韓国ドラマ/王になった男
ヨ・ジング主演、王と道化師、一人二役を演じた韓国時代劇!!
こちらの作品はWOWOWで全話鑑賞!
全16話あらすじ一覧と最終話の結末までネタバレ感想で紹介します。
見所&キャスト
朝鮮王朝・後に暴君とされ追放される光海君の時代背景を基に描かれた歴史ドラマ。
自分の命により弟が議性になってしまい陰謀渦巻く宮廷で心を病んでしまった国王イ・ホン。側近の都承旨は漢陽で国王そっくりな道化師ハソンを目にし莫大な財と引き換えに影武者となるよう依頼する。宮廷はおそろしいところだと逃げ出すハソンだが正義感強くこのままでは民がますます犠牲になると考え本当の王となり世界を変えてやろうと決心する。
一方、王妃は急に優しくなった国王に戸惑いながらも徐々に惹かれていくことに・・・。イ・ビョンホン主演の大ヒット映画をリメイクした作品でヨ・ジングが国王と道化師一人二役を演じた。
15代王・光海君がモデル。母親は自分を生んですぐに亡くなり父親である14代国王から愛を得られずに育つ。父親の亡きあと国王となるが党派争いに巻き込まれ刺客に狙われたりと心を病む。都承旨が連れてきたハソンに替え玉を頼み身を隠すがハソンに警戒するようになる。
ハソン(ヨ・ジング)
15代王・光海君がモデル。母親は自分を生んですぐに亡くなり父親である14代国王から愛を得られずに育つ。父親の亡きあと国王となるが党派争いに巻き込まれ刺客に狙われたりと心を病む。都承旨が連れてきたハソンに替え玉を頼み身を隠すがハソンに警戒するようになる。
ユ・ソウン(イ・セヨン)
イ・ホンの正室。心を病む国王に冷たい態度を取り距離を取っていたが入れ替った事を知らずにハソンに徐々に惹かれていく。
イ・ギュ(キム・サンギョン)
イ・ホンの側近・都承旨/王命の伝達を行なう役職。ハソンを監視下におき国王に忠誠。
大妃(チャン・ヨンナム)
宣祖の継妃・仁穆王后がモデル。息子を王にすると望んでいたが殺されイ・ホンに強い恨みをもつ。
シン・チス(クォン・ヘヒョ)
左議政・イ・ホンの側室である姪の宣化堂を正室にしようと最初は企てる。別人のように変わってしまった王に気付くと・・・。
全16話ネタバレあらすじ
第1話・いざ漢陽へ
母親の恭嬪は自分を産んですぐに亡くなり父王からは庶子を理由に愛情を受けずに育った光海君/イ・ホンだが国王が逝去すると弟である敬仁大君(継妃の長男)がまだ幼かった事もあり引き継ぐ形で15代王となった。
すぐに刺客に命を狙われるが重臣シン・チスが捕らえた刺客に尋問し「能昌に指示された」と吐かせたことでイ・ホンはすぐに罪人を引っ立てろと命じました。
能昌は「謀反など知らない・濡れ衣だ」と訴えるがシン・チスは何も聞かず首を刎ねました。
幽閉された大妃(先代王の妃)は罪のない父親とまだ幼い敬仁大君を殺されイ・ホンに強い恨みを持つようになる。
(これはシン・チスが側室である姪の宣化堂を正室にしようと企てているため邪魔者を排除するための罠だと思われる)
イ・ホンは幼い弟が謀反を起こすはずないと思いすぐに迎えに行くつもりで王宮を追放させたが食事に毒を盛られてしまったのです。(実際には江華島に流刑になったあと蒸殺された)。
(後にこの事がきっかけでモデルとなった光海君は暴君として名を残す事になるが党派争いに巻き込まれた被害者だと言われている。)
イ・ホンは刺客に狙われる夢を頻繁に見るようになり心が乱れていきます。
実際に刺客に襲われると忠誠を誓う都承旨のイ・ギュや護衛ムヨンが返り討ちにするが次々と命を狙われ正気を失っていきます。
イ・ギュは府院君(王妃ソウンの父)に相談すると「あの時は猟犬が必要だったために重要視したが今ではシン・チスが左議政になる勢いだ」と警戒していました。
ソウンが宮殿の暮らしに慣れず正気を失っているイ・ホンと距離を取っているのでシン・チスを排除しなければと思い収賄のうえ悪人の後ろ盾となり救援米を横領していると報告します。しかしシン・チスは王様の宮殿を建てるためだったと誤魔化し切り抜けました。
捕らえた刺客が「シン・チスに命じられた」と口を割ったので好機だと思いすぐに進言するが国王の前で「府院君に命じられた」と証言された事で罪人となってしまいました。シン・チスの罠だと気付くが証言が偽りだという証拠がないため牢に入れられてしまいます。
王妃ソウンに濡れ衣だと訴えられたイ・ホンではあるが完全に人間不信に陥り「シン・チスを追い出すために偽りを述べたのだ」と言い放ちました。
(大妃と晋平君が企てた謀反だったが失敗したら府院君に罪を着せるようしていた。晋平君はイ・ホンの甥にあたる後にクーデターを起こして王となる綾陽君がモデルと思われる)
イ・ギュは妓楼で飲んでいると王を笑いものにする道化師がいたので捕らえるとイ・ホンとそっくりだったため驚きます。
道化師ハソンは妹ダルレを含む仲間と共に全国各地を放浪しており漢陽に到着したばっかりでした。
イ・ギュは国王を守るため替え玉にしようと王宮に連れて帰ります。
第2話・出会い
道化師ハソンと対面したイ・ホンは驚くが声までそっくりだったため王服を着るよう命じます。
刺客がいるような気がして一睡もできなかったイ・ホンはこれで安泰だと笑い王宮を出て寺に身を隠します。
ハソンは妹や仲間が心配で断るが王命には逆らえない事、そして莫大な財を与えるとイ・ギュに言われ楽に暮らせると引き受けます。
チョ内官(王の世話役)に言葉遣いや振る舞いを訓練されるが翌朝いきなり多くの女官が世話をしてくれるのでハソンは戸惑います。
朝食には多くの豪華なおかずが並ぶが同じ物に二回手を付けると毒を盛られる可能性があるから食べるなと言われていたので恐る恐る口に運びます。
誰かが許しを請うた時は「そうせよ」と答えればいいと言われていたハソンだがシン・チスに「府院君を斬首するべき」と進言され「そうせよ」と口にし驚かれます。
国王が斬首を裁加されたと報告を受けた王妃がやってきてハソンは美しいので驚くが府院君が王妃の父親だと知り目の前で自害しようとしたので急いで止め短剣を取り上げます。
「助けると約束するから命を絶つのは止めてくれ」とハソンは必死に訴えると国王が急に優しくなったので王妃ソウンは戸惑いながらも感謝します。
都承旨が寺まで足を運び相談するとイ・ホンが斬首を受け入れてしまいます。
都承旨から勅書を渡されたハソンは王妃との約束があるため読み上げるときに圍籬安置(罪人を流刑地で監禁)せよと独断で言い放ちます。
都承旨にこっぴどく怒られたハソンは「なんで圍籬安置を知っているんだ」と聞かれチョ内官に目をやると掃除するふりして誤魔化していました。ハソンは斬首の1つ下の刑は何かとチョ内官に聞いていたのです。
大妃は府院君の後にシン・チスを排除しようと企んでいたが生かした事で国王がシン・チスを信じていない事が分かりシン・チス派と都承旨派が争うはずだと予想します。
お菓子の中に毒を盛られ自分の代わりに女官ケファンが命を落とします。ケファンを見ると妹を思い出し可愛がっていたハソンはショックを受けます。
ハソンは王が命を狙われているから雇われたのだと気付き出て行こうとするが「妹と仲間の命はないぞ」と都承旨に脅され刀を突き付けられます。
そこに王を心配した王妃が拝謁を願いやってきたので「通せ」と命じると都承旨は退きます。怖くなったハソンは「すまぬ、もう王宮にいたくない」と王妃に告げ裏口から逃げ出してしまいます。
王妃は王様に寄り添い共に生きていく決心をして訪ねたのでショックを受けます。
ハソンは妹ダルレと再会するがシン・チスの息子イギョムに目を付けられて暴行され失声症となっていました。怒ったハソンは仮面を付けて乗り込むが大勢の使用人に暴行を受けシン・チスの命で2両ほられます。
徹底的に潰す術を学ぶためハソンは王宮に戻ります。
第3話・代わり役の条件
ハソンはイギョムを抹殺するための術を教えてくれれば王の身代わりとして命を差し上げると伝えると都承旨は受け入れるが「妹たちをうまく逃がしたようだな」と言われます。
世話をしてくれていた妓生ウンシムが同じ境遇だから見て見ぬ振りはできないと逃がしてくれていたのです。
「命を狙った者を捜すためにまずは大妃様(先王の継妃)に挨拶に行き騒動を起こしてこい」
ハソンは挨拶しに行くが王妃も「お供します」と待っていました。
茶を出され毒かも知れないと警戒していると王妃に先に飲ませようとしたので「毒味を王妃にさせるとは何事だ」と御膳をひっくり返し出ていくが親不孝だと非難され立場が悪くなるので我慢するよう王妃にお願いされます。
毒を盛ったと疑われ軽んじられた大妃から叱咤された晋平君は狩りの場で始末すると告げました。
イ・ホンは弓矢の名手なため都承旨とチョ内官はバレてしまうと警戒するがハソンが抜群な腕前を披露するので驚きます。
ハソンは賭け事で儲けるために的当てで上達したとは言えず「生まれつきだ」と答えました。
チョ内官は狩りで標的になると心配するが都承旨は身代わりであるし健在を示すためには必要だと言います。
ハソンは妹を汚したイギョムがいたので怒りが込み上げるが「余計なことは考えるな」と都承旨に言われます。その時、晋平君が連れてきた猟犬が威嚇し今にも襲ってきそうだったがハソンは怖がりながらも近付き両手を差し出すと猟犬は寝転んで甘え出しました。
虎の前で猟犬は役立たずだと知識があったハソンは神殿にあった虎の皮を切り取り手首に巻いていたのです。
晋平君を尾行していた王の護衛官ムヨンが狙われた事で間違いなく王の命を狙ったのは大妃だと都承旨は確信します。
ハソンはイギョムを始末するチャンスだと思うが「イギョムに力を与えようとする者まで全員始末しなければダメだ」と思いわざと狙いを外しました。
宮殿に戻ると王妃が出迎えてくれたが猟犬が向かってきたのでハソンは体を張って守ります。連れてきた責任をとると晋平君が剣を抜いたが「一度の過ちで始末していては何も残らぬ」とハソンは止めました。
傷の手当てを終えると心配した王妃と側室の宣化堂が訪ねてきます。宣化堂が王妃がいるのに手を握ってきたのでハソンは「もう下がれ」と命じました。
偽物だとは知らず王妃は徐々に惹かれていきハソンは「王妃の明るく笑う姿が見れますように」と願掛けして石を投げました。
第4話・呪い
ハソンは字が読めないのでチョ内官に漢字を教えて欲しいとお願いするが王が読んだ書物が大量にあるので驚きます。
ハソンの監視役を命じられているチョ内官だが一番近くにいることで人柄を理解し支えるようになります。そんなチョ内官に「妹が無事に暮らしているか調べて欲しい」とハソンはお願いしました。
茶を飲んで体調が悪くなった宣化堂は王妃をそばで支えるパク尚宮が呪いの人形を埋めたところを見た者がいると告げます。
パク尚宮は濡れ衣だと必死に訴えるが王を支えるキム尚宮は実はシン・チスと繋がっておりパク尚宮の部屋に呪いの人形を大量に隠していたので拷問をくわえます。宣化堂に命を落とさない程度に毒を混入させたのもキム尚宮ではあるがシン・チスには従順で見目よい姪が他にもいるので宣化堂を王に据えたいわけではない事を知ります。
パク尚宮は何も知らないと訴え続けているのでシン・チスは始末するよう命じます。「側室を呪い配下の命まで奪う王妃」と噂が立ち廃妃にできるからだったが動く前にパクが毒を盛られて命を落としたと報告がはいり驚きます。
王妃はパク尚宮に体調が悪い母親がいた事を思い出し使いの者を送るが大妃様の使いだと誤解し書状と掛け軸を渡してきました。
パク尚宮は体調が悪い母親のために財宝と引き換えに王妃を呪っていたのです。宣化堂への呪いと毒はシン・チスの仕業だが自分の罪を隠すために大妃様がパク尚宮を消したのです。
王妃の潔白を信じているハソンは王妃から掛け軸と書状を渡され都承旨に相談すると「これで大妃様を廃せる。王を呼び戻すから準備しろ」と満足そうに言われます。
「王妃を救えるか」という意味で相談していたハソンは大妃様の元に押しかけて掛け軸と書状を放り投げ「パク尚宮を始末した罪人を明かせば大妃様の罪は不問にしましょう」と言い捨てます。
大妃様をずっと近くで支えていたチャン尚宮が自分がやったと名乗り出ます。
「親子の情をもっても許される罪ではありません。大妃様の廃位を請いますゆえ承諾くださいませ」とシン・チスが訪ねてきます。
予想していたハソンは「無実の王妃のみならず大妃様まで追い出したいのか。チャン尚宮の罪は大妃様に関係なく、自白により王妃の汚名も晴れた。もう下がれ」と言い放ちます。
ハソンは王妃の心からの笑顔が見れて嬉しいがこれでお別れだと悲しくなります。都承旨に連れられ山奥に連れて行かれたハソンは刀で軽く刺されたあと「これで道化師ハソンは消えた。お前が王になるのだ」と告げられます。
寺で身を隠すイ・ホンは「弟の声が聞こえる」と自分の耳を切ってしまうほど精神が崩壊していたのです。
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