中国宮廷ロマンス時代劇「卿卿日常」
美食の彩る斬新な後宮風景でさまざまな幸せの在り方を綴った軽快ラブコメディ
大ヒット時代劇「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」の制作会社NewClassicsMediaが手掛け2022微博(weibo)人気ドラマトップ10にランクインした大ヒット作。
同盟関係にある九つの川からなる世界。
新川盟主の息子たちの夫人を決める選抜会が行われ各地から娘たちが集る。
有能ぶりを隠している六男・尹崢は、霽川からやって来た李薇を娶ることになるが彼女はわざと落選して故郷でのんびり暮らしたいと思っていた。
問題が連発しながらも互いに支え合い尹崢が職位を得て政に参加する頃には次第に心を通わせ意気投合。新川の大家族の温かい日常の中、個性豊かな兄弟やその伴侶たちと一緒に成長していく。
全40話で紹介します。
ネタバレ私感/卿卿日常
5話・側夫人
李薇は、董海棠や上官婧、郝葭たちと各地の名物料理を楽しんでいると厳女官に叱責されます。
上官婧だけが盾突き罰せられそうになったので李薇は慌てて庇うが20回の棒叩きの罰を受けることになってしまいます。
そこに尹崢と尹岐が呼び出され妻の教育をしっかりするべきと叱責されるが、尹崢は慣習を覚えるのは大変なので厳しすぎると妻を庇います。そして尹崢は李薇を抱き抱えてその場を去ると、厳女官が内務府に訴えた事で減給と祠堂での反省を命じられてしまいます。
李薇は尹崢に傷口の手当てをしてもらうと侍女たちは遠くから満足な表情で眺めます。郝葭は腹の内が読めない尹崢と側室も信用できないから距離を置けと尹嵩に言われます。
李薇はそんな女子ではないと告げると彼女たちと付き合って口答えを覚えたのかと言われます。
丹川での水害問題について論文を提出する尹崢は川主に気に入られるが水害で物資の輸送が滞っていることに意見を求められると川主が造った運河を否定することになるので何も言えませんでした。
李薇と董海棠は丹川出身の上官婧に金目の物を集めて届けると、自分も少しだけ寄付したいと阮思思が申し訳なさそうにやってくるが見た事もないような大金だったので李薇たちは開いた口が塞がりません。
尹崢は家族なんだから正直に伝えればいいと李薇に背中を押され川主に謁見します。運河は利益をもたらしたが丹川は気候が急変しやすい土地であり運河は影響を強く受けるので陸路で運ぶべきと告げます。
6話・中秋の贈り物
李薇は中秋の宴で九川各地の美食を集めてビュッフェスタイルにすると川主たちは楽しみ満足します。
大成功を収めた李薇は褒美は何がいいと川主に聞かれ家族に会いたいとお願いすると受け入れられます。しかし、その夜、庭で炭をおこすと宋舞が細工していた事で炎が燃え上がってしまい禁足処分で家族と会えなくなってしまいます。
李薇は部屋にこもって落ち込んでいると尹崢に慰められます。差し入れの麺を泣きながらすすると、それが誕生日に食べる長寿麺であることに気付きます。李薇の誕生日だったのかと知り、翌日に献立を考え皆で祝福します。
贈り物があると言われ李薇は振り向くと両親(李文弼と諸葛小美)と弟がいたので驚き涙の再会を果たします。尹崢が宴の前から手配しており問題を起こさねば普通に招かれていたと知った李薇は感謝します。
新川主は上官婧が帰ったと知り丹川主の妹であるため何をしているんだと尹岐を叱責します。丹川主を怒らせれば戦になってしまうと警戒しすぐに連れ戻せと命じるが尹岐だけでは頼りないので尹崢にも怒りを解いてくれと同行させます。
7話・丹川へ
尹岐(五少主)の言動に腹を立てて丹川に帰ってしまった上官婧を連れ戻すために尹崢たちは丹川へ向かいます。
上官婧の姉である丹川主は3年後の夫人選抜会には参加しない、守ってやると告げるが丹川は水害が多いために新川を敵に回してはいけないと上官婧は言います。
謁見すると尹岐は、尹崢と李薇にはちゃんとした席が用意され食事も新川のものだったが自分だけ丹川の食事で口に合わずお腹を壊します。
尹崢と李薇は夜市に遊びに出かけ楽しむが強引についてきた尹岐は厠への往復で大忙しとなります。
翌日、尹岐は心が汚れているために夫功試験を受けて合格しなければ上官婧と会えないと命じられます。すべて不合格とされると最終科目の辣油作りでは、作った物が上官婧に選ばれたら面会できると条件を出されます。
李薇たちがアドバイスし必死に考えて作る尹岐、しかし食べ比べた上官婧は夫が作った物をすぐに当てたが丹川主は徳行に難があるゆえ前言は撤回すると新たな命が出されます。
同行していた尹崢は宣旨には新川主も目を通すことを伝えるが上官婧が心を開けない相手なら離縁が両川にとってよいことだと言われます。
尹崢は同盟に対する不満を示したいのだろうと察し同盟は婚姻ではなく商取引を軸に関係を強化するよう改革に向けて努力すると丹川主に告げます。
弓の練習をすると居場所を教えられ一行は向かうと尹岐に矢が放たれたので李薇たちは驚くが上官婧が素手でキャッチして尹岐を守ります。
弓の勝負をすることになり尹崢は自分がやると名乗り出て丹川主に勝利します。しかし、結婚が両川同盟の証ならば丹川主は尹崢を婿として迎えると宣旨が届き言葉を失います。
8話・初めての口づけ
丹川主が同盟の継続が目的ならば自分が尹崢を婿に迎えると言い出します。尹崢は妻である李薇を裏切るわけにはいかない、勅令による結婚であっても妻が好きですと李薇の手を握ります。
李薇も一緒にいると告げたために見かねた上官婧はこんな形で仲を引き裂けば不幸になってしまうから新川に戻ると言います。
丹川主は上官婧の笑顔を取り戻してくれたら連れて帰っていいと尹岐に告げます。
李薇は尹崢の告白は婿入りを断る口実で好きと言ったんだと思い勘違いしないから大丈夫だと告げます。家が恋しいのかと聞かれ頷きお嫁に行って両親みたいな暮らしをしたい、互いに心から愛し会える人と結婚したいと言います。
上官婧は今まで自分が伝えていた言葉をすべて尹岐が覚えていたので思わず笑みを見せると尹岐が子供のようにはしゃいだので笑います。
李薇の言葉にショックを受けていた尹崢は自分が嫌いなのかと訴え酒の力を借りて口づけします。
新川に戻る一行、尹崢は金川から返済催促に困っていると聞かされ民に負担をかけるべきではないと思います。踏み倒された官吏の貸倒金があるのを思い出し回収するべきと思います。
李薇は尹崢が口づけしたことを覚えていないので心ここにあらずの日々を送ります。