作品情報・キャスト
ベストセラーを映像化しアクセス数13億を突破した中国宮廷ドラマ。
時は清康熙8年。康煕帝は朝廷を支配していた奸臣オーバイを捕縛し一味と見なすチャハル親王の一族も討伐する。一族皆殺しの惨劇を逃れた親王の娘・良児は葉三と名乗る少年に救われるが叔父・納蘭明珠に家にたどりつくと命を狙われ記憶を失う。納蘭容若が懇願してくれたおかげで良児は名を琳琅と変え使用人として匿ってもらうが数年後、容若と恋仲となった事で追い出され下級宮女となる。琳琅の姿を見た康煕帝は彼女こそ探し続けていた良児だと確信する。また彼女の記憶を取り戻そうとする康煕帝の側には侍衛として仕える容若の姿が。皇帝と宮女、幼馴染みの三角関係の行方は?!
ネタバレあらすじ/皇帝の恋
第25話・簪と指輪
画珠が琳琅の世話をする事になり芸初は辛者庫で独りぼっちとなってしまいます。
画珠は側室になる事を狙って康煕帝に会える事を楽しみにし、長慶は1人になった芸初を心配して見守ります。
康煕帝は琳琅を心から心配していたが太皇太后から距離が近すぎれば守れないと助言を受けていたので躊躇していました。
しかし太皇太后がすぐに行動に出るだろうと予想したとおり康煕帝は我慢できずに会いにいき、また琳琅もずっと訪ねてくるのを待っていたので喜びます。
画珠は親が病気なので前に盗んでしまった翡翠の簪を売ろうとしたがそれは端嬪の物であり長慶に見られてしまいます。
康煕帝は皇太后に挨拶に行くと夕餉を一緒にと勧められるが酒に薬を入れられていました。酔いがまわり端嬪の部屋で休まされるが陛下は直前で目を覚まして我に返り琳琅の部屋に向かいました。
恵妃は多くの贈物を持参して陛下がやってきたので喜ぶが3日間の斎戒の間、琳琅の世話をして守って欲しいとお願いされ笑みを見せて承諾するが内心怒りをこらえるのに必死でした。
第26話・絶体絶命の窮地
友人に裏切られたらどうする?とおかしな質問を画珠にされた琳琅は許すと伝えます。また御前女官から外されたらどう思うかと聞かれ「だれかが陛下を守ってくれるから何とおも思わない」と告げるが康煕帝から世話を託された恵妃に聞かれます。
「陛下に近づくために弟・容若を見捨てた」と恵妃に責められる琳琅は「縁は切れました、そして世の出来事の多くは誰のせいでもないのです」と伝えると叩かれます。
物を投げ付けられ額から出血すると恵妃は「世話を命じられた私が責められる、分かったわね」と念を押し去って行きます。
陛下が雨乞いのためにいなくなるといきなり琳琅の部屋の捜索がはじまり陛下の指輪を盗んだ罪で捕らえられてしまいます。
端嬪はうまくいったと思い皇太后に知らせに行くと「どうせそなたの悪巧みだろう、火遊びはほどほどにせよ」と叱責を受けます。しかし皇太后を呪っていたようだと告げると皇太后は激怒し尋問などいらないから死罪にせよと命じます。
盗みなど働くわけがないと思う納蘭容若は恵妃を無視して助けに行こうとするが納蘭逸に背後から手刀でやられ監禁されてしまいます。
恵妃は惨めな姿を見るために牢に足を運ぶと「納蘭府にお世話になりご恩に報いられないのが心残りですがお礼申し上げます」と言われ哀れみがおしよせます。
皇太后は皇宮に陛下が戻る前に始末せねばと思いすぐに処刑するよう長慶に伝えさせます。監禁を解いて駆け付けた容若から琳琅が危ないと報せを受けた陛下は急いで処刑場に向い間一髪の所で止めに入ります。
騒ぎを聞きつけた太皇太后のもとに皆が集まり陛下は指輪は自分が贈った物だと告げるが皇太后を呪った者を許せば後宮の秩序が乱れると死罪を命じました。
「私のことが信用できないのですか、琳琅は善良で心の優しい娘、これは濡れ衣です」
長慶から琳琅を出すだけと言われ皇太后を呪う人形を部屋に隠した画珠は死罪を言い渡されたので激しく動揺します。容若は一生守ると誓った琳琅を助けるために世話をして画珠を訪ね彼女を陥れた人物に心当たりはないかと問い詰めます。
画珠は白状すれば自分が死罪になると恐れ恵妃が来て琳琅は額に怪我を負ったと伝えます。
容若は恵妃を問い詰めると琳琅の部屋に恵妃の箱を発見した陛下もやってきます。陛下と弟から疑われた恵妃は投げやりになり自分が陥れたのだと言い放つが陛下は指輪を盗む機会はなかったはずだと思います。
第27話・窮地を脱出
納蘭容若は芸初に協力を頼み「琳琅の無実を証明するために洗濯物は没収された、留め具がない服が犯人」と噂を広めてもらいます。
容若が罠を仕掛けていると芸初から聞かされた長慶は激しく動揺し駆け付けるがすでに端嬪の女官・暁児が連行されていました。
康煕帝は太皇太后と皇太后がいる前で尋問を行なうと暁児は端嬪の命令で逆らえなかったと白状します。端嬪は指輪の件は自分だと認めたが呪いの人形は琳琅に違いないと訴えるが陛下は端嬪の称号を剥奪して蟄居を命じ暁児は皇宮から追放しました。
これで解決かと思われたが太皇太后は「指輪は自分が贈った物だ」と嘘の証言をした陛下を叱り皇太后を呪った罪で琳琅に処刑を命じました。
康煕帝は琳琅を逃がそうとするが名声に傷が付くと拒否されてしまいます。名声より存在の方が大事だと決心した陛下は琳琅を眠らせて容若に託し都を出るよう命じました。
容若は琳琅を担いで出ようとしたが太皇太后に命じられた兵士が立ち塞がります。容若は彼女を守るため、そして陛下の命令でもあるため剣を抜いて命を賭けて戦います。
人数には勝てず包囲されて捕らえられると琳琅はその場で処刑されそうになるが駆け付けた康煕帝により助けられます。
康煕帝は呪いの人形が江南の妝花綢で作られている事に目を付け、特別な名品として献上は2反のみで慈寧宮と慈仁宮に贈ったので乾清宮にいる琳琅が作るのは不可能だと証明しました。
太皇太后は無実が証明された事で処刑を免除し、疑われた皇太后は「陥れるために自分を呪う人形など作りません。自分が真相を暴く」と訴えました。
長慶は皇太后お付きの英女官を自害したように装い遺書を残し罪を着せて難を逃れます。