雪華の炎/作品情報
シュー・カイ&グーリーナーザー共演、中国ファンタジー時代劇。
人気作家・我吃西紅柿によるウェブ小説をリー・タッチウ監督が実写化。
オリジナル完全版を視聴しての紹介ですので話数が7話ほど多いのでよろしくお願いします。
あらすじ
太古血脈の秘密を手に入れようとする伯父である墨陽琛の悪計により、
幼い頃に父親を殺され母親を拉致されてしまった雪鷹領の若き領主・東伯雪鷹は武術の稽古に励んでいました。
ある日、母親の行方を知り魔族の手下が潜む毀滅山脈へと乗り込むと危険なところを水源道観の美しき法師・余靖秋に助けられる。母親と同じ法術を使う余靖秋との運命的な出会いによって実力不足を痛感した東伯雪鷹は更なる修行の道へ・・・
父親の敵討ち、母親の救出は叶うのか?
キャストは? シュー・カイ&グーリーナーザー共演
雪鷹領の領主、幼い頃に殺された父・東伯烈の敵討ちと連れ去られた母・墨陽瑜を探すために剣術に励む
余靖秋(グーリーナーザー)
水源道観の弟子で美しき法師、昔の記憶が封印されている
池丘白(ジョン・カイ)
水源道観の門派で長風学院の学長、天地の力を動かして天地と融合でき普通の武器では傷付かない超凡に達している
歩少希(リー・イートン)
雲霧城の城主で長風学院の教師
孔悠月(ルー・ティンユー)
長風学院の生徒で龍山国の武器屋の娘
東伯青石(リウ・ズールイ)
東伯雪鷹の弟。自分の弱さに悩み兄に協力するために白源之に弟子入りする
奥蘭(チェン・ヤン)
20年前に封印された大魔神の肉体を復活させようと他者を利用
墨陽琛(ゴン・ロー)
東伯雪鷹の母・墨陽瑜の兄。強くなるために執着し太古血脈の秘密を聞き出すために妹を監禁
人気作家・我吃西紅柿によるウェブ小説をリー・タッチウ監督が実写化
ネタバレ鑑賞感想
46話・平行世界
傷を追う東伯雪鷹は自分にはもう人々を守れないのではないかと悩むが立派に成長した弟・青石や愛する余靖秋に励まされます。
最初は家族で幸せに暮らすことを夢見ていたが母親を救うために修練し始めると戦うたびに重荷を背負うようになっていたと胸の内を話します。だけど龍山国を守りたいと願っていると告げると思い悩まず共に戦うと余靖秋は言います。
紅石山に龍山帝君の不敗の鎧があり着れば大魔神でも適わないと言い伝えがありました。その話を聞かされた東伯雪鷹は同行を願う余靖秋、濮陽波、孔悠月を連れて向かいます。
紅石山に足を踏み入れると死んだはずの者たちが現れ、家族と再会する孔悠月や賀源と再会する濮陽波、そして司空陽と再会する余靖秋は喜ぶが東伯雪鷹は幻覚だと目を覚まさせます。
よくここまで来れたなと守護者が現れ協力を願うと試練を突破出来たらと条件を出されます。
余靖秋は迷い込んだ紅石虚境で思いがけずに両親の亡骸を発見し連れて帰ろうとするが亡骸を保てているのは理由があるはずと東伯雪鷹は止めます。
試練を突破する4人は紅石山の山主に挨拶すると秘籍を与えられます。魔族が侵入した合図があり紅石虚境だと知らされた東伯雪鷹と余靖秋は急いで向かうと奥蘭だけでなく池丘白がいたので驚きます。
奥蘭は神界の体を手に入れて姿を消し阻止しようとした東伯雪鷹は巫毒に侵されているために簡単に池丘白に倒されてしまいます。山主によって幻の世界に送り込まれたようだと察する東伯雪鷹だが平行世界は幻ではなく実際に存在する空間でした。
47話・大魔神の復活
司徒鴻は魔丹の副作用に苦しんでいると卓依に心配されます。秘密を知った私を殺さないのだから良心がある証拠、なんで悪者を演じるのかと訴えられ、池丘白に贔屓され仲間たちから誇りに思われる東伯雪鷹のせいだと声を荒げます。
現れた奥蘭から儀式で警備を務めるよう命じられるが、池丘白の肉体を宿主として大魔神を復活させる儀式だったので驚きます。
魔族の生贄にされそうになった司徒鴻は駆け付けた卓依に助けられると一緒に逃げてと言われます。今更逃げられないが龍山国を守ろうと告げ卓依を安心させると大魔神の復活を阻止するために戦うが池丘白にやられ、既に息絶えている卓依の手を必死に握ろうとし絶命します。
命に変えてでも大魔神の復活を阻止しようとした池丘白だが完全に肉体を奪われてしまいます。魔族最強の将軍・諾諾安は闘気を集めて満ちた水晶玉を見せ六芒星の要塞で龍山国を覆ったら深淵と繋げ必要な戦力を送り込むのだと奥蘭に告げます。
大魔神が闘気集めを急ぐよう命じるなか、卓依から急な知らせを受け取る巫蒼たちは平虎城へ向かいます。
平行世界にいる東伯雪鷹の前に龍山帝君の鎧が現れ触れてみるが、鎧を求めたのは心が強くないからだと悟ります。己しか頼れない日が来ると察し失敗を恐れず国難に挑もうと決意します。
紅石結界から脱すると巫毒だけでなく心のしこりも覗けたはずと山主に言われます。星辰の真意を習得していた東伯雪鷹は半神の次元を優に超え龍山国で最高の域に達していました。
48話/最終回・最後の決戦
最後の水晶玉も闘気で満たした魔族最強の武将・諾諾安は六芒星の要塞を築きます。紅石結界から唯一脱出した東伯雪鷹は信じて待っていた余靖秋を抱きしめます。神霊級となり巫毒も抜け龍山国で最高の域に達したと山主から知らされるが異変を察し魔族を侵入させないために急いで紅石山を後にします。
平虎城に潜んでいた薪火宮の巫蒼たちは夏族と衝突した際に衣を脱ぎ捨て夏族に加勢します。孔悠月と濮陽波も大戦に駆け付け青石に声をかけるが数で圧倒的に勝る夏族は諾諾安の登場で苦戦を強いられます。
駆け付ける東伯雪鷹は諾諾安を一撃で仕留めると士気が高まり余風たちにこの場を託すと青石がいる城前に向かいます。
濮陽波たちから結界から脱すると思っていたと喜ばれると池丘白の姿をして大魔神が現れます。余靖秋から両親は龍山国を守るために命を犠牲にしたから肉体を案じ手加減したら悲しむはずと言われていた東伯雪鷹は躊躇せず戦うが姿が池丘白のため手を緩めてしまいます。
東伯雪鷹は大魔神の様子を見て体内で池丘白が戦っているのだと察します。すると池丘白は己の命と共に大魔神を抹殺するために東伯雪鷹の槍に体ごと突き刺さりにいきます。
東伯雪鷹は龍山国の民と弟子たちを守るために魔族に与したのだと分かり池丘白を抱き抱えると師匠を心配して孔悠月たちも駆け付け涙します。
池丘白はあの世で步小希と再会するが東伯雪鷹たちの前には大魔神が現れます。奥蘭は魔族の聖なる花・苓魔花に化けて東伯雪鷹を捕らえると闘気を吸いこみます。
力が入らない東伯雪鷹だったが自分を救おうとして仲間が次々と犠牲になるのを察し太古血脈を再び覚醒し苓魔花を木っ端みじんにすると「世界の真意」で槍を突き刺し大魔神を仕留めます。
魔族を一掃し平和が戻ると東伯雪鷹は龍山国の英雄だと余靖秋に称えられます。英雄とは雲の上の存在で誇り高い勇士だと思っていたが名もなき人々が流した血で出来ているんだと思います。
「夏族は殺戮や略奪により栄えたのではなく愛の原点は守ること、弱きものを守ってこそ多くの者から支持される」
幼き頃に父に言われた言葉の意味を把握する東伯雪鷹は信念を持ち民を守ってこそ修練の道を全うできるのだと理解します。
10年後、孔悠月武器舗を営む濮陽波は福円節は家族で過ごす日だと休みにし、東伯雪鷹と余靖秋は鹿を捕まえようとする我が子・念白に家族と引き離すのではなく守るのだと告げるのでした。終。