作品情報キャスト
ディリラバとチャン・ビンビン共演の春秋戦国時代を舞台に描いた中国ラブ史劇
秦の侵略に周辺諸国が抵抗していた紀元前240年頃、祖国の衛を追われた公孫家の娘、麗は2人の兄弟子と共に総帥である祖父のもとで剣術の腕を磨いていました。秦王嬴政(後の始皇帝)は子供の頃に人質となっていた趙で麗に救われておりずっと想っていたが再会すると秦を恨んでいたので身分を明かす事をやめる。
美しく成長した麗は秦軍から追われていたが共に逃げていた二番兄弟子・荊軻が負傷してしまい彼を救うための解毒薬と引き換えに彼の子を身籠もりながら嬴政のいる秦宮に入ります。
始皇帝の妃となった麗の真の目的はとは?!彼女の復讐心を分かっていながらも、愛を貫こうとする嬴政。
ネタバレあらすじ/麗姫と始皇帝
第35話・献身
投獄されている麗は楚良人を呼び、敏夫人がなぜ秦に嫁いできたか、そしてどんな悪計を企てているのか伝えます。
趙王趙遷を引きずり落とし嘉公子を趙王にさせたい敏夫人はわざと麗の酌量を求め猜疑心が強い秦王嬴政に自分は裏切り者ではない事をアピールします。趙高は納得するが楚良人が敏夫人の謀略を嬴政に伝えに来たので動揺します。
成果を上げて帰還した韓申だったが麗が牢獄されていると知って激怒して向かいます。華陽太后に命じられた李斯が麗に拷問をくわえようとしており押しかけ救います。
やってきた嬴政に「麗を傷付ける者のそばに置いとくわけには行かない」と言い放つと禁軍が向かってきたので返り討ちに李仲の首に剣を突き付けます。
「麗はお前のことを思って俺に嬴成嬌を捜しに行かせたんだぞ」
詳しく話せと要求された韓申は麗を釈放する条件で趙から連れてきた嬴成嬌の息子を紹介し、居場所は丹太子が教えてくれたと告げます。
嬴成嬌は嘉公子に唆されて謀反を起こした事を文にして韓申に託しており、嬴政は甥を秦でしっかり育てると誓います。韓申は「麗はいつも大王のために行動していたのにお前は信用すらしていない、麗は俺が守る」と抱き抱えます。
禁軍に包囲されるが嬴政は自分のそばにいると麗が傷付くと思い「構わぬ、行かせてやれ」と命じました。
荊軻たちは丹太子を無事に燕に送り届けると燕王から歓迎され宴が開かれます。
麗は韓申を巻き込みたくないし天明が心配だから王宮に戻ると告げるが「あんな暴君のそばに置いとけない」と止められます。
嬴政が「余の妃だから迎えに来た」と宿を訪ねてきたので韓申は決闘して勝ったら会わせてやると伝えます。
第36話・諦め
韓申と決闘する嬴政が窮地に陥っていたので麗が間に入って止めます。
嬴政は「許しを請う資格もないが会って話がしたかっただけだ、余のそばに置けば不幸になってしまうだろう。秦を去っても追わないし天明と共に暮らすが良い」と告げ去ります。
麗はもう嬴政と会えないのかと戸惑いながら見送るが翌朝、天明との再会を喜びます。
丹太子は鞠武と再会すると麗に助けられて帰還できたと知るが麗が投獄されていると聞かされ驚きます。秦王に追われる重罪人・燓於期を匿うのは侵攻を受ける口実を与えてしまうため辺境に送るよう進言されるが助けてくれた恩人でもあるので見捨てる事は出来ないと伝えます。
話が耳に届いた荊軻は麗は無事なのか心配します。
麗を失った心痛を紛らわすために韓に出陣した嬴政は敵の急襲で兵士たちとはぐれてしまいます。
李仲から嬴政が消息不明だと知らされた麗は「大王を愛しているから見殺しには出来ない」と正直に韓申に伝え天明を託します。
李仲は蒙武将軍の陣営に到着すると風林火山が捜索しているがまだ大王を発見出来ないと知らされます。
第37話・南陽
麗は消息不明となった嬴政を捜すため蒙武と李仲がいる陣営に到着します。
失踪した状況と場所を聞いて山中に逃げ込んだはずだと思い駆け付けると嬴政が敵兵に包囲されていたので矢を放ち援護します。
傷を負っていた嬴政はもう二度と会えないと思っていた麗を前に命と心を救ってくれた事に感謝します。今は王として接しなくていいから素直になれるが秦を守るために生きなければならないので自由はないのだと話します。
秦王の無事と南陽で落ち合うことを伝書鳩で知らされた李仲は蒙武に知らせ全軍を南陽に移動させます。
南陽に先に到着した麗と嬴政は宿がない事を知って困惑していると親切な老婦人が空いている部屋を貸してくれました。
麗は嬴政の子を身籠もっており料理をしている時に吐き気を起こします。嬴政は自分の子なのかと喜び何で話してくれなかったんだと抱き締めます。
食事をしている時に老婦人の家族がすべて秦軍に殺されたと知り言葉を失います。翌朝、蒙武が南陽に侵攻してきた事で老婦人は家には誰もいないと庇うが嬴政を大王と呼び跪いたので驚きます。
嬴政は「騙すつもりはなかった、泊めてくれて感謝する、欲しい物があれば何でも申せ」と伝えるが家族を消された恨みが深く「お前の命だ」と向かってきたことで大王を守るために蒙武が剣で突き刺してしまいます。
麗は老婦人を抱き抱え医師を呼ぶから頑張ってと伝えるが暴君なんかとは別れなさいと言い亡くなってしまいます。
「乱世は集結させるべきだが何の罪もない民を議性にしないで」と麗は泣き叫びます。
田光は秦王暗殺するのが燕の生きる唯一の方法だと丹太子に進言します。荊軻と蓋蘭は街でみかじめ料を払えと因縁を付けられている親子を救う男(衛荘)を目にします。遠くから石を投げ付け援護して邸宅に戻ると何故か多くの人達に出迎えられ剣術を披露するよう要求されます。
第38話・死士
秦王暗殺を決意した丹太子は各地から人材を集めます。招かれた荊軻は足を運ぶと己の剣術を証明するために公開試合が行なわれていました。
無相という剣者が実力を示すが丹太子の寝殿で殺害され「これは秦からの警告だ」と丹太子は告げると荊軻は自分が秦王を暗殺すると名乗り出ます。
一方、秦から逃亡した燓於期を丹太子が匿っているので燕を討つべきだと進言された嬴政は手の者を差し向けたから行動はすべて筒抜けだと教えます。
燕を討つのは時間の問題だが距離があるため韓を先に討つと伝えるが麗に知られたくないため後宮に漏らす者がいたら誰であろうと死罪だと言い放ちます。
天明を送り届けてくれた韓申に別れを告げられた麗は今まで命を守ってくれた事に感謝を伝えると「嬴政に何かされた時にはいつでも頼ってくれ」と言われます。
麗は敏夫人を訪ね「自分を捨てた趙遷に報復するため秦に嫁ぎ、裏で嘉公子と手を組んでいることは大王はすべて知っている」と告げます。それでも罰しないのは趙を滅ぼし滅亡を見せるためだと教えてやると「せめて嘉公子を王にして」とお願いされます。
嘉公子が唆したせいで兄弟が引き離されたので大王が許すわけないと言い放つと吐き気を催したことで身籠もっている事に気付かれてしまいます。
大王から届いた薬湯だと言われ飲んでしまった麗は流産してしまい軽率だったと涙を流します。
大王は激怒して捜査を命じるが麗は敏夫人しかいないと思い短剣を手にして押しかけます。「何もかも無くした今、命など惜しくない、殺せ」と敏夫人が開き直ると「口を閉じろ」と嬴政もやってきます。
自分がやったと白状する敏夫人は本当に大王の子なのかと言い放ち、麗は激怒するが「天明も大王の子だと誓ってみろ」と挑発されます。
第39話・望郷
流産させられた麗を連れて寝室に戻るよう清児に命じた嬴政は「すぐに死罪にしてもいいが生かしておく、己の目で趙が滅びるのを見よ」と敏夫人に告げます。
お見舞いに訪れた楚良人から復位できるように大王に口添えしてほしいと頼まれ麗は受け入れるが華陽太后が亡くなった知らせが届き楚良人は泣き崩れます。
麗は南宮を訪ねると趙姫から「故郷の邯鄲で最期を迎えたい」と言われます。死期が迫っていると悟り、嬴政に母親の願いを聞いてあげたらどうかとお願いすると「これから趙を攻めるのだから無理だ」と言われます。
しかし正体に気付かれないようにするからとお願いすると護衛を付けると認めてくれました。
嬴政は趙との戦に同行するよう敏夫人に命じ出陣します。
麗は趙姫を連れて邯鄲に向かう途中、宮女に変装する男がいるのに気付き捕らえます。文を奪い取ると差出人が自害したはずの呂不韋だったので趙姫に見せに行くと筆跡から本人で間違いないと言われます。
開戦前であり罠かも知れないので大王に相談してからと説得し嬴政がいる陣営に向かうが行事経路の下見で戻るのは五日後だと知り先に邯鄲に行くと李仲に伝言をお願いします。
麗は周囲を警戒しながら約束場所に趙姫を連れて行くと呂不韋が待ち構えていました。