び誤魔化せると思ったのだろうと言い放つと雅に目配せを受けた白仲は王様に代わって呂不韋を殺し政を正すと訴えだします。
押し掛けてきた衛兵に包囲されるが嬴子楚は羋絲蘿と羋一族248人、白仲と2万の兵士による謀反だと読んでおり護衛軍を突入させます。
寧戦に罪を認めるべきだと剣を突き付けられた白仲は驚き、もともと王の間者だったのと知ります。まはやこれまでと思った白仲は呂不韋に向かって剣を突き刺そうとしたが彼を守るために間に入った妹・霊児に突き刺してしまいます。
呂不韋は謀反に加担した者を牢に入れろと命じると李皓鑭は聞きたいことがあるから雅は軟禁せよと命じます。
57話・嬴子楚の最期
すべて嬴子楚の計略だったと知る李皓鑭はまったく気付けなかったが何も話してくれなかった事に怒り出て行きます。
そして羋絲蘿を追及するとすべては華陽太后の考えだと訴えられるが呼び出すと華陽太后は虎札を盗んだのも王を軟禁したのも護衛軍を動かしたのもすべて羋絲蘿だと言い罪を着せるなと怒ります。
李皓鑭は成蹻は成人していないのだから王になったら太后が摂政となると気付かなかったのかと羋絲蘿に訴え、成功したら羋絲蘿を始末して宣太后のように国の実権を握り失敗すれば罪を着せれるよう人にやらせていたのだと教えてやります。
華陽太后から彼女を王様に献上した私があの世に旅立たせたことでケジメをつけたと言えると訴えられた李皓鑭は羋氏一族は根絶やしにされ残っているのは1人だから権力に手は届きませんよと肩をたたきます。
そして過去に生きる雅は昔馴染みでもあるので罰することなく後にするが彼女は嬴子傒を愛していた事に気付かされ後を追うために屋敷に火を付けました。
嬴子楚は力を付けすぎた呂不韋はもともと秦の者でないため排除しようと呼び出すが異変を察知した呂不韋から今まで尽くしてきた功を伝えられます。
呂不韋がいなければ趙の人質のままだったし秦にも戻れず王にも慣れなかったため護衛軍を下がらせます。そしてもう先は長くないので太子と国事を託したいのだと頭を下げるが李皓鑭が亡くなったら私と埋葬されると忠告します。
李皓鑭は嬴子楚に会いに行くが嬴政や大臣たちと話し合っているからと足止めされます。
紀元前247年、嬴子楚が崩御、嬴子楚の最期に立ち会えなかった李皓鑭はすべて燃やせとの遺言により贈られた物を燃やそうとすると嬴政に止められます。
58話・どちらが主?
李皓鑭は嬴子楚から賜ったものを燃やすと冷酷な真似はしないでくれと嬴政に止められます。殷小春は情があつすぎるのだと告げると嬴政は母上を悪者にされたくないと思い王妃を非難する者は殺せと命じます。
李皓鑭は自分を他人扱いして策略を講じ後回しにされ最期に会うことも出来ず更に遺品を燃やせと遺し思い出に浸ることもできない事に頭にきており、生きてる限り許さないと殷小春に話します。
嬴政(後の始皇帝)は即位し太后となった李皓鑭は一番近くで儀式を見守ります。
李皓鑭は白仲を呼び南郡から退き民を見捨てたうえ咸陽を包囲し先王を脅迫しようとした罪を認めるかと聞きます。宮中に女子が物事の是非を知るはずもないと訴えられたので王が未成年ならば太后が決断を下すのだと言い80回の棒打ちを命じます。
戦場で汚名をそそがせてほしいとひれ伏したので、戦場に赴く将軍ではなく王に武術を教える師範となり名は衛寥とするよう命じます。
~5年後、
呂不韋は新政が始まるまで自分と李皓鑭が決断するが上に立つ者は世情と民心を理解すべきと嬴政に告げます。剣術に夢中で政務に関与していないし諫めるべきは側近なんだと言い衛寥と宦官に50回の棒叩きに処すよう命じます。
嬴政は臣下はみな呂不韋に従うし何でも決断するので太后なのに何で呂不韋にすべて任せるのだと李皓鑭に不満を訴えます。
華陽大太后は再び権力を握るため呂不韋を呼び嬴政は王妃を迎えるべきだと告げます。