作品情報・キャスト
4人の男女が愛と絆を武器に宮廷の陰謀に立ち向かう中国ラブ史劇
「符家の娘を娶れば帝王となる」と歌が流行する霊陽国の都。
次期皇帝として期待される薛栄は符家の長女・玉盞を殺して武術に優れる次女・金盞を娶るよう密命を受けるが玉盞に惹かれていってしまう。息子を皇帝にしたいと企む福慶長公主から依頼を受けた江湖を流浪する江紹は玉盞と間違えて金盞をさらってしまう。聡明で決断力に優れる薛栄と玉盞、真っ直ぐで物怖じしない金盞と江紹。運命的に出会った彼らに皇位を巡る陰謀や入れ違いの婚姻、出生の秘密など、衝撃的な出来事が次々と降りかかるが4人は力を合わせて困難を乗り越えながらそれぞれの愛を育んでいく。
全40話で紹介(各話の題名は私が勝手に名付けたものです)
ネタバレあらすじ/双嬌伝
第25話・お膳立て
符玉盞は想い出の品はない方がいいと思い薛栄(霊陽国・皇帝)の文を焼き払っていると妹・符金盞(皇后)から「江紹と町外れの家にいる」と文が届きます。
その頃、符金盞は江紹から手作りの砂盤を贈られよく見ると今まで一緒に行った場所でした。これから日が沈まない場所・永昼の地を目指すが終点は二人の家だと言われ、符金盞は求婚を受け喜んで承諾します。
符玉盞は料理が出来ない妹のために門の前に差し入れを置いて帰るが江紹を捜す蓁蓁に尾行されていました。翌日、蓁蓁は差し入れすると符金盞は美味しいと喜ぶが江紹は蓁蓁の料理だと気付き外に出て彼女を引きつけ「もう付きまとうな、君の面倒は符家が見てくれる」と告げます。
符金盞は花嫁衣装を買うために蓁蓁を捕まえて付き合わせます。蓁蓁は怠け者の符金盞を心配しており都にいて誰かに見付かったら大変だと訴えるとさっそく李懐瑾に見付かってしまいます。
蓁蓁は連れて行こうとしたが符金盞が住所を教えたので「死んだことになっているのに何で教えたんだ」と怒ります。
李懐瑾は事情は知らないが符金盞が生きていた事で元気を取り戻すと「戻ってきたのは皇后ではなく、符金盞です。縁を結びなおしたいのなら協力します」と月瑩に言われます。
薛栄への想いを断ち切ろうと思い出の短冊も焼き捨てた符玉盞だったが寿安公主が訪ねてきて「私の想いを知りながら張永曜を奪うのか、愛を確かめるために張永曜の心を弄ぶな」と非難されます。
符玉盞は遅い時間に張永曜を訪ね「皇帝いがいの人なら想い合えると思ったが薛栄いがいは好きになれそうもない。悪気はなかったけれど傷付けてしまった」と謝罪します。
蓁蓁は李懐瑾が訪ねてくる時に符金盞が作った料理をおもいっきり辛くして悪戯し嫁ぐ準備をしている事を気付かせるように細工します。そして出掛けている江紹に李懐瑾が来ていることを教えます。
第26話・二人の未来
符金盞は父・衛王の許しが得たくて符府へ帰ります。折檻を受けると符玉盞の後押しもあり許されるが江紹に嫁ぎたいと告げると断じて許さんと叱責されます。
薛栄の命で影で守っていた曹翰は「符金盞が生きていると口を割りそうになった者を始末しているが衛王の手の届く場所で匿ってください」と衛王に告げます。
符玉盞に別れを告げられた張永曜は酒に溺れるが泥酔していたところ介抱してくれた寿安公主を符玉盞と間違えて純潔を奪ってしまいます。
翌朝、張永曜は万死に値する罪だと跪き剣を差し出すが、それを知った薛栄に激怒されケジメを付けるために公主との婚姻を申し出ました。
衛王は江紹から二人の未来の印でもある家(砂盤)を見せられ銀子を与えて結納品を買いそろえよと告げます。
妹と江紹の逢瀬をみてしまった符玉盞は自分の想いを確信し想いを伝える口づけを贈ります。
二人は竹林を歩いていると雨がぱらついてきたの帰路を急ぐと薛栄が狩りのために仕掛けに足を挟んでしまい負傷して荒れ寺に逃げ込みます。
江紹は陛下の使いから「丁二の一家を皆殺しにせよ」と書かれた文と指輪を渡されます。丁一家殺しの証拠を掴むために馮府を見張らせていたがくせ者が現われ何かを探していたらしく再び内密に調べるよう勅命が下り隠し部屋から発見されたものだと言われます。
指輪を調べると持主が符言信だったので母親を殺したのは衛王なのかと思い込んでしまいます。
第27話・純粋な愛
荒れ寺で雨宿りをする符玉盞は怪我を負っていた薛栄を抱き締め自分の想いは純粋な愛だと確信します。
張永曜は寿安公主を娶って駙馬となるが初夜の日は座ったまま手を握ることもなく時間だけが過ぎ去っていきます。公主は心には符玉盞しかいないのだろうと思い守ると言われても愛ではないので部屋に戻るよう告げました。
婚約が白紙に戻り噂も消えた事で符家は安泰となり衛王・符言信は薛栄に嫁がせるために符玉盞の花嫁衣装を準備します。
符玉盞は入内して初夜を迎え皇后となります。死んだことになっているために祝宴に行かれない符金盞はこれから嫁ぐ予定の江紹と共に衛王と祝っていました。
しかし、衛王が15年雨に趙州に行っていた記録を見付けた江紹は李懐瑾の罠とは気付かず母親を殺したのは衛王だと思い悩んでいるので元気がありません。
江紹は夜に馬車で移動する衛王を襲撃し指輪の持主だと確かめ仇をとろうとするが狭い馬車の中でうまく動けず失敗します。暗器を手に狙いを定めるが「手に巻かれていた布は蝶結びがされており符金盞が江紹に結んだのと同じだ」と報告を受けた衛王が「見間違いだ。そもそも私を狙う理由がない」と告げていたので迷いが生じ退きます。
第28話・和解
符金盞は婚礼を終えたら江紹と都を離れる予定だが父・衛王が刺客に襲われたので心配します。
「七日後に娘を迎えに来い」と金盞の思い出の品を衛王から託された江紹は困惑しながら感謝し受け取ります。
薛栄は重陽節を前に蓁蓁を宮中に呼び寄せて共に両親の供養をしたいと願います。皇后となった符玉盞は父親の死を薛栄のせいだと思っているので心配しながら蓁蓁を連れてくると案の定「誰のせいで死んだと思っているんだ」と怒りしこりが残っていました。
蓁蓁は薛栄を兄とも認めておらず顔を見たくないと宮中を出ようとしたので符玉盞は一日だけ待ってとお願いします。
そして薛栄が両親の位牌の前に座っている姿を見せ「陛下にとっても父親なのよ。弾劾される危険を冒して会いに行ったのよ、陛下だって辛い」と告げます。
蓁蓁は膝に塗る薬を手に入れ「皇后に頼まれた、使えば?」と机にボンと置いて出て行き供養するために灯明を手にします。
南鄺が国境の民を驚かしているので薛栄は出征を決意するが重臣達から反対されます。反対派を黙らせる策を考えるが符玉盞からも開戦ではなく和親を勧められます。
符金盞は花嫁衣装で待機し、衛王と蓁蓁は挨拶に来るのを待っていたが江紹はやってきませんでした。江紹は符金盞と一緒に埋めた酒を掘り起こして別れを決意し南鄺に投降した徐岩を討ちに行きます。
29話からのネタバレは更新中