作品情報/如懿伝
4大女優ジョウ・シュンと時代劇スターのウォレス・フォが共演した中国宮廷愛憎劇。
清朝の第六代皇帝・乾隆帝の時代。幼なじみとして慕い合い皇后となった如懿(嫻妃)の波瀾万丈な人生を描いた如懿伝は96億の制作費で総再生数165億回を突破し中国版エミー賞4冠に輝いた。
ネタバレあらすじ/如懿伝
第65話・悲しみの雪
如懿皇后が産気づき、純貴妃は訪ねてきた婉嬪と共に無事を祈ります。
公主・璟兕を失ったばかりの乾隆帝は愉妃と共に心配して落ち着かなかったが欽天監に性別関係なく必ず無事に生まれてくると言われ安心します。
しかし妊娠7ヶ月で早産の如懿は苦しみながら無事に皇子を生むが既に息絶えていました。
乾隆帝は「天意を受けた子ではなかったのか」と怒りをあらわにし欽天監を蹴っ飛ばすと、産婆の田が「死産になるのは母親の運が強すぎるからだと言い伝えがあります」と言い訳を始め欽天監もあわてて同調します。
自分の失敗を迷信のせいにするなと愉妃は言い放ち妄言を吐いた田と欽天監を罰するべきと願い出ると乾隆帝は欽天監の職を解いて追放し産婆を全員罷免としました。
乾隆20年第13皇子が逝去、悼瑞皇子に追贈され端慧皇太子の陵墓に埋葬されました。
目覚めた如懿は赤ん坊を連れて来てとお願いするが愉妃や純貴妃、穎妃の悲しむ表情を見て子は守れなかったのだと気付きます。
江侍医がずっと診察してくれていた時に問題はなかったのに1ヶ月前に急に産婆の田から逆子だと診断された事を疑問に思った如懿は尋問するよう告げます。
しかし欽天監は口封じで殺害され、尋問するのが進忠だったために病の息子が犠牲になってしまうと匂わされた田は個人的に恨んでいた皇后を苦しめようとしたのだと白状し自害しました。
如懿は必ず裏があると告げるが乾隆帝は天象を重んじていて欽天監の言い訳を信じていたのでショックを受けます。
第66話・深い溝
産婆と欽天監が亡くなっても納得できない如懿(皇后)は時間がかかっても調べてほしいと凌雲徹にお願いすると「命懸けで尽くす」と言ってくれたので涙を流し感謝します。
如懿の悲しむ顔を見たくない凌雲徹は田の息子・田俊をやっとの思いで見付けると大金を持っていました。産婆で稼げる額ではないと訴えると愉妃の手伝いをしていたと言われ驚きます。
衛嬿婉は凌雲徹が城外で調査しているのをいちはやくキャッチし愉妃が甥ジャチと仲が悪いため田俊にジャチが持っていた銀票を渡し命じていたのです。
それにより「愉妃から命じられて田が皇子を殺害した」と疑われる事になってしまいます。衛嬿婉から金を受け取るジャチが「嫡子が誕生すれば第5皇子が皇太子になれないとよく言っていた」と話しまくっていたので凌雲徹は密かに如懿に報告します。
愉妃(海蘭)を最も信頼する如懿は何かの間違いだと思うが凌雲徹が誰にも話していないのに陛下の命で愉妃が慎刑司に連行されたと報告を受けます。
慎刑司では拷問を受けるジャチが「田俊を殺すよう令妃に命じられた」と叫んでいました。自分の罪は自分で償えと言い放つ愉妃は自分は何もしていないから拷問でも何でもするがいいと進忠に言い放ちます。
如懿はやはり何かおかしいと思い三宝に調査を命じ、訪ねてきた乾隆帝に愉妃とは支え合い生きてきたし嫡子を殺すのが目的なら12皇子・永璂を殺すチャンスなどいくらでもあったと告げます。
いくら証拠はあっても皆が亡くなってるしジャチみたいな輩は金でいくらでもウソを付くからしっかり真相を突き止めるようお願いしました。陛下との間に溝が出来てしまった如懿は公主を失った穎妃が子を欲しがっていると告げ帰らせます。
その頃、衛嬿婉のお産が近付き母親の衛夫人は位もないのに威張り散らしながら永寿宮にやってきます。
第67話・非情な選択
調査を続ける凌雲徹は愉妃(海蘭)の甥ジャチが衛府に出入りし衛嬿婉の弟・左録と繋がっている事を突き止めました。
如懿(皇后)は幼馴染みの弟を調べるのは辛いだろうと思い、これ以上調査を進めると出世に響くから任務に戻るよう告げました。
衛嬿婉が皇子を産んで皇后になれば自分も天下だと浮かれる衛夫人は皇后を失脚させるために呪術を行ないます。
李玉は衛夫人の侍女から呪詛を唱えていたと聞かされます。
乾隆帝に拷問に耐えきれずジャチが亡くなった事を伝えるとそれでも愉妃が不利な状況だと知り衛夫人が呪詛を唱えていた事を報告します。
翊坤宮にお呼ばれした衛夫人は乾隆帝の侍女・毓瑚のお出迎えを得て喜んで向かうと乾隆帝もおいでだったので喜びます。
その頃、衛嬿婉の弟・左録は慎刑司に連行され凌雲徹の尋問を厳しく受けていました。
乾隆帝と如懿は呪術の証拠を突き付け衛府に埋められていたとかまをかけると衛夫人は部屋にあったはずと口を滑らせます。
そして「シャチが衛府で愉妃を陥れる謀議をしたと白状した」と更にかまをかけると愉妃の実家とは無縁と答えていたのに「我が家に転がり込んできたから面倒見てやったのに濡れ衣を着せるとは」と口にしました。
その場にいた穎嬪は衛嬿婉も共犯ではないかと口にすると純貴妃も皇后や愉妃への行いは娘のためではないかと疑います。
そこに佐録の尋問をおえた凌雲徹がやってきて「呪術のことは知らないようだが愉妃への不満や田俊殺害についてはジャチから聞かされていた事を認めました」と報告します。
「衛夫人は衛嬿婉から銀票を受け取り左録を通じてジャチに渡し出所をきかれたら愉妃からだと答えるよう命じていたのです。」
衛夫人は自分は潔白だと慌てるが永寿宮偏殿から呪術に使う人形が発見され言い逃れが出来なくなってしまいます。
母親が失態を犯したと察知した衛嬿婉は急いで翊坤宮に駆け付けると進忠太監から「愉妃を陥れたことを佐録が白状したから自分の身を守るために切り捨てるしかない」と言われます。
とにかく生き残れと言われた衛嬿婉は覚悟を決め「なぜ私に隠れてこんなまねをしたんですか。佐録を巻き込まないでください」と駆け込んで発言します。息子を溺愛する衛夫人はすべて自分がしたことだと頭を下げるが如懿は愉妃を陥れた策が1人でできるとは思えないと言います。
乾隆帝は衛夫人を死罪とし衛嬿婉への尋問は出産を終えてからする事を告げます。如懿は慎刑司に行き無実が証明された愉妃を迎えに行き再会を果たします。
第68話・新たな後ろ盾
衛嬿婉は母親の処刑を聞かされながら何とか第7公主を出産します。
乾隆帝は穎妃が第6公主を失い元気がなかったので第7公主の養育をするよう告げると「衛嬿婉が嫌いですし同じ位の子を養育するのは掟に反します」と言われ衛嬿婉を妃から答応に降格させました。
如懿(皇后)は衛嬿婉が関与していないとは思えないことを告げ引き続き調べさせて欲しいとお願いします。
衛嬿婉はわが子と対面するが娘を穎妃に奪われ、更に称号を剥奪され答応に降格したと李玉から告げられます。
衛嬿婉は皇太后に助けを求めるが門前払いを受けてしまいます。
雨の中、泣き崩れる衛嬿婉は通りかかった凌雲徹に助けを求めるが「幾人もの命を奪った」と見捨てられます。
一児の母となった和敬公主が数年ぶりに戻り乾隆帝は再会を喜びます。
和敬公主は自分を遠くに嫁がせたのは如懿の進言があったからであり母親の後釜なので反抗する態度を見せます。
如懿の調査は大規模となり璟兕を襲った犬や産婆の田と内通していた事まで突き止めていました。そんな如懿の追求に脅える衛嬿婉は和敬公主の息子・慶佑を見掛けわざと池に落ちるよう誘導してから助け和敬公主に恩を売ることに成功します。
和敬公主は慎刑司で拷問を受ける衛嬿婉をかばいだすと乾隆帝は自ら尋問するからと釈放させます。進忠から忠告されていた衛嬿婉は乾隆帝にすべて潔白だと言い続け頑として罪を認めませんでした。