作品情報/キャスト
人気作家Priestの耽美小説「天涯客」を映像化し中国配信サービスYoukuにてジャンルの中で作品評価1位となったチャン・ジャーハンとゴン・ジュンW主演の中国ドラマ
朝廷の暗殺組織・天窗から抜け出すために体に釘を打ち込み代わりに残された3年間の自由を得た天窗の元首領・周子舒は謎の男の温客行と出会い、一夜にして無敵になれるといわれる武庫の鍵・琉璃甲をめぐる壮大な争いに巻き込まれていく。
原作で描かれた壮大な世界観を受け継ぎ個性的な登場人物と武術による豪快アクションで善悪や愛憎が複雑に絡み合う武侠の世界を作り上げブロマンスと武侠の要素を融合。
ネタバレあらすじ/山河令
第13話・剣と鞘
周子舒と温客行の仲を羨む曹蔚寧は想いを寄せる顧湘に語り始めるがブツブツお経みたいに煩いと言われてしまいます。剣と鞘のような関係になれたらと想いを伝えるが・・・
周子舒は張成嶺に会いに行き「俗事に構うのは大人になってからでいい、英雄大会には顔だけ見せて私と一緒に岳陽城を出よう」と告げます。
しかし、琉璃甲を渡して用はないはずなのに今でもたった一人の娘・高小怜を高崇(五湖盟盟主)が嫁がせようとしていると知り「必ず守るから今は状況を静観しよう」と告げます。
于丘烽(華山派掌門)は丐幫を率いる黄長老を訪ね五湖盟に息子が殺されたことを伝えます。五湖盟は英雄たちと容炫を討ち5個の琉璃甲を自分たちで分けたから哀れな天下の英雄たちが争うことになったのだと告げ丐幫の死者数も五岳剣派に劣らなかったはずと訴えます。
黄長老は「腰抜けまでも反旗を翻すとは流れが変った、岳陽派・高崇は失脚する」と心で思います。
鬼谷主の命令で于丘烽に変装していた艶鬼は任務を終えるが、かつて于丘烽を愛しておりまだ忘れられないのだと気付きます。
そして于丘烽に会いに行き「奥様の産んだ愛息にはもう会えない、纏魂糸で死んだ姿を谷主が見たから吊死鬼にやられたのだろう」と告げ想いを断ち切るためにその場を去ります。
岳陽派に長明山の剣仙・葉白衣が姿を現わし高崇に鬼谷討伐の令牌である山河令を投げ渡します。
高崇は羅府に襲撃をかけて喜喪鬼を捕らえ「英雄大会で首をささげてやる」と告げます。周子舒と温客行はすごい食いっぷりの葉白衣を目にして興味を持ちます。
「誰か驕ってくれ、そうすれば願いを叶えてやる」
温客行は私が驕ろうと名乗り出て周子舒に金を出せと手を出します。すると葉白衣は「そいつはダメだ。死の間際には五感が衰え苦しむはず、なぜ瀕死なのに元気なんだ」と言いました。
周子舒は温客行の正体は天下一の武庫とその鍵・琉璃甲を作った容炫の息子ではないかと疑います。しかし「私の姓は容ではないが奴に会えるならその都度殺したい、酒がまずくなった」と席を離れてしまいます。
温客行の行動や五湖盟への敵視は容炫の子だという以外にどう解釈できるのか、周子舒は迷います。
第14話・死生契闊
「私が手を貸さねば余命わずかだ」と剣仙・葉白衣に言われた周子舒は偶然出会った人に頼めないと断るがどうゆう事かと温客行に心配されます。
周子舒は二人が喧嘩を始めたので衣を脱いで傷を見せます。
「10年延命できる、そのために武芸の腕前と内力をすべて取り除くが異存はないな」と言われ、心遣いに感謝するが生死は天命だと受け入れる事にしました。
顧湘は報せを受け急いで戻ると喜喪鬼が浚われたと知ります。また自分が引き取り侍女にして面倒を見ていた紅露も殺されたと知って激怒しどうすればいいか助言を受けるため温客行を探しに行きます。
しかし周子舒はもうすぐ死ぬと分かったばかりの温客行はショックを受けておりそれどころではありません。
趙敬(太湖派)は拘束される喜喪鬼のもとに行き「鬼谷に入る者は孟婆湯を飲んで俗世を断ちきり過去の執着を忘れるそうだな」と話しかけます。
「私が裏切ったせいだ、名門の令嬢を鬼女に変貌させ天下の浮気男を殺すほどにさせてしまうとは」と趙敬は自分を責めます。
艶鬼は谷主に命じられ于丘烽に変装して様子を見に行くと本物の于丘烽に出くわします。喜喪鬼の救出に力を貸せば琉璃甲(偽物)を渡すと告げると彼は協力はするが琉璃甲は見られたら危ないから早くしまえと言います。
その頃、黄長老は泰山派の傲崍子を殺し琉璃甲を奪ったのは沈慎(大孤山派)だと弟子達に協力を求められ準備中の英雄大会を襲撃します。
弟子たちは沈慎の命で動いていると無常鬼に言われたと訴えるが依頼主を明かす者がどこにいるのかと言われます。
第15話・無恥の徒
顧湘は喜喪鬼を救出するために高崇の娘・高小怜を人質にして仮病を使って接近するが曹蔚寧が大丈夫かとやってきたのでため息つきます。
誰もいないのを不審に思い出て行くといきなり桃紅と緑柳に襲撃されます。曹蔚寧が自分を守るために攻撃を受けてしまい顧湘は介抱するがその間に高小怜が拉致されてしまいます。
「私があげた保命丹を粗末にしたわね」と艶鬼に声をかけられ振り向くと喜喪鬼が救出されていたので安堵します。
五湖碑では高崇が琉璃甲を出せと騒ぐ各流派の者たちに「英雄大会を開催したのは敵を討ち恨みを晴らすためだ、離間策にはまって足並みを乱してはならない。呉湖盟は鬼谷を滅ぼし江湖に安寧を取り戻す」と訴えます。
ひそかに見守る周子舒は高崇に毒蝎、天窗に鬼谷、丐幫が勢揃いしており、琉璃甲の争奪に関わる毒蝎の役割は何なのかと考え、毒蝎と鬼谷は結託していると思います。
鬼谷はどうでもいいから琉璃甲を出せと要求された高崇はそれだけでは武庫は開かないのだと告げ趙敬が連れてきた龍淵閣の若閣主・龍孝を紹介します。しかし琉璃甲だけでは完全に開けられないところまでは説明してくれたが高崇が武庫を横領するつもりだと発言しました。
高崇は鬼谷を滅ぼしたら武庫に収められた奥義書を各門派に分配すると告げ娘を張成嶺に嫁がせた後は仏門に入ると言います。
そして山河令(剣仙の証の品で鬼谷が江湖を害すれば令牌を持つ者が天下の号令をかけられる)を掲げると次々と盟約を結ぶために名乗り出ます。所有者がいない「六合心法」と「陰陽冊」はどうするかで口論となると見守っていた温客行が「さっさと殺し合え」と言い出しました。
周子舒は道が異なれば助け合うことはできないと告げその場を去ります。
五湖碑にいきなり長い眠りから覚めた鄧寬(岳陽派)が現われ「すべての黒幕は高崇だ。不義にも鬼谷と結託して江湖を乱した。悪事に加担した私はもはや生きてはいけぬ」と自害しました。
高崇は誰に惑わされたのだと悲しみ、「無常鬼、恐れ入ったぞ、これがお前の企みか」と温客行はつぶやきます。
第16話・魑魅魍魎
身の潔白を訴えたい高崇だが術がないので信用してもらえないなら剣で決着するしかないと言い放ちます。
大混乱の中、高崇だけは相手を斬る事はなくはじき飛ばすだけだったので温客行は自分の勘違いだったのかと動揺します。
周子舒は張成嶺を救出しに向かい、温客行は手助けするため駆け付けます。
太湖派の趙敬は止めるよう叫び「これ以上多くの犠牲者を出さないためにも琉璃甲を渡しましょう」と高崇に訴えます。
五湖碑が破壊され、黄長老になんか頭を下げる趙敬を見て高崇は受け入れるが争いがこれ以上おきないために琉璃甲を粉々に破壊し五湖碑に頭を打ち付けて自害しました。
争いが起きる前にその場を去った清風剣派の掌門・莫壊陽の手には琉璃甲が握られていました。
張成嶺を連れて逃走した周子舒は高崇と違って趙敬は肝心なときに譲歩して愚者を装って責任逃れしたと温客行に話します。
その頃、趙敬は「剛毅な者は挫折しやすい、長年重責に圧迫されてきたから20年かけて策略を巡らせ失脚させたのだ。お前が蠱術で鄧寬を操ってくれたおかげだ」と蝎王に告げます。
周子舒たちの前に葉白衣が現われます。袋をほられ中身を確認すると龍淵閣の若閣主・龍孝がいました。