作品情報/キャスト
宿命を背負う姫と二人の王、三大スター共演・超大型ラブロマンス時代劇
煬国奎州城の姫・馬摘星は狼に育てられた狼仔と友情を育んでいたが彼が行方不明に。8年後、城主となった馬摘星は煬国の皇子・渤王から冷たく突き放されるが狼仔の面影を感じ気になります。自分に想いを寄せる疾沖が現われるなか渤王と愛し合うが敵として戦うことに・・渤王の強い愛と摘星の憎しみを超越した愛、摘星を信じて支え抜く疾沖の切なくも優しい愛、権力闘争や過去の因縁など複雑に絡み合う物語から目が離せない
ネタバレ感想/狼殿下
第5話/一族討伐
馬摘星は謎解きに正解した人が宿泊する酒楼を訪ねると期待していた狼仔ではなく侍女・小鳳と結託した顧清平(通州城の若城主)でした。
顧清平は想い人を病死で亡くしており心を痛めていたが臨終の床についた母親にさえ気を使わせ親不孝者になってしまいました。過去にとらわれ同じ思いをしてほしくないと訴えられた馬摘星はこれから隠居する父・馬瑛を想います。
馬摘星は生母が争いごとを嫌う王の娘だったと馬瑛に聞かされます。
夜煞隊を増員し奎州城内に配したと連絡を受けた渤王(狼仔)は動静を探るよう命じるが煬国王・楚馗が内密に郡主いがいの馬府一族の暗殺を命じていました。
夜煞隊の襲撃を受けた馬摘星は隠れていろと部屋に閉じ込められるが自力で外に飛び出すと目の前で馬瑛が殺害されてしまいます。
馬家軍の参軍(馬邪韓)は奎州城に駆け付けると悲惨な場を目にし膝から崩れ落ちます。馬瑛は「溍」という文字を遺していたがこれは夜煞隊が楚馗の命で偽装した事でした。
馬府に駆け付けた顧清平は郡主の遺体だけ焼けて面影がないと言われるが肌身離さず持っていた同鈴がない事から生きているはずだと思います。
そのころ重篤の馬摘星は渤王によって治療されるが心の病にかかり抜け殻状態でした。顧清平は廟にいる馬摘星を発見しその場にいた文衍に剣を突き付けるが勅龍令を持っていたので謝罪します。溍国に狙われる情報が入り密命を受けたが間に合わず郡主しか助けられなかったと説明を受けます。
馬峰程(馬副将軍)は城主一族が溍国に皆殺しにされたと報告を受け陛下に挙兵を願いでるため都に軍を率いて向かいます。しかし、溍王は十数年来城主の才を高く評価し帰服を勧めてきたので暗殺などあり得ないと読み出迎えに来た丞相に必ず真相を突き止めると剣を突き付けます。
第6話/狼仔の面影
丞相を捕らえた馬峰程(馬副将軍)は煬国王・楚馗との対面と血判を押した誓約書を要求します。
知らせを受けた渤王(狼仔)は馬摘星を連れてはやく都に戻らねばと思うが姿が消えていました。馬府への道は監視を付けていたので顧清平の行動を不審に思い通州城へと向かいます。
顧清平の目的は最初から馬摘星を人質にして馬家を脅し馬家軍と共に溍国に帰順するつもりだったのです。
渤王は呑気に勝ち誇って酒を飲む顧清平の首根っこを掴んで放り投げます。敵を蹴散らし雄たけびを上げると馬摘星は正気に戻り泣きながら駆け寄って狼仔に抱き着きます。
しかし「俺は第3皇子の渤王だ」と否定され狼仔ではないのかと困惑します。
馬摘星は馬府に戻ろうとするが溍国の仕業と知らない馬家軍が都に向かって進軍してしまったから止めなくてはと説明され驚きます。
馬摘星は狼仔の面影がある渤王に戸惑いながらも都へ急ぎ今にも攻め入ろうとしていた馬家軍に間に合います。
馬峰程や馬婧は生きていたことに驚き「郡主に忠誠を誓う。命を懸けて仕える」と跪くと渤王から逆族は通州城の顧清平だったと言われます。
馬摘星は連れ去られたこともあり間違いないと告げると誓約書を手にする楚馗がやってきたので跪き朝廷に帰順します。
第7話/縁談
馬家軍を率いることになった馬摘星は城門前での無礼を煬国皇帝・楚馗に謝罪します。
関係改善を心に誓い助けてくれた渤王(狼仔)に感謝すると「二人はお似合いだ、郡主を渤王に嫁がせたい」と楚馗に言われ驚きます。
渤王は軍務に忙しく縁談話には興味はないと告げるが「良き夫にならない」と口にしてしまったために楚有圭(2皇子)から遠回しの承諾だと言われてしまいます。
狼仔への想いを断ち切れない馬摘星は戸惑いながら縁談を受け入れるが婚儀は溍国を滅ぼし敵を討ったあとにさせてほしいと願いました。
楚有禎(4皇子)の従兄で亡き皇后の甥御である楊厚は丞相に挨拶されなかったので楚有圭の舅だから威張っているのだろうと思います。
楚有圭は自分の生母が妓生である話を楊厚がしていたので「何年も同じ話で聞き飽きた、進歩のなさは恥ずかしい」と言い放ちます。
渤王は馬摘星を王妃として渤王府に招き入れると夜煞隊の文衍、海蝶、莫霄に告げます。馬峰程は冷酷な渤王に嫁ぐ馬摘星を心配し侍女として馬婧を同行させ何かあったらすぐに文で知らせるよう告げます。
渤王府に向かう途中、馬摘星は倒れていた物乞いを介抱します。莫霄から素性が怪しい者を招けば掟に反すると止められるが奎州城ではどんな者でも助けてきたので馬車に乗せます。
第8話/母の味
物乞いを介抱して連れて渤王府に入った馬摘星は文衍に診てほしいとお願いします。海蝶に案内されると渤王の居所は禁足地とされており庭には花ひとつありませんでした。
そのころ、丞相は国境へ送る奴婢が脱走したと報告を受けいちいち報告する必要はないと告げます。しかし「息子は2皇子」と口走ってた林広という者だと知り事情を知る者は全員始末するよう命じます。
馬摘星は奎州から私物が届き、影絵で使用した狼仔との思い出の品が無事だったので喜ぶが物乞いを連れてきたのでさっそく怒られます。
気まぐれで助けたり見捨てたりするなと意味深な言い方をされます。関係は友好でなければならないと思い文衍、海蝶、莫霄に贈り物を届けるが渤王からの冷たい態度は変わりません。
掟破りだけでこんなに酷い扱いをされるのかと困惑し何をしても偏見はぬぐえないのかと訴えると蘇鉄に花が咲けば信じると言われます。
2皇子・楚有圭は妻・楚楚を連れて渤王府を訪ねます。林広の看病していた馬摘星は楚楚が訪ねて来てくれたので挨拶すると「捜し求める恩人は2皇子なんです」と林広に言われます。
2皇子の故郷である亳州の料理が得意だと知って腕を振るってもらいます。庭園で林広の料理を口にした楚有圭は母親の味だと驚くが目撃情報を得て丞相が兵を率いて押し掛けてきました。