作品概要/キャスト
チャオ・リーイン主演・女スパイと身分を超えた2人の公子との劇的な愛の物語
諜紙天眼を率いる宇文玥は貴族の子息たちによる人狩りから生き残った記憶喪失の娘・小六に武芸の才を感じ星児と名を与えて厳しい訓練を課していく。彼女は、自分を楚喬と呼ぶ女の記憶を頼りに自身の出自を求めながら宇文玥から与えられる過酷な任務を遂行していく。楚喬は宇文玥と彼の親友・燕洵との間で揺れ動く思いを抱えながら国を揺るがす大乱へ身を投じていく。
楚喬/星児/荊小六(チャオ・リーイン)宇文玥(ケニー・リン)燕洵(ショーン・ドウ)元淳/淳公主(リー・チン)蕭策(ダン・ルン)元嵩/裕王(ニウ・ジュンフェン)月七(シン・ジャオリン)宇文壊(ワン・ヤンリン)など
全58話で紹介
ネタバレ感想/楚喬伝
35話・梁国の太子
育ての母である魏貴妃がやつれてきたので心配する襄王(元徹)だが一族は残れたし兄は自業自得だから仕方ないと言われます。
それより魏皇帝が女好きで評判の悪い梁の太子・蕭策に元淳公主を嫁がせようとしているから心配なんだと言われます。
魏貴妃から優れた能力をもつ宇文玥に嫁がせたいと相談された襄王は宇文玥が楚喬(星児)を想っている事を見抜いているため門閥を敵に回している小娘は諦めろと告げます。
しかし、他の男の庭で咲き誇ったとしても見るだけで構わないと言われてしまいます。
燕洵は長安脱出の策を仲羽たちと話し合うが秀麗軍に配属された楚喬が心配で様子を見に行きます。
また宇文玥は楚喬を心配し薛致冷は城防営に副帥・薛璐の子だから怒らせるなと忠告し女の軍営暮らしは不便だから機会があれば移動させると告げます。魏光の件は片付けたから燕洵のために何をしようと思うなと忠告します。
宇文玥と元淳公主は魏貴妃に同時に呼ばれ何の話か察します。元淳公主がわざと縁起が悪い行いをして本題に入らないようにし宇文玥はかすかに笑みを見せます。
宇文玥は襄王から燕洵を生かして返すわけにはいかないから楚喬も同罪で処刑するしかないと言われ驚きます。
3年前に定北侯の処分を頑なに反対したのに何故だと訴えると魏国の重臣だったから皇帝の猜疑心に抵抗したが燕洵は殺気に満ちていると言われます。
襄王から梁の太子・蕭策を迎えに行くよう言われた楚喬はいきなり馬に飛び移ってきた男を殴り落とすがその者は太子でした。謝罪するが評判が悪い太子なために皆は「見てなかった、よくやった」と口を揃えます。
36話・望まぬ結婚
楚喬は梁の太子・蕭策を皇宮まで案内すると魏皇帝に謁見した蕭策は楚喬を侍衛として連れて帰りたいと言います。
皇帝の側室・蘭淑儀は弓術指南役に命じたのは陛下であり今手放せば民は人選の思惑に疑問を抱くと訴えます。蘭淑儀はあなたの娘に会えて嬉しかったが気付かれなかったと洛河の仏壇に手を合わせます。
蕭玉から文を受けとった蕭策は会いに行き世間話をするが姉は必ず首を突っ込んでくるから用心するよう部下に命じます。父上の目が届かない所へ来たんだから姉を叩く機会だと告げるが蕭玉の方も事を成し遂げた者が父上の信頼を得られるので弟を潰す好機だと思っていました。
蕭策に嫁がされると知った元淳公主は魏皇帝に謁見し結婚相手は燕洵と決めていると訴えます。
皇帝に呼ばれた燕洵は参内すると元淳公主を嫁がせたいと言われ罪を許され命を救われただけで身に余る御恩だと告げます。分不相応だと頭を下げると娘との結婚は拒むのは楚喬のためかと聞かれ彼女が危険だと思いそれは誤解だと否定します。
祝言をあげよと皇帝は命じると願いが叶って喜ぶ元淳公主だが燕洵の目は冷ややかなものでした。
蘭淑儀に呼ばれた楚喬は燕洵と元淳公主と出くわすと10日後に祝言を挙げるのだと言われ何で今なのかと不思議に思います。
元嵩から大丈夫かと聞かれ自分と世子では身分が違うし支えていたのは似た者同士だからだと告げます。
37話・それぞれの思惑
楚喬は元淳公主と燕洵の結婚は魏皇帝の策略だと見抜いており実の娘まで利用するとはと呆れます。
燕洵は仲羽と長安脱出の計画を練り直していると伝書鳩が届き自分を狙う者に呼び出されるとは思えなかったので会いに行くと蕭玉がいました。
「公主を娶るのであれば密かに長安を脱出するのは難しくなり強行突破しかない。魏と敵対する梁の利益になるから協力する」
大好きな燕洵に嫁ぐために喜んで準備をすすめる元淳公主はこんな大事なことを勝手に決めるなと魏貴妃に叩かれます。
「3年前の惨劇を忘れたのか、家族を殺した男の娘を愛するはずがないし嫁げば燕洵が守られると思ったら大間違いだ」と叱責を受けるが元淳公主の決意が揺らぐことはありません。
蕭策に付きまとわれる楚喬は城外に行くからと護衛をお願いされ燕洵が城外の警備を気にしていたのでちょうどいいと思い同行します。
しかし次々と暗器を手にする刺客に襲われ蕭策を守りながら逃走します。燕洵は太子が消えれば長安は大混乱となるので好都合だと思うが楚喬を救うために出て行きます。
また宇文玥は燕洵が変装して出て行ったと報告を受け月衛を率いて直ちに向かいます。
38話・間諜網殲滅
蕭策は敵を引き付けて逃走し、傷を負って気を失っていた楚喬は目覚めると宇文玥が目の前に座っていたので驚きます。
宇文玥は刺客が現れたので楚喬を守り戦うが駆け付けた覆面姿の燕洵が楚喬を連れさってしまいます。
蕭策を発見すると刺客が落としていったと金原客桟と書かれたメモを渡されます。蕭策は政敵を自分らの手で一掃させたいのだと見抜く宇文玥だが利用されたフリをして長安に張り巡らされた間諜網の殲滅に乗り出します。
燕洵は訪ねてきた蕭策から長安城外の防備図を渡され謀反の旗を掲げさせ皇帝との死闘に追い込んで漁夫の利を得るつもりかと言います。
蕭玉の腹心・桃葉を捕らえ間諜の拠点を次々と襲撃するなか燕洵が梁の支援を受けて謀反を起こそうとしていることが明らかになります。
宇文玥は月夜の酒席に燕洵を呼び出し新しく開通した運河を決壊させ婚儀の日に長安を洪水に沈める計画を進めているようだが50万の命を犠牲にするつもりかと言い放ちます。
目を覚ます楚喬は命令書を紛失して賀蕭が斬首になるらしいと仲羽から知らされ駆け付けます。武器庫側は命令書と交換で弓の引き渡しを済ましたと言っており武器を着服して転売したんだと言われ誰かが名をかたった可能性はないのかと訴えます。
何にせよ武器を失ったのは死に値すると言われ楚喬は命令書をなくしたのは自分だと正座します。
そして蕭策太子の命を守った功績で陛下から褒美を賜る予定だから勝手に斬ったらまずいのではと告げます。