作品情報キャスト
ディリラバとチャン・ビンビン共演の春秋戦国時代を舞台に描いた中国ラブ史劇
秦の侵略に周辺諸国が抵抗していた紀元前240年頃、祖国の衛を追われた公孫家の娘、麗は2人の兄弟子と共に総帥である祖父のもとで剣術の腕を磨いていました。秦王嬴政(後の始皇帝)は子供の頃に人質となっていた趙で麗に救われておりずっと想っていたが再会すると秦を恨んでいたので身分を明かす事をやめる。
美しく成長した麗は秦軍から追われていたが共に逃げていた二番兄弟子・荊軻が負傷してしまい彼を救うための解毒薬と引き換えに彼の子を身籠もりながら嬴政のいる秦宮に入ります。
始皇帝の妃となった麗の真の目的はとは?!彼女の復讐心を分かっていながらも、愛を貫こうとする嬴政。
ネタバレあらすじ/麗姫と始皇帝
第21話・転換
嬴政は文武に優れる麗を王后に立てると宣言すると「楚夫人を王后とし楚との友好を得ることが天下統一の早道だ」と華陽太后に反対されます。
「六国の妃の誰を選んでも他国の警戒は強まるので平民の娘なら警戒されることもない」と告げ、自分の理想は女傑なので次の戦に帯同させ証明すると言い放ちます。
麗は自分が王后になれば天明は太子となり狙われる、それに妃をまとめるなんて荷が重すぎると告げに行くが形見の短剣を返され感謝します。復活した韓申ともゆっくり語り合うが良いと言われ自分の事を信用してくれているのだと思います。
嬴政は「余が非情でいられたのは守るべき者がいなかったからだ。麗を愛した事が自分の弱点となるだろう」と李仲に話します。
また麗の命を救った韓申は昇格し「大王に命じられて麗夫人を守っている。師妹を守ることしか頭にないので華陽太后に泣きつこうがどうでもいい、師妹に手を出したら絶対に許さぬ」と楚夫人に面倒向かって言い放ちます。
韓討伐に帯同する麗は吃音を患っているが卓越した才人と評される漢非を得るための戦だと知らされます。嬴政は風林火山に麗に近寄れば処刑すると命じ天下統一は最小の議性で最大の平和を得るためなんだと教えます。
そして外は危険だから余の幕舎で眠れと告げ麗を抱き締めます。
剣譜を捜しに嵩山に到着した荊軻と蓋蘭はずっと丹頂門に尾行されているのに気付き姿を隠します。すると弟子を下がらせた夏侯央がやってきたので「助けたのではなく剣譜を独り占めするためだろう」と言い放ちます。
しかし逃げる際に何者かが仕掛けた落とし穴に落下してしまいます。
第22話・接近
嵩山の洞穴に落下してしまった荊軻と蓋蘭は出口を捜そうとすると壁に鵠落剣法の形が描かれていることに気付きます。
習得しないと石門が開かないのだと気付き修練に励みます。その頃、怖い夢を見て飛び起きた麗は眠らずにずっとそばにいた嬴政から「余がいるから大丈夫だ」と言われ心強く思います。
後宮では景良人の懐妊を知った楚夫人が嫉妬から激怒し「後宮で無事に過ごしたいなら」と堕胎薬を飲ませます。敏夫人は懐妊したのなら信頼できる太医をすぐ呼んで口止めするべきだったと侍女に告げます。
蒙武(大将軍)から「韓非を得たい気持ちは分かるが10万の大軍を差し向けるのは秦は横暴だと思われないだろうか」と進言された嬴政は臆病な韓王だから大軍で攻めるのだと告げます。
麗と蒙武は城門を開かせ「韓非を迎えたい。同意すればすぐに撤兵する」と告げると嬴政の予想通り怯える韓王はあっさりと受け入れました。
秦王府に戻り宴を開いた嬴政は重要視する韓非に韓長使を与えます。韓長使と韓非の関係に乗じて何か企てないかと侍女に聞かれた敏夫人は「楚夫人の浅知恵など大したことない」と笑みを浮かべるがいつか他国を議性にするかもしれないと警戒します。
第23話・会得
今、韓に進攻すればたやすく征服できる好機だと李斯は進言すると韓非は趙を討つ方が得策だと主張します。
韓非は実直で奸計を好まぬ人であり、秦の六国併合の志が公然となって祖国の存続を願わぬ者はいない中で趙討伐を進言したのは秦の利益となるからではないかと麗は告げます。
2人が対立し悩んでいた嬴政は麗の意見を取り入れ趙討伐を命じると趙の平陽を攻め勝利します。(紀元前234年)
景良人が流産させられたと知った麗は楚夫人を訪ね「私は巫術が使える。景良人の子の魂は宮中を彷徨っているから自分を殺した犯人を恨み取り憑くでしょう」と脅かします。
嬴政と弓で勝負した丹太子がわざと的を外して勝ちを譲ったのを見抜く麗は声を掛けると「友と言われても奴隷でしかない立場なので勝ちたくても無理なんだ」と言われます。
鵠落剣法を習得して洞穴から脱出した荊軻だが蓋蘭がいきなり丹頂門に捕らわれてしまいます。さっそく奥義を披露して救い出すが夏侯央と戦っている最中に自分を庇って蓋蘭が刺されてしまいます。
第24話・冤罪
韓申は誰もいない部屋で待機しろと嬴政に命じられ向かうと麗のお付きの侍女・清児がいました。嬴政が自分と清児を結ばせようとしたのか気付き困惑していると噂を聞きつけた楚夫人がやってきました。
韓申は相手にせず出て行くと清児は大王に命じられて部屋に入っただけで何もしていないと真実を告げます。楚夫人は二人の証拠を掴もうとしていたのに本当に何もしていないようだと悔しがります。
楚夫人は嬴政が韓非をいたく気に入っているようなので懐柔した李斯の出世に響くと考えます。
野心があり唆された李斯は邪魔者は排除するべきだと考え韓非が韓王と内通していると告白します。楚夫人は韓長使を買収しており証人として密書を提出させます。
韓非の叱責を真似た文であり韓非は罠だと訴えるが嬴政は激怒して牢獄を命じます。
敏夫人と茶を楽しんでいた麗は報告を受け驚くと、韓長使は確かに楚夫人の腰巾着のような存在だが何で韓非が狙われたのかと敏夫人は疑問に思います。
麗は面会に行き李斯が訴えを起こしたと聞かされ同じ楚人なので李斯と楚夫人が繋がっているのだろうと察して冤罪を必ず晴らすと約束します。
しかし、その夜に侵入してきた夏侯央の襲撃を受け浚われてしまいます。
第25話・救出
麗が浚われ激怒する嬴政を前に趙高は以前の失踪の時同様に清児たちを疑い拷問するべきと訴えます。
報せを受けた韓申は争った痕跡があること、そして逃亡なら形見である短剣を置いて行くはずないと主張すると宮外での捜索を許されます。
急ぐ韓申は燕の丹太子から「安邑にいる田光が力を貸してくれるだろう」と玉佩を授ります。
麗は目を覚ますと丹頂門に浚われたのだと気付きます。夏侯央は李斯から殺害してもいいと言われていたが荊軻を誘き出し剣譜を手に入れるため拘束します。
田光の庵で蓋蘭の治療をしていた荊軻は韓申が訪ねてきた事で麗の失踪を知ります。荊軻がいまだに麗の事を嬴政の女と呼び挑発してくるので韓申は呆れます。
韓申は丹頂門に襲撃をかけると蓋蘭に説得された荊軻も助太刀しに現われます。口を割らせると丹頂門がやってきたので韓申はこの場を引き受け荊軻を行かせます。
韓申から「函谷関」と報せを受けた嬴政は自ら捜すために禁軍を率いて向かいます。
荊軻に救出された麗は雨宿りする場でいろいろと話し合うがもう過去に戻れないのだと悟り「鵠落剣法を習得したのね」と褒めると完璧ではないと言われます。