作品情報/夢幻の桃花
中国で動画再生回数80億回を超え2020年上半期視聴回数第1位を獲得したラブ史劇
ネタバレ感想
第10話/めぐる因果
崇安国が国境に現われた事で宋玄仁は三軍を率いて副将の葉青緹と共に鎮圧に出兵します。
心配で戦場に駆け付けてしまった白鳳九は兵士に扮して戦い宋玄仁に危険が及ぶと仙術を使って助けます。
名前を聞かれた白鳳九は小九と名乗り姿を消すが司命が言っていた通り仙術を使って助けたことで己に返ってきます。
葉青緹の奮闘振りが勝負をもたらし宋玄仁は感謝して兄弟の契りを結びます。激戦で多くの犠牲者が出たのに弟が凱旋したと報告を受けた宋玄応はしぶとい奴だと苛立ちます。
承虞国王から国宝である霊璧石を見せられます。承虞国は建国した年に滅びそうになる危機に直面したが空から降ってきた霊璧石により亡国の危機を逃れそれから国法となり地下宮殿に大事に保管されていました。
地下宮殿は歴代の王しか知る者はおらず案内された宋玄仁は世継ぎを意味すると分かり命に代えて守り抜くと約束します。
そして病に倒れた承虞国王は「これからは弟を補佐しろ」と皆の前で宋玄応に命じ息を引き取りました。国王となった宋玄仁は兄・宋玄応を応王に封じ賢昭儀を太后とすると告げます。また命懸けで戦い守ってくれた葉青緹を神武大将軍に任じました。
記憶をなくした姫蘅の騙して恩人のフリをする聶初寅は人間界に落ちた霊璧石とされている鎖魂玉を探していました。
承虞国にあるはずだと確信した聶初寅は同じく霊璧石を欲しがる崇安国王に謁見し姫蘅を公主として承虞国王に嫁がせれば簡単に奪えるでしょうと唆します。
楚宛と名乗る姫蘅を見て絶世の美女だと気に入った崇安国王は「どうせ承虞国の密偵だろう」と聶初寅を牢に入れ楚宛を妃にしようとします。こうなったら己に跳ね返ろうとも仙術を使うしかないと思った聶初寅は牢をこじ開け出て行きます。
仙術で時を戻された崇安国王は聶初寅の能力に恐れ提案を受け入れました。
長年の紛争で多くの犠牲者が出ており縁談で和平を結び平和になるならと宋玄仁は崇安国の提案を受け入れました。
聶初寅は万が一記憶が戻ったときの事を考え同行する世話役を閩酥の顔に変えました。
第11話/運命の転機
白鳳九は安静にしていると「こっそり人間界に行きましたね」と司命が訪ねてきます。
人間界で仙術を使った反発が起きていたので誤魔化すことはできず劫を邪魔されると修為(修練を積み重ねた仙力)が回復しないし緲楽を封印できないと怒られます。
本来であれば瀕死状態の宋玄仁は宮女の周夢溪の手当で回復し恋に落ちる運びでした。
二人を出会いに導き情劫を修正するよう言われた白鳳九は再び人間界へ行くと崇安国から君主のお輿入れがあると民が見物するため集まっていました。
白鳳九は見に行くと王位を狙う宋玄応の刺客が現われ迎えに行った葉青緹が戦っていました。屋根の上から矢で狙う者がいたので声をかけて気付かせると宋玄仁が探していた青年(小九と名乗り兵士に扮していたので男だと思われている)だと気付かれます。
宋玄仁は楚宛(姫蘅)の称号を宛婕妤とし宛雲宮を与えます。
呼ばれた小九(白鳳九)は公主とすれ違い姫蘅と瓜二つだったので驚くが宋玄仁を目にし東華帝君に会えたので見詰めてしまいます。
葉青緹に声をかけられ我に返り慌てて跪いて挨拶します。大王の命の恩人であり両国を救った事で小九は歓迎され禁衛軍を率いる葉青緹の部下に望みどおり抜擢されます。
小九はヘビに驚き宋玄仁と共に池に落ちてしまい騒動となってしまいます。髪がほどけ女だとバレてしまうので深く泳いで逃げるが宋玄仁はあんな美しい女子がいたのかと心を奪われてしまいます。
捜索を命じられた小九は自分の事だと気付き困るが周夢溪を探せば良いのだと思い付きます。
第12話/忘れ得ぬ美女
一緒に池に落ちた美女を見て一瞬で心を奪われた宋玄仁は忘れられない日々を送っていました。
小九(白鳳九)はそれは自分だと名乗れず葉青緹と共に探すよう命じられ困ってしまいます。
翌朝、目を覚ますと成玉と司命がいました。白鳳九が人間界で仙術を使い反発で体を壊したのに東華帝君の情劫のために再び人間界に行かされたと知った成玉は殺す気なのかと司命に怒り連れ戻しにきたのです。
周夢溪を探し出し劫を修正したら帰ると説得し姫蘅を見たと告げると成玉は驚きます。
宋玄仁に輿入りした楚宛/宛婕妤が姫蘅だと確認した成玉は寒山真人を訪ねると姫蘅の未来は空白になっていると聞かされます。
東華帝君の婚儀から逃げたのに劫に関わってくるのはどう考えてもおかしいので記憶を失ったフリをしているのではと疑い連宋を訪ね「私に短刀を贈りたいそうだけど模写するから図を貸して」と花見に付き合う条件でお願いします。
この図を知っているのは白鳳九と姫蘅だけなので図を受け取った白鳳九は宋玄仁に拝謁するとちょうど楚宛がいました。
短刀の図を描いたと告げ見せると隣にいた楚宛は何の反応も示しませんでした。
周夢溪は病死していたと葉青緹に知らされた白鳳九は帝君の劫だけでなく彼女の運命も変えてしまったのだと嘆きます。
司命がやってきて「確かに運命を変えたが愛してもいない者の側室として生きても幸せになれないから彼女にとっては良かったのかも」と言われます。
このままで魔尊の封印が解けてしまうが白鳳九が情劫の相手となり愛の苦を与えれば修復できると言われます。