作品概要・キャスト
チェン・ヤオとジャン・リンホー共演、男装名探偵とワケアリ王子様のミステリーラブ時代劇
国の捜査機関である明鏡署の蘇瓷は推理力と洞察力に優れた名探偵であるが彼は家族を殺害した真犯人を探すために男装して潜り込んだ可憐な美少女。捜査中に裴昭という遊び人と出会うが彼もまた朝廷の陰謀を暴くために身分を隠す元将軍・斉王だった。事件の裏に潜む巨大な陰謀の存在が明らかになると2人を結ぶ過去の事件も1つに繋がりラストに向けて衝撃と感動が押し寄せる
蘇瓷(チェン・ヤオ)裴昭/蕭衍之/斉王(ジャン・リンホー)謝北溟(ジャン・ジアディン)董如奴(ワン・イージョー)飛鳶(ホアン・イー)劉玄(チャン・チョン)雲王(リー・ジンロン)など
全32話で紹介
ネタバレ感想/探偵麗女
13話・嘘と優しさ
裴昭(斉王/蕭衍之)が自分を助けるために治療を中断したために失明の危機に陥っていると飛鳶に聞かされた蘇瓷は驚きます。
優しくされても報いるどころが迷惑かけてばかりだと嘆くと「君を失えば一生後悔する。自分が勝手にしたことだ」と言われ涙を流します。
謝北溟と董如奴も駆け付けると視力が衰えているのは洪谷の戦いで敵の矢に胡曼草の毒が塗られていたからだと知らされます。
蘇瓷は董如奴なら目を治せるのではと聞くが言われなくても治療を考えていると冷たい態度を取られます。
蘇瓷が男だと思い心惹かれていた董如奴はずっと一緒にいたのに騙すなんてと不貞腐れるが謝北溟から「嘘をつくのは深い事情を抱えていて本人も苦しんでいるはず」と論されます。
蘇瓷が裴昭の身の回りの世話をするなか毒に詳しい董如双は解毒薬の調合を繰り返します。治療法をついに発見するが毒を以て毒を制すやりかたであり一歩間違えば命を失いかねない危険なものだったので医官に叱責されます。
しかし医官が「斉王が・・・」と話し続けるので蘇瓷は驚いて御膳を落としてしまいます。
蘇瓷はどんな結果になろうと側にいると告げると裴昭は董如奴の治療を行う決意を固めます。
裴昭から堂々と正体を明かせる時がくるまで待ちたかったのだと謝罪され、斉王は遠い存在で会えないと思ってたのに身近にいたからどんな顔して接すればいいか戸惑うと蘇瓷は正直な気持ちをぶつけます。
14話・噂の二人
裴昭の目の治療に付き添う蘇瓷は戦を思い出して魘されだしたので驚きます。
何かトラウマを抱えているのだと心配するが治療がうまくいった裴昭に抱きしめられます。
お祝いの宴に蘇瓷は本来の姿となって登場し偽ることなく皆のまえに出れて嬉しいと告げます。董如奴は二人に気を使い謝北溟と飛鳶を連れて席を外すと裴昭は簪を蘇瓷に贈ります。そして二人は想いを確かめ合い口づけを交わします。
官僚の昇進試験の内容が決まり、法典と捜査の知識による筆記と弓術と試合で競う武術に分かれると明鏡署の統署・劉玄から告げられます。
昇進できるのは明鏡署からは1人だけであり、蘇瓷は再調査を依頼し白良一族の汚名をそそぐためにも弓術の稽古に励みます。
法典や捜査知識では敵なしだが武術があるため明鏡署では蘇瓷か羅鑫が昇進するだろうと意見が分かれます。
裴昭たちが協力してくれるがあまりに接触してくるため男色だという噂が広まってしまいます。蘇瓷は同僚たちの目を気にしながら修練に励みます。
裴昭は4年間で23名の女子が男装して入営し最高位は下軍の都尉だと蔣希文から報告を受けます。大勢の女性が軍に志願していると知り女子の従軍物語を講談本にまとめさせ都一の講談師に語らせるよう命じます。
15話・雲王の罠
昇進試験の武術で最後まで勝ち進む蘇瓷は裴昭の指導の甲斐もあり羅鑫に勝利します。
最終結果の発表は吏部の審査を経てからだが喜ぶ董如奴たちは祝杯を挙げて蘇瓷を祝います。
裴昭は仕官できる道を開くため女性が将軍になる講談を語らせたりして女性が太学に入学できるよう奔走するが学士たちは伝統重視で頭が固かったので打開策を蔣希文に伝えます。
そして娘を男装させて学ばせている者を突き止めて男女差別をなくすよう訴え女子の大学への入学を認めさせます。
曲臨江が牢で描いた絵が蘇瓷に似ている事、辺境に追いやられた蕭君昊が乱暴した者が蘇瓷であること、そして最近の裴昭の動向がやたら女性に手を差し伸べている事で雲王は蘇瓷は女性ではないかと疑います。
裴昭は北戎の歓迎宴を陛下から託されます。傅子佑は蕓川公主の護衛をするため朔木親王の配下・車延に挨拶します。
参内する朔木親王は蕓川公主を斉王に嫁がせて和親を結びたいと進言すると大梁には多くの人材がいるから急がない方がいいと雲王が横やりを入れてきます。
16話・天を欺く罪
皇宮で任命式が開かれ蘇瓷は陛下に拝謁し昇進を言い渡されます。
これで再捜査ができると喜ぶが雲王から目で合図された刑部尚書の雷争が蘇瓷は男装している女だと暴露します。
連続殺人犯・曲臨江が牢で描いた姿絵は犠牲者の名前が記されており目がモデルとなった最後の名が蘇瓷であると告げます。犠牲者が全員女であり、しかも蕭君昊が証言者として現れた事で蘇瓷は逃げ場のない状況に陥ります。
蕭君昊を痛めつけたのが裴昭であり女だと知っておきながら隠匿したと疑われたので蘇瓷は自分は女だと認め牢に入れられます。
こうなったら女の仕官を認めさせるしかないので裴昭は民を集めて刑部へ行き蘇瓷の釈放を請願させるよう蔣希文に命じます。
雲王は蘇瓷が先に認めてしまったため斉王に罪を問うことができなかったと悔やみます。雷争は斉王の指示だったと自供させるために拷問にかけるが、それが目的かと分かる蘇瓷は自分の意志だと言い張り功を急いでいるようだが誰の指示だと睨みつけます。
優秀な者は昇格させるのが当然であるのに女ではだめだから投獄するなど筋が通らないと裴昭は訴えます。
女に仕官など務めるわけがないと口にする重臣にお前が担当している救済銀を取り戻し民を救ったのは蘇瓷であり命の恩人だろうと言い放ちます。
都の民と太学の学生より集まった請願書を陛下に差し出し女子の入学を認め優秀者は朝廷で登用させるべきと告げます。劉玄が賛同するとほとんどの重臣が同意するが雷争が強引に署名させたために蘇瓷が自供したとやってきます。
皇帝は真意はともかく欺いたのは確かであるために使節団が北戎に帰ったら処刑する楊命じました。雲王は庇った斉王も同罪だと訴え笑みを浮かべるが謹慎だけ言い渡し出て行ってしまったので唇をかみしめます。
裴昭は北戎の力があれば打開できると思い蕓川公主を娶るから婚礼の日に大赦を行ってほしいと陛下に願い出ます。