作品情報/如懿伝
4大女優ジョウ・シュンと時代劇スターのウォレス・フォが共演した中国宮廷愛憎劇。
清朝の第六代皇帝・乾隆帝の時代。幼なじみとして慕い合い皇后となった如懿(嫻妃)の波瀾万丈な人生を描いた如懿伝は96億の制作費で総再生数165億回を突破し中国版エミー賞4冠に輝いた。
ネタバレあらすじ/如懿伝
第9話・後宮の新年
嫻妃(如懿)が乾隆帝の寵愛を受けたことで内務府からの贈物を侍女の阿箬は自慢げに運び入れます。
嫻妃は寵愛はいつ失うか分からないし刀よりも鋭い目をもつ内務府には喜びを出さないよう忠告し阿箬と惢心に新しい衣をあげて新年を迎えるよう言います。
白蕊姫(玫答応)の傷は後宮を牛耳ろうと企てる皇太后から渡された粉を自ら塗って出来たものであり嫻妃の疑いは晴れてしまったが富察皇后と慧貴妃(高晞月)の疑いはまだ残っているし乾隆帝からのお叱りもないので価値はあったと侍女に告げます。
嫻妃は乾隆帝たちと共に慈寧宮を訪ね皇太后に新年の挨拶をします。
皇太后は3人の皇子と1人の公主がいるが十分に世継ぎがいてこそ国の繁栄が続くので新たな年の始めに心を入れ替えろと皇妃たちに期待します。
子供を授らない慧貴妃(高晞月)は皇后からは嫌われても母親(哲妃)を亡くしている第一皇子は皇太后から気に入られてるので引き取って地位を安泰させようと思い付きます。
嫻妃がいる延禧宮に向かう乾隆帝を呼び止め第1皇子を任せて欲しいとお願いしました。
第10話・冷遇
嫻妃(如懿)の誕生日、養心殿の太監・李玉は祝いの品を延禧宮に届けに行くついでにお目当ての惢心(如懿の侍女)に簪をプレゼントします。
惢心はいつも阿箬に取られてしまうので喜んで簪をさし海蘭の薬を取りに行くと幼馴染みの江侍医が怒られていたので勉強熱心だから大成するはずと慰め香り袋をあげます。
乾隆帝がやってきたので嫻妃は喜んで出迎え楽しい一時を過ごすが熱河行宮で先帝にお仕えした李金桂に追贈と妃陵への改葬を願い出ると生母が一介の女官である事を隠したい乾隆帝は出生について疑う者もいるから口にすべきではないと不機嫌になってしまいます。
陛下の心に刺さった棘を抜ければと思い口にしたことだが乾隆帝はなおも食い下がる嫻妃に激怒し海蘭の部屋で一夜を過ごしました。
乾隆帝が延禧宮で激怒していたと耳に入った内務府は普段から阿箬が威張り散らしているので粗悪品を送ります。
手当が滞ってしまった嫻妃は厳しい暮らしを強いられるようになってしまい海蘭から悔しくないのと聞かれるが黙って粗悪品を修復します。
惢心に頼まれた李玉は陛下に伝えようとするが王欽がそばにいるので近付けないでいました。そこで麦門冬湯を持って訪ねると他の妃にも配ってやれと言われたので「内務府は寵妃を優遇するため平等には配れません。寵愛を失えば女官から太監、妃まで虐げられます」と伝えます。
想いを汲み取ってくれたのだと気付く乾隆帝は皇太后の同意を得て嫻妃の願いを叶えました。
第11話・皇子の選択
長春宮へ来るよう乾隆帝の命を受けた嫻妃(如懿)は富察皇后を訪ねるとそこには慧貴妃(高晞月)もいました。
第1皇子(永璜)の教育や世話が行き届いていない事で養母を選びたいらしく慧貴妃は喜んで名乗り出ると乾隆帝は永璜を呼び本人に選ぶよう伝えました。
「母親に選ぶなら嫻妃がいいです」と永璜が口にしたことで嫻妃は養母となり慧貴妃は悔しがります。
長子を手に入れ陛下の寵愛まで取り戻した事で富察皇后は乳母を潜入させ情報を得ようとするが嫻妃は病になっても放置するような乳母は必要ないと30回の仗刑にして皇宮から追放しました。
金玉妍(嘉貴人)は富察の不安を煽り乾隆帝のそばにいる太監の王欽に取り入るためにも彼のお気に入りの蓮心(皇后の侍女)を嫁がせればどうかと提案します。
催促などしていないのに母様と永璜に呼ばれるようになった嫻妃は心から喜びしっかり教育して守らなければと思います。
王欽が蓮心を娶ると耳に入った嫻妃は王欽を抱き込み陛下に探りを入れたいのだろうと分かるが年の差があるため蓮心が気の毒だと思います。
第12話・悲しき婚礼
永璜(第1皇子)を連れて散歩に出ていた嫻妃(如懿)は王欽に嫁ぐよう富察皇后から命じられた蓮心が隠れて泣いているのを目にします。
皇后の侍女は目立つから涙を拭いて戻った方がいいと告げると阿箬が笑っていたので太監に嫁ぐなんて気の毒なんだから馬鹿にするなと叱責します。
富察皇后に挨拶に行くために嫻妃は途中で出会った慧貴妃(高晞月)と共に向かうと白蕊姫を乗せた輿がすごい勢いで目の前を通過します。
簪が壊れた慧貴妃は激怒すると身籠もった事を早く皇后に伝えたくて輿を止める事が出来なかったと言われます。
帝位即位後の初めての子は大事にされると言われており勝ち誇る白蕊姫は養母となった嫻妃や子に恵まれない慧貴妃に皮肉を言い放ちます。
富察皇后は蓮心を王欽に嫁がせる事を皆に伝えるが彼女は嫁ぎたくないと涙で流しながら訴えます。
民を洪水から守り難題を解決した索綽倫桂鐸を乾隆帝が知府に封じるつもりだと知った阿箬は父親であるため感謝して喜ぶが如懿の実家から支え父親は功臣となったから同じ侍女でも住む世界は違うのだと惢心に言い放ちます。
嫻妃は阿箬が女官頭なのに着飾っていたので分をわきまえないと倹約を奨励する皇后が見たら不快に思う、女官が着飾れるのは正月と万寿節だけだと注意します。
悲しみながら婚礼を挙げる蓮心を思うと胸が痛い嫻妃は太監の部屋から叫び声を耳にします。叫び声が響き渡ったため後宮では様々な憶測が飛び交います。
忘れものを届けに来てくれた蓮心に阿箬が心ない言葉を投げかけた事でさすがの嫻妃も厳罰を与えると激怒すると「他人を嘲笑するとは撃ち殺すべき」と話を聞いていた慧貴妃が現われました。