韓国ドラマ/王の顔
ソ・イングク&チョ・ユニ共演、宿命に立ち向かう光海君の半生を描いた感動作
朝鮮王朝14代王・宣祖の時代、
観相師から王になってはならない顔だと予言された過去を持つ宣祖は王の相を持って生まれた息子・光海君を嫉妬心から冷遇し相を変えようとしていました。
聡明な光海君はその仕打ちに気付いていたが道徳心から気付かないふりをしています。
ある日、王宮の書庫に侵入した盗賊を捕らえると、ごく限られた人間しか知らないはずの龍顔秘書を口にする。それは王家に伝わる観相書で今の王が王の顔ではないと証明するものだった・・・
ネタバレ私感/王の顔
20話・新たな王妃
宣祖はカヒが光海君と一緒にいる姿を目撃して動揺を隠しきれないが昔の友に会いたくなる時もあろうとドチに告げます。
カヒはドチを呼び出し偽の書状はどうゆうつもりだと訴え、獣であっても昔の夢は抱いていると思っていたと呆れます。そして想う人を胸に秘めることもできぬ運命だが世子様を守るためなら何でもする忠告します。
光海君はドチはインビンの下で満足するような奴ではないとソ・ヨンに言われます。知っている口ぶりだなと告げるとドチは謀反の濡れ衣で死んだチョンの弟子で大同契の頭領だったと知らされるが、かつてはカヒと兄妹同然の仲だったと聞かされ驚きます。
カヒが王宮にやってきたのはドチから自分を守るためだったのだと気付きます。
光海君はドチに会いに行くと大同契のことは忘れたと言われ、チョンがつくろうとした大同の世は自分の夢でもあったが大同の世どころか権力を追い求めるお前が弟子だったとは失望したと言いその場を去ります。
光海君は宣祖に呼ばれると女真から白馬を贈られたようだなと聞かれ贈り主は分かっていませんと告げます。勢力を増している女真と敵対するつもりはないから都にいる女真の者を集めてくれと言われます。
宣祖が急に考えを変えたので不安な気持ちが消えない光海君は困惑しながらも王様が会いたがっていると告げます。
宣祖は女真族が集まったところで全員を捕らえるようドチに命じます。光海君はドチがやってきたので何で王様をお連れせず官軍を率いているのだと訴えます。
万が一、王様が本当に和睦を受け入れたとしても朝廷はそれに賛成するほど開けた考えを持っていないので光海君は今は時機ではないからと女真の地へ帰らせていたのです。
そして宣祖に謁見し一人も現れなかったから捕らえられなかったと告げ、自分が知らないことを女真の者たちは既に知っていたようだと言います。
ゴンニャンに顔見られたカヒは信城君に矢を放ったことを知ったインビンに引っ叩かれ、お前が面倒を見ているドチは兄妹同然だと知らないのかと言い放ちます。
光海君は宣祖が王妃選びをすると知りドチが相を見て嫡男を得られるとでも吹き込んだのだろうと察します。
インビンのもとを訪ねドチが観相で王妃を選ぶとなるとインビンに対抗できる者を王妃に選ぶはずだと唆し手を組みます。そしてドチに対抗するために落ちぶれたコ・サンを捜し出し王妃選びに勝利するが・・・
21話・龍顔秘書
光海君は大司諫の娘を新しい王妃に選ぶことに成功したが急死したようだと世子嬪に知らされます。
宣祖は病を見抜けなかったのかと激怒すると、ドチはコ・サンでは見抜けなかったのでしょうと告げ男児を授かるはずなので一刻もはやくキム・ジェナムの娘を王妃に迎え収拾するべきと進言します。
ドチは重臣たちを集め、これで継妃・仁穆王后が嫡男を授かれば天下は我々の者だと酒を手に盛り上がるが、そのころ泥酔する臨海君は世子がいるのに何で王妃を迎えたのか、嫡男が誕生したらどうするのかと宣祖のもとに押し掛けていました。
ソン内官から大司諫の娘はドチに殺された可能性が高いと知らされる光海君は何としても抑えなければと思います。世子嬪を連れて仁穆王后に挨拶すると明から世子冊封を認められていないのは本当かと聞かれます。
世継ぎが決まらねば国の秩序が乱れると言われ、王妃様の力を借りずに自ら解決するのでご心配なくと牽制します。
かつて父親が東人派の長だったホ・ギュンは明に冊封を要請する際に必要なので世子の手柄の一覧に署名してほしいと領議政に頼むが何の権限もない役職に就かされたので不満を隠せません。
光海君は冊封のためではなく敵味方を見極めるために署名活動をしているのだろうと見抜くと、もう一度インビンと手を組むべきと勧められます。
光海君はドチの悪行を証言できるでしょうと告げるとインビンは動揺するが漁夫の利を狙うために手を組みます。定遠君は知り過ぎているパク尚宮を始末しようとしたが命を狙われるはずとドチに聞かされていたために逃げられてしまいます。
ドチを監視する光海君は龍顔秘書を捜していると見抜き謀反を企てているのだと気付きます。そしてソン内官に尋ねると王様が自ら燃やしたと知らされ、その会話はドチにまで筒抜けとなっていました。
光海君はドチは龍顔秘書を盗もうと盗賊を送り込んだ大同契の頭だと宣祖に訴えます。インビンも証言しようとしたがそこにドチがパク尚宮を連れてやってきたので土壇場で惚けます。
ソン内官は王様に命じられると先読みして本物の龍顔秘書を保管しており、それをカヒに預けると王様を連れ出してほしいと願います。
どして世子様を陥れないと誓うなら龍顔秘書をお渡しするとドチを呼び、どうしてそんなに欲しいのかと聞くとチョン・ヨリプによると今の王が王の顔ではないと証明できる物だと聞かされていたからだと言われます。
隣の部屋で聞いていた宣祖は激怒してドチを投獄し拷問します。
22話・謀反の罪
光海君はソン内官が命を懸けてドチの素性を暴いたと聞かされ駆け付けます。必ず聖君になると誓うと致命傷を受けていたソン内官は亡くなってしまい涙を流します。
カヒからソン内官から預かっていた物だと龍顔秘書を渡され燃やされていなかったのかと驚きます。そんな中、打ち首されるはずだったドチは助けを借りて脱出し王妃の隠れ家に逃げ込みます。
~6年後、
王妃の産んだ嫡男である大君(後の永昌大君)を光海君はかわいがるが大君を世子にさせようとする領議政一派の小北派が動きを見せていました。
イ・サネ(大提学、大北派の党首)から報告を受ける側室インビンは急速に力を付ける王妃を気に食わないために今は世子を助けねばならないと思います。
世子を廃位させる方法を思い付いたとドチから文を送られる王妃は笑みを浮かべます。光海君は気をつけるよう忠告していたが支持者を集めて会合を開く刑曹参議ホ・ギュンが内禁衛将となったソ・ヨンに王命を受け謀反の罪で捕らえられてしまいます。
イ・サネが大北派を集めて座り込みをはじめる中、光海君は嫡男が誕生してからずっと手助けすると女真から連絡を受けていたが今後の和睦のためにヌルハチとうまくやらねばならないと思います。
しかし光海君に会いに来た女真族の頭がドチに捕まり書状とともに袋に入れられ城門の前に置き去りにされます。カヒと世子嬪はホ・ジュンが女真から奪った密旨を保管していると知り急いで捜し出します。
カヒは急いで逃げ出すがソ・ヨンから目撃されており宣祖が押し掛けてきます。カヒは世子を想っていないし密旨も持っていないと言い張るが、宣祖は世子を廃位すると王命を下します。
23話/最終話・民の顔
光海君は自分は罪人ではないのだから剣を向けるなと内禁衛に言い放ちます。
そして宣祖のもとに向かい謀反の罪でいかに追及されようと無実ですから罪を認めることはないと言います。そして龍顔秘書を持っている事を伝えると「お望み通り王宮を去るが心を傾けるべきは王の顔ではなく民だ」と言い放ちます。
宣祖は激怒するが光海君を王位につけるためにカヒが毒を盛っていたために倒れます。そしてカヒが来世では光海君と出会い幸せになれることを祈り自死しました。
宣祖が逝去すると世子嬪はいつも王様の側にいるカヒがいないと気付き駆け付けます。
王様を利用して世子を廃位させようとしていたドチは失敗に終わったが挙兵するから私兵は待機させるよう臨海君に告げます。
インビンは世間知らずで鈍感な王妃に謁見し意地を張り続ければ大君様の身が危うくなることも分からないのかと挑発します。光海君の実母である恭嬪様のお墓を暴き呪ったことが知られればどうなるでしょうねと告げます。
頭に来た王妃はドチに書状を送るが定遠君が奪い光海君の手に渡ります。光海君は王妃に謁見し死罪を命じられた大罪人と連絡を取り息子に謀反の罪を着せる母がどこにいるんだと言い放ちます。
大妃の座に就いていただくが大君の面倒を見ようと思うと告げると、大君を王座に据えるために王印を手にしていた王妃は圧力に負け光海君に王位継承の命令を下します。
父親を殺してまで王になりたかったのかと押し掛けてきた臨海君に光海君は怒って立ち上がるがカヒが殺したと知り驚きます。駆け付けると王様が逝去した時に自死を試みたカヒを王宮外に出したと世子嬪に知らされます。
毒殺が事実なら打ち首にせねばならないと訴えると「もうじき亡くなる」と言われヨンシンに捜索を託します。
挙兵するドチは占領するから後から来るよう臨海君に告げ正面から一気に突入します。光海君は策を講じて待ち構えていたために返り討ちにすると玉座に座るドチに怒りをぶつけます。
剣を交え勝利すると万民が見守る中で打ち首に処すと命じるがドチは刀を奪うと自害しました。
朝鮮第15代王となった光海君は戦乱で疲弊した国内の建て直しを図るために大同法の導入を考えます。
逝去された宣祖のためにカヒが毎日祈っていると住職から話を聞き会いに行きます。自分が王座に就きその代償としてカヒが声を失ったことを忘れはしないと言います。
罪悪感も恨みも恋しさもすべて振り払うからもう二度と会いに来ないと告げるとカヒは頷きます。
民のための王となる事を誓い道を外れそうになったらしっかり叱ってくれとホ・ジュンに告げ復興政策を開始します。終。
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