作品情報・キャスト
吉高由里子主演のサスペンスラブストーリー
梨央が青春時代を過ごしていた田舎町で失踪事件が起きる。15年後、「世界を変える30代の社長」に選ばれる実業家となった梨央の前に事件の関係者が現れたことで当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出し現在の殺人事件へと繋がっていく。梨央は重要参考人となるが事件の真相を追う刑事は大学時代に父親が寮夫をする陸上部の寮に住んでいた初恋の相手だった。あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士の3人を中心に展開するサスペンスラブストーリー
ネタバレあらすじ/最愛
第6話・自供する弟
弟・優が連行されてしまい梨央は「助けて」と弁護士・加瀬に連絡します。
加瀬は警察に連行された優に会いに行き「逮捕されているわけではないし任意だからここにいる必要もない」と告げるが「本当に君がやったのか?」と聞くと優は認めます。
15年前の事件は9歳の時で未成年であるため罰を受けることはないと告げ姉さんを守るために刺したのかと聞くと優は認め昭の殺害も動画に残っているから自分がやったのだと言います。
加瀬は公園で昭と争った時の様子がイヤホン型カメラに記録されていることを知るが前後の記憶がないのなら「何も覚えていないで通せ」と告げます。
警察は動画解析を依頼し自供したことで満足そうに仕事進めるが警視庁捜査一課・大輝は困惑し、所轄の刑事・桑田はそんな様子を伺います。
弟の優が逮捕された事で専務・後藤や兄・政信から社長としての責任を追及される梨央は「社長に就任するときに母親から後藤は命懸けで会社を守ってくれるから安心しなさいと言われました。退くまでは力を尽くしますがそれ以降のことはお願いします」と頭を下げます。
加瀬は動画データの解析を確認すると場所が違うため困惑し、警察の大輝たちも東の池と西の池が繋がっていないため優の証言による裏取をもとに現場周辺で聞き込みを進めます。
大輝は「あの事件の犯人を目撃したよ」とラーメン屋で話していた目撃者を捕え話を聞くが池から這い上がってきた男が「康介」と叫んでいた事を知り昭の写真を見せるとビンゴでした。
傷害致死から傷害になるので大輝は急いで本部に連絡し優と接触していたときには生きていたと報告します。
加瀬の頑張りもあり、優は被害者に500万を渡し被害者を突き落としたものの釈放となります。
大輝が被疑者のために全力を尽くしたと知らされた梨央は大輝に電話し「警察としては立場が悪くなるのにありがとう」と伝え電話をきるが居場所を突き止め追いかけてきた大輝に抱き締められます。
第7話・15年前の被害者
梨央は不起訴になった弟・優を連れて家に帰ろうとすると橘しおり(フリーライター)が現われたので弟を先に帰らせます。
「やっと会えましたね。この日を待ってました。大きくなりましたね弟さん」
真田グループの不正について追及された梨央は意味が分からず去ろうとすると「私のこと覚えていませんか」と聞かれます。何やら昔のことを知っていそうな口ぶりに違和感を抱き失礼しますと家に入ります。
優は専務の後藤から橘を調べるよう依頼されたこともあるので警戒心を抱きます。
弁護士の加瀬の尽力によって昭の死には関与していないことが証明された優と梨央は一緒に暮らすことにします。
大輝と桑田は15年前の康介の被害者の1人が合同合宿に来ていた橘だと知り昭に接触した可能性があると思い訪ねるが彼女にはアリバイがありました。
優は自分が治験を受ける資格はないと思っていたが加瀬の言葉で前向きに生きることを考えるようになり弁護士になりたいと新薬の治験を受ける決意をします。
そして加瀬は専務の後藤を訪ね「優をご存じですよね。あなたが500万を渡した相手です。優は社長の実の弟であたなに近付いたのはお姉さんのためです。警察に追求されても優は何も話しませんでした。これからも社長のバックアップお願いします」と告げます。
桑田は自分が上司に全て話してしまった事で大輝が生活安全課に飛ばされてしまい謝罪します。橘が真田ウェルネスが経営する老人ホームに出入りし不正を執拗に追うなか後藤は学生時代お辛いことがあったようですねと声をかけます。
しかし、身寄りのない富裕層のお年寄りが遺産を慈善団体に寄付しているようだが寄付金を不正利用している噂があり流れてるところはすべて真田なんですよねと言われ言葉に詰まります。
優は2人を引き合わせるために家で飯を食べようと大輝を誘います。梨央は自分のせいで左遷させてしまい申し訳なかったと謝罪するが大輝は自分が守りたくて勝手にしたことだから謝る必要はないと言います。
梨央は最近しつこく接近してくる橘の旧姓が松村で康介による被害者だと大輝から知らされ合宿の時に会っていたことを思い出します。
梨央は橘から取材を受けるときに「合宿の時にあなたが貧血を起こし康介が休ませると運んでいった事を思い出したが・・・あの時に・・・」と告げると「あの時から人生が一変した」と言われます。
「罪を犯した人間は報いを受けるべき」
第8話・失踪する専務
ジャーナリストの橘しおりの遺体が発見されます。
雑居ビルから転落したと考えられ昭の殺害事件の参考人となっていたタイミングだったことで警察は事件性を疑います。
出社した梨央は秘書の児島に急に謝罪され「以前から社長のスケジュールを専務・後藤にお伝えし、それが橘に伝わっていた」と知らされます。
寄付金を不正に利用している疑いがあったと弁護士・加瀬は頭を抱えます。後藤に連絡が取れないので梨央は母親である真田ホールディングスの社長・梓に相談するが「私にも分からない」と言われます。
捜査本部を外されて所轄の生活安全課に異動になっていた大輝は橘が亡くなったと知り更に前日に梨央と会っていたことを知り心配して訪ねます。
橘の周辺を捜査していたかつての大輝の相棒・桑田は上司の山尾から事件に関するネタを大輝からうまく聞き出すようはっぱをかけられます。
加瀬は梓から後藤がいると思われる場所を聞き梨央を誘って車を走らせます。現場に向かうと不正の証拠を抹殺しようとしていた後藤が逃げ出したので加瀬は追いかけます。
「私1人でやった。競売した土地を得るのに5億が準備できなかった。手違いで融資が間に合わず借用金に手を付けてしまったんだ。返せば済む話だ」
加瀬は梓と話し合ってください、会社のためにやった事でまだ間に合いますと訴えるが・・・
梨央は別荘らしき場所を調べると後藤が寄付金を不正して隠し持っていた事が分かり会社の責任だと梨央は嘆きます。
優の治験が始まり梨央はやっとこの時が来たと思うなか母親は後藤の不正を前から知っていたようだと気付きます。すると大輝から電話があり「10年前に売却し今は閉鎖されているウェルネスホームのオープン記念のボールペンについて聞きたい」と言われます。
自分が持っている事を伝えるが大輝は富山県刑事の藤井がやってきたのでかけ直すと告げ電話を切ります。
梨央は母親にボールペンの事を聞くと特注記念品で5本しかなく、梨央の他に梓、後藤、政信、加瀬が持っていること知らされます。