作品情報キャストの紹介
中国ドラマ「宮廷の茗薇 時をかける恋」はベストセラー「夢回大清」をドラマ化したラブファンタジー時代劇。
北京で見習い設計士として勤務する歴女の徐薔薇(愛称・小薇)は皇帝が暮らしていた時代に憧れていました。ある日、故宮で老婦人に古い灯籠を持たされて家路につくと会話は出来るが触れる事が出来ない弁髪姿の青年が現れるようになる。一方、康熙45年に生きる十三皇子(胤祥いんしょう)は寝ると見慣れない世界にいる夢を見るようになりそこで出会う薔薇と会えるのが楽しみになっていました。二人は両想いとなるが・・・、ある日、薔薇は目覚めるとなぜか300年前の清の時代にいて茗薇という名で13皇子と再会するが・・・。
ネタバレあらすじ/5話から7話
第5話/清の時代へ
「お嬢様」の呼びかけに目を覚ました薔薇(小薇)は目を覚ますと見知らぬ屋敷にいました。
鏡を見ると夢で見た自分そっくりの茗薇に似ていると気付くと「無事で良かった」と母親(文氏)に抱き締められます。
「母上を悲しませたくないから代わりに生きて」・・・夢で茗薇に言われた事を思い出します。
女官から「今は康熙45年」と聞かされ13皇子がいる時代だと喜びます。
小薇は「雅拉爾塔 茗薇」として生活し、父親の永禄は鑲黄旗で戸部侍郎の官職に就いており先祖が軍人でヌルハチと共に戦場で手柄を立て今の栄華を手にしたのだと知ります。
秀女として皇宮に上がるのが嫌で従兄の元青と共に駆け落ちして崖から転落したところを発見されたと知った茗薇は従兄はどこにいるのか聞くと見付かってないと知ります。
茗薇は陛下に会えるし王侯貴族にも会えるので皇宮へ行くのも悪くないと笑みを浮かべるが上司にそっくりな姉の茗蕙がやってきて「父上に殺されるから許して」と謝罪されます。
財産目当ての従兄と駆け落ちをする手助けをしたのが姉だと知るが意地悪そうな顔でどうも信用できません。
茗蕙が父親から雅拉爾塔を代表して秀女選びに参加せよと伝えられているのを耳にした茗薇は「自分が行きます」と名乗り出ます。
茗薇は姉は自分が皇宮に上がりたいようだと気付くが文氏は「茗薇が嫌がったから話を持っていったまで、茗薇は嫡子、お前は庶子だから身の程を知れ」と姉に言い放っていました。
文氏は茗薇だけを可愛がり妾の子である茗蕙を嫌っていました。二人の娘を愛する父親は「二人で皇宮に上がればいいではないか」と話をまとめます。
茗薇は姉から靴を用意されるがどうも信用できないので隙を見てすり替えると靴底が剥がれて転び姉は捻挫しました。文氏から愛されず幼いころから不遇な扱いを受けていたため冷酷な心を持ち愛されて育つ妹を恨んでいるのです。
13皇子を探すために皇宮に上がった小薇は親友の小秋そっくりの春華(愛称・小春)と知り合います。紫禁城で何度も夢に見た皇家の庭園を歩いている時に二人はさっそく仲良くなり部屋も隣でした。
その中で貴妃の姪である納蘭が掟も守らず弱者を苛めたりしていたので茗薇は「身内の威光を笠に人を苛めたりするのはいかがなもんか、貴妃が何、皇帝じゃないでしょ」と納蘭のオデコを突っ突きます。苛められていた同僚にそっくりな小魚から感謝されるが大丈夫なのかと心配されます。
みんなが側室になりたいなか茗薇の目当ては13皇子なんで気にもしないのです。その頃、康熙帝は観星の宴を催すと決め手配を4皇子に任せ、13三皇子には江南で起きた救済金の横領事件を調べるよう命じました。
茗薇は杏の花を見ながら「何で来たのに会えないの」と思っているとそこに13皇子が・・
第6話/失われた記憶
茗薇と13皇子は抱き合って再会を喜びます。
13皇子は「君を娶る」と約束しキスしようとするが兄弟がやってきたので先に帰らせます。茗薇は帰る途中に小魚が皇太子(2皇子)を見て脅えていたので声をかけます。
父と兄が冤罪で牢獄され名前を偽って秀女選びに参加した小魚は証拠を直接陛下に渡そうとしていたが朝廷の救済金を着服しているものが皇太子だと知り怖くなったのです。
茗薇と心配で駆け付けた小春は小魚を心配します。その夜、小魚が訪ねてきて「絶対になくさないでね」とお礼だと言って香袋を頂く茗薇だったが夜中に納蘭によっていじめられ閉じ込められてしまいます。
茗薇は簡単に脱出するが小魚が戻らないので13皇子に助けを求めようと思います。
歓星の宴の日、13皇子と茗薇は流れ星が降るなか互いに姿を探すが二人とも出会った記憶を失ってしまいます。
時を超えてきたのに何しようとしていたのか忘れてしまった茗薇は小魚の水死体を発見し驚きます。13皇子の胤祥から疑われた茗薇は「私は殺していません」と発言したことで更に疑われてしまいます。
茗薇は「何で初対面なのに娶るなんて言ったの、失礼よ」と蹴っ飛ばし一番怪しいのは納蘭だと言い放ちます。13皇子は話を聞きに行くと「黒い人影が連れ去った」と脅えていました。
13皇子から捜査を手伝えと言われた茗薇は貰った香袋を確認すると「証拠は寝台の梁に」と書かれたメモが入っていました。
確認しに行くと皇太子と9皇子の不正が書かれていたので「小魚は皇太子を恐れていたから調べるべき」と13皇子に伝えます。
13皇子は風邪を引く皇太子を訪ね「捕らえた者が皇太子に命じられたと発言している」と伝え、黒服を覆った茗薇が姿を見せると「隠れてろと言ったろ」と皇太子は発言しました。
「私は真相を解明したいだけ、さもなくば宗人府の厳しい取り調べを受けることに」
皇太子は「皇子が着服した証拠」を持っていると知り返せば家族の命を守ると約束したが受け取りに行こうとすると既に殺されていたのだと話します。
皇太子の性格をよく知っている13皇子は事件に巻き込まれたのだと信じるが茗薇は信用できないと怒ります。13皇子のライバルである14皇子・胤禵は「だれに尻拭いさせる気だ、救済金の着服や口封じの殺人は名が汚れる」と9皇子に怒ります。
茗薇は4人の刺客に襲われたが13皇子と、小魚と友達の茗薇も狙われるはずだと心配した14皇子に助けられます。14皇子は傲慢な性格だが筋の通った人物であり「犯人は9皇子の配下だ」と教え帰らせます。
「茗薇の信頼を得るためにわざと襲わせたのか、皇太子と9皇子の罪の証拠は茗薇が持っているようだな。茗薇がどちらを信用するかだ」
13皇子と14皇子は茗薇を娶りたいライバルでもあるようです。
第7話/皇太子の危機
茗薇は皇太子派と8皇子派で二分化されていると13皇子(胤祥)が皇太子派でも小魚の無念を晴らしたいと思います。
13皇子に正直に伝えると「皇室の名誉の問題でとてもじゃないが父上に言えない。だけど小魚の家族の命は裏取引で必ず助ける」と言われます。
証拠を康熙帝に渡しても結果は同じだと言われ迷っていると14皇子(胤禵)が狙われているのに宮廷を歩くなと注意されます。
「そんなに陛下に会いたければ御花園の菊花鑑賞会に来い」
13皇子は茗薇が騙されるのではないかと心配だと相談すると「皇太子には危機だが14皇子がそばにいれば娘は安全だな」と4皇子(胤禛)言われます。
秀女が皇子の罪を暴こうとする勇気に4皇子は感服し「だから惚れたのか」と13皇子は言い当てられます。ただ皇太子はそれどころじゃない様子・・・陛下からの処罰よりも対立する8皇子たちがどう出てくるのかに恐れます。
皇太子が反省しているので13皇子は策を考えます。茗薇は太監に変装し手引きしてくれる14皇子と共に向かうが警備がかなり厳しかったので「今はあなたしか信じられない」と証拠を託しました。
茗薇は戻ろうとすると13皇子が「騙されたな」と待ち構えていました。13皇子に連れられ御花園に戻ると先ほどまで厳戒態勢だった警備が誰一人としていませんでした。
「見てみろ」と言われ目をやると14皇子に渡したはずの証拠を8皇子が陛下に渡していました。
8皇子は9皇子の悪事だけを消し皇太子が着服していると告げていたが陛下は「皇太子は自ら責任を取るだろう、朕が何も知らないと思っているのか」と9皇子を罰しました。
13皇子は「陛下が知っているのだから小魚の家族は大丈夫だ、失敗して成長するから気にするな」と茗薇に伝えます。
13皇子と4皇子は「おそらくすべての罪を押し付けられるはず。罪の大きさよりも反省の度合いを見るはずだから先に自ら罪を認めるべきだ」と皇太子に助言していたのです。
「着服金をすべて返し俸禄1年分を救済金に回せ、今回は廃太子にしないが反省しろ」
皇太子が嫌いだった14皇子は「自分にとって利益のある側に付いただけ、ここでは正義だけでは生きていけないのだ」と説明し木に縛り付けた9皇子のもとに茗薇を呼びナイフを渡します。
茗薇はナイフを受け取り脅える9皇子に近付くが「どうせ殺すはずないと思っているでしょ、茶番に付き合う気はない。私が欲しいのは命より皇子の良心だ」とナイフを返して去ります。
14皇子は縄を解いてやるが「兄を侮辱するとはな、たかが秀女なんてどうなろうと構わんだろう」と9皇子に言われ蹴っ飛ばして池に落とします。
「皇子としての気品も徳もない、過ちさえ認めない恥さらしめ」と言い放つと「そうだな、皇室の恥だ」と13皇子は拍手し通り過ぎます。