作品情報・キャスト
4人の男女が愛と絆を武器に宮廷の陰謀に立ち向かう中国ラブ史劇
「符家の娘を娶れば帝王となる」と歌が流行する霊陽国の都。
次期皇帝として期待される薛栄は符家の長女・玉盞を殺して武術に優れる次女・金盞を娶るよう密命を受けるが玉盞に惹かれていってしまう。息子を皇帝にしたいと企む福慶長公主から依頼を受けた江湖を流浪する江紹は玉盞と間違えて金盞をさらってしまう。聡明で決断力に優れる薛栄と玉盞、真っ直ぐで物怖じしない金盞と江紹。運命的に出会った彼らに皇位を巡る陰謀や入れ違いの婚姻、出生の秘密など、衝撃的な出来事が次々と降りかかるが4人は力を合わせて困難を乗り越えながらそれぞれの愛を育んでいく。
全40話で紹介(各話の題名は私が勝手に名付けたものです)
ネタバレあらすじ/双嬌伝
第10話・お転婆な皇后
皇后となった符金盞は偽りの夫婦であるため霊陽国皇帝である薛栄を下に寝かせ自分は良い場所で寝ます。皇后は女将軍になるのが夢であるお転婆なため皇宮にいても退屈であり後宮の掟なんて守ってたら死んでしまうと思います。
後宮の教育係・宋尚宮から公務を無理強いされ追い出してくれと薛栄に訴えるが実直で後宮の鑑なんだから無理だと言われます。
符金盞は女部隊を作るため侍女を集め武芸の稽古を始めるが稽古を受けた者達は掟を破ったとして内侍省で指導を受ける羽目になってしまいます。
薛栄は符金盞は皇后に相応しくないから連れだして説得しろと江紹に命じます。
喜んで引き受ける江紹は符金盞を連れだして灯籠祭に向かい彼女のために作った櫛を贈ります。符玉盞は皇室にいるずの妹を目にし、よからぬ噂が立ってしまうので後を追うと仮面を付ける薛栄に輿に引き揚げられます。
「諦めなければ美しい結末が待っている。悔いや恨みを捨て戻ってきてくれ」
今は自分のために生きたいと思っている符玉盞は「この婚姻は永遠に利害がついて回る、時が証明してくれるでしょう」と告げ去ります。
符金盞は江紹と日の出を見る約束をしていたのに待ちぼうけを食らったので江府に押しかけるが留守でした。
「江紹、親展」の封筒を目にし、「江紹を追って定州に行く」と置き手紙を残します。薛栄は宋尚宮から皇后が福慶長公主たちを迎える慣例の宴があると知らされます。
宴までに戻らなければ衛王も弾劾されてしまうため符府を訪ね相談します。符玉盞は先帝が彭沢に命を狙われた時に名を伏せて趙州へ逃げたときに金夫人に救われたと知り皇后を連れて誕辰の祝いに行ってはどうかと言います。
符玉盞が替え玉となって向かえば皇后は趙州に行ったことになるので誤魔化せるし符金盞を捜す時間も作れます。
第11話・
薛栄(霊陽国皇帝)と趙州に向かう符玉盞は符家が都の権力闘争の矢面に立たぬために即位前に協力したのだと告げると符家の娘が皇后になっても攻撃は受けるだろうと言われます。
貧しい民に比べたら耐えられると告げると「皇后の代役であるそなたと人倫に背く気はないが守りたい者の手は絶対に放さない」と言われます。
符玉盞は「陛下のためなら何もかも捨てられる、そう思えるまで猶予を下さい」とお願いします。金府に到着すると薛栄は皆を定州に行かせ皇后を捜すよう命じます。
金府の門を叩く薛栄はすぐに使用人の訛りに気付き晋城で聞いた訛りだと思い出します。金夫人に挨拶を済ませ挨拶に来ただけと告げるがゆっくり休んで行けと言われます。
符玉盞は血痕の付いた物干し竿を目にしていたので何か妙だと感じており目立たないように侍衛たちに身を隠させている事をそれとなく伝え警戒させます。
符玉盞は偽物の金夫人を人質に取ると、人質の交換だと言われたので金夫人を救うためにも取り引きに応じます。隠し通路から脱出すると金獅子の時にお世話になった盧先生が作ったのだと知らされます。
慧珠の一家が奥の棟で見張られているから助けに行くと金夫人が言うので符玉盞は知府に連絡し兵で包囲した方が安全だと伝えます。
薛栄は1人で慧珠一家のもとに向かうと予想通り集まってきたので「劉承復の骸の在処を知りたければ誰の知恵か吐け」と告げるが晋城の残党は「福慶長公主の側近・月瑩」である事は吐きませんでした。符玉盞が知府に報告したことで突入してきた兵は残党を捕らえます。
定州に到着した符金盞(皇后)は江紹が博打で負けて責められていたので自分が返すと姿を現します。
手持ちの金では全然足りず賭けで倍にするしかないと思うがイカサマだと気付き台をひっくり返して江紹と逃げ出します。
江紹はわざと捕らわれて朱小北と会う予定だったため符金盞を逃がしわざと追っ手に捕まります。
連行される江紹は朱小北がいる場所に監禁されたので救出して逃走すると符玉盞が乗り込んできて喚いたので彼女も救出します。
すると自分が持っていた玉杯とそっくりな物を朱小北に渡され趙州の金家の物から盗んだと知らされます。朱小北は定州にこのまま残るというので別れ同行を望む符金盞を連れて趙州に向かいます。
第12話・見えないフリ
符金盞(皇后)と江紹は徹夜で歩き続け趙州にやってきました。符金盞は神木に願いを書いた短冊を枝に投げかける願掛けの日が明後日だと知り願いを叶えるために買います。
江紹は符金盞の誕辰だったため鳥の丸焼きをご馳走しようとしたが部屋にいなかったので番頭に聞くと神木にいると思うと言われます。
江紹は神木に行くと高い枝に引っかけた方が願いが叶うのが早いと言われ2人で一緒に投げて一番高い枝に投げかけます。
金府を後にした符玉盞は途中立ち寄った廟が縁結びの神がいると知り薛栄(皇帝)はわざと寄ったのだと気付きます。
この後どうせ廟主がおみくじを勧めるのだろうと予想するが大凶がでました。人の心は天には決められないと薛栄に言われるが符金盞をはやく捜したい符玉盞は「もう夫婦のフリをしなくても大丈夫です」と告げ出て行きます。
金夫人のフリをしていた陳氏が現われたので劉承復の骸は晋城城外の竹林に埋葬したと教えてやるがいきなり短刀を振りかざしてきます。薛栄は符玉盞を守る際に毒が目に入ってしまい医師に診せると失明するかもしれないと言われます。
薛栄は「ぶざまな姿は見せたくない、世話人はいくらでもいるから利益関係だけの付き合いなら去ってくれ」と言います。符玉盞は一度出て行くが器が割れる音がしたので看病されるのは惨めではないと告げます。
符玉盞は割れた器を持って番頭に渡し誰も近付けさせないために2階の部屋を貸しきります。先客なのに追い出されそうになった符金盞は文句を言うため部屋の前まで行くが姉だと分かり連れ戻しにきたのだと引き返します。