作品情報/キャスト
ルビー・リンとユアン・ホンの2大トップスターが共演、名君と呼ばれた光武帝と中国史上最高の賢后の呼び声高い光烈皇后の生涯を描いた中国宮廷ドラマ
前漢が滅んで新が暴政を敷く時代。後の光武帝となる劉秀は太学から帰郷し想い人である陰家の一人娘・陰麗華に縁談を申し込みに行くが陰家当主の陰識に断られる。
ある日、劉秀は兄の劉縯と共に新を打倒すべく挙兵を決意。陰麗華もまた、おぼろげに記憶のある劉秀に会いに男装をして決起に加勢。陰麗華と劉秀はそれぞれの想いを胸に国の再興を目指すが・・・。時代を動かすほどの強い絆で結ばれた2人の壮大な愛の物語。
ネタバレあらすじ/秀麗伝
第31話・さらわれた元戦士
柏人城を制圧し信都の奪還にも成功したと報告を受けた劉秀は馬武が駆け付けたと知り劉玄に忠誠を誓うものなので妙だなと思います。
すると前に見逃した呉漢が6千の騎兵を率いて援軍としてやってきたので感謝します。
謝躬がやってきたので劉玄に監視を命じられたのだろうと察しながら迎え入れるが馬武に感謝すると麗華が河北にとどまり信都の人質を救出してくれたのだと分かります。
麗華は陰家の間者の大多数が犠牲になってしまったので自分を責めます。残りの間者と新野に戻れと陰識の伝言を受けるが英霊を弔っていると劉玄の陰謀により長安に拉致され軟禁されてしまいます。
「今のあなたは民を思い大志を抱く劉玄ではなく狭量で身勝手な更始帝だ」
麗華は言い放つと「劉縯を始末せねば自分が間違いなく殺されていた、致し方ないのだ」と言われます。その夜、両親が身投げした場所に連れて行かれると祭壇が準備されていたので線香を手に弔います。
韓姫は身籠もっている趙姫に劉玄が足を運ばず寝殿に女を連れ込んでいるようだと知り探ると麗華だったので激しく嫉妬します。
韓姫は仲違いさせるために麗華が陛下を誘惑して宮中にいると趙姫に告げるが彼女は「そんな人ではない」と再会を歓迎していました。
第32話・面従腹背
麗華は丁柔が朱鮪の屋敷に監禁されていると趙姫に教えられます。
仮病を使い、気の置けない人に世話を頼みたいから丁柔を読んで欲しいと陛下に頼み、うまく入宮させて再会を果たします。
陰興と琥珀が麗華を救いに長安に向かったので同行するため鄧奉は追いかけます。
陰興は琥珀と二人っきりになれると内心喜んでいたが救出するためには一人でも多い方がいいと思い渋々同行を許可します。
忍び込んだ琥珀と再会する麗華は陰興たちも来ていると知らされるが逃げたら劉秀の家族に何をするか分からないので宮中に留まると告げます。
陰興と鄧奉が侍郎に扮装して麗華に会いに行ったと報告を受けた韓姫はすぐに劉玄にチクりに行き押しかけるが姿が見えずこれ以上騒げば追い出すと言われてしまいます。
劉秀は鉅鹿が10日経っても落城しないため兵力消耗を回避するため邯鄲を奇襲する作戦に出ます。馮異が鉅鹿の包囲を守り、劉秀は鄧禹と共に数万の精鋭を率いて邯鄲を奇襲すると王郎は慌てて逃亡を図ります。
挟み撃ちする作戦がうまく行き王覇は前方から王郎がやってきたので矢を突き刺します。
劉秀が王郎を討ったと報告を受けた劉玄は喜び蕭王に封じて凱旋させるよう命じます。麗華は「劉秀をあまくみすぎ、戻るわけがない」と心で思います。
第33話・後宮の噂
趙姫の父は些細なことも根に持つ性格であるため「韓姫だという証拠を掴むまで父親だけに伝えて守ってもらった方がいい」と麗華は伝えます。
それは趙姫を守るためでもあるが宮中が混乱すれば劉玄は劉秀に構っている場合ではなくなるため夫を守る策でもありました。卑劣な手段を使ってしまったと思うが軟禁されているから仕方ないと丁柔に言われます。
蕭王に封じられた劉秀は凱旋せよと劉玄の勅命を受けるが河北の情勢が不安定なので帰京できないと伝えさせます。
激怒した劉玄は幽州などに武将を遣わし劉秀から兵権を取り上げようとするが、劉秀は呉漢を大将軍に命じて幽州に行かせ兵馬を集めていたので武将たちは始末されてしまいます。
勢力を拡大する劉秀に誰も立ち向かおうとしないので劉玄はついに恐怖を感じるようになります。
結託する韓姫と張卯は身籠もる趙姫、そしてそばにいる邪魔者・麗華を始末するべきだと画策します。
趙姫はいきなり護衛兵に襲撃され、危険を察知した麗華と駆け付けた劉玄は返り討ちにして彼女を守るがお腹の子は亡くなってしまいました。頭にきた劉玄だが韓姫の背後に誰かいるはずだと麗華に言われ韓姫の息子・劉鯉を麗華に預けて様子見とします。
息子を奪われた韓姫は劉秀の妹・伯姫を唆すと麗華が追い詰められて昏睡状態だと報告が入ります。これで伯姫が死罪となれば劉秀との仲も割れるはずと韓姫はニヤつくが目覚めた麗華が命を助けるよう望んだため荊州に飛ばされるだけで済みます。
伯姫はやはり寵愛を受けているんだと思うが李通は劉玄から遠ざけてくれたのだと分かります。
第34話・絶体絶命
劉秀が帰還したので過珊彤は手作りの外套で祝福するが冷淡にされるので「そんなに恋しいなら麗華を邯鄲に呼べばいい」と告げ、軟禁中の麗華の挙動を調べてほしいと日頃疎遠の兄・過康に頼みます。
劉秀は持久戦に持ち込むと農民軍の銅馬は大軍なので食糧が尽き魏郡の館陶へと敗走しました。残党は高湖、重連など他の流賊に合流するも漢軍の勢いを止められず全軍が降伏しました。
数十万もの兵を握り銅馬帝の称号まで得ると、その存在を容認できなくなった劉玄は謝躬に対し劉秀殺害を命令を出します。
すると、朱鮪から「私が洛陽と河内へ赴き李軼と共に劉秀の進撃を阻みます」と進言を受けます。朝廷では趙萌と緑林派が権力争いをしており緑林派の者と旧友であるため巻き込まれるのを警戒したのだろうと分かる劉玄は許可します。
それと同時に、劉秀さえ己の軍を擁するのに自分にはなく直属軍をどうやったら持てるのかと困惑します。
赤眉軍が都に向かっていると報告を受けた劉秀は流賊同然の連中が長安を落とせば大惨事となるため鄧禹に関中を落とすよう命じ呉漢に幽州10郡に出兵させます。
馮異には洛陽で陽動攻撃を命じ尤来軍を征伐するため北上します。しかし劉玄に命じられていた謝躬の計略で伏兵の襲撃に遭い崖に追い込まれてしまいます。
劉秀が死んだと知らされた麗華は激しく動揺し自害を決意するが「自害したら陰家一族を滅ぼす」と劉玄に脅されます。
裏切った謝躬は始末され、崖から身を投じた劉秀は気を失っているところ捜しに来た呉漢に助けられます。
第35話・戦火の都
劉秀は万が一の時に分散するのを防ぐためにも後継ぎが必要だと配下に進言され、過珊彤が自らの命を懸けて何度も救おうとしてくれたと知り床入りを決意する。
過珊彤は心から喜ぶが母親から「麗華は山出しの妾にすぎない」と騙されて嫁いだので「この結婚は私が望んで応援してくれたのではなく叔父上が力を付けるために必要だったからでしょう」と責めます。
劉秀は李軼に文を出し帰順を打診すると臆面もなく承諾すると返事が来たのでそれを朱鮪に届けさせ殺させます。
赤眉軍は猛攻を続ける劉秀の軍から退避するため長安付近まで迫っており張卯が謀反を起こしたことで長楽宮が奇襲を受けます。
斬られた韓妃は必死で陛下と叫ぶが劉玄は趙姫を連れて逃げ出し麗華は韓姫の子たちを連れて逃げます。
劉玄は王匡たちに反撃するよう命じるが元緑林軍と対立する趙萌が王匡の腹心を殺害したため王匡は張卯に合流してしまいます。
劉玄の敗北が明確となったいま天子となるべきと馮異に進言されるが劉秀は麗華の身を案じ断ると過珊彤が解任したと知らされます。
王匡と張卯は敗走して赤眉軍に帰順して長安を攻める事になり劉玄は再起するも内乱の拡大で朝廷は疲弊し破壊寸前でした。
赤眉の大軍に長安が包囲されると皆が劉玄に投降を迫ります。