作品情報/運命の桃花 宸汐縁
「レッドクリフ」で孫権を演じたチャン・チェンと中国若手4大女優の1人ニー・ニーの共演、一途な愛を貫く大ヒットラブ史劇。
第4回金骨朶網絡影視盛典で「今年の優秀作品賞」を受賞し2020年愛奇芸尖叫之夜では最優秀ドラマ男優賞、最優秀ドラマ女優賞を受賞した作品。
夸父山桃林で父親の医仙・楽伯から桃林の外に出ないようにと言われて育った無邪気な丹鳥族の少女・霊汐は天界を魔君から救った戦神・九宸の武勇伝を読んでは胸をときめかせていました。
桃林を抜け出して天宮へ行った彼女は天兵に追われ不思議な場所に迷い込むと偶然にも5万年前に天界を救い長い眠りについていた九宸を目覚めさせることに・・・。九宸に仕える侍女として天宮に住むことになった霊汐だったが彼女には封印された魔君を呼び覚ます魔の力が宿っていたのだった。
ネタバレあらすじ/13話から15話
第13話/因果応報の運命
5万年前に弟弟子の陌歓が亡くなっていたと翎月から知らされた楽伯はショックを受けます。
許されない愛に走り命を落としたとは・・・・
一方、仙力を失いただの人間になったものの健康になった九宸は「付いてくるな」と命じ望月泉に出掛けていきます。心配する霊汐は尾行して見守っていると雨が降ってきたので帰りましょうと告げるが「言い付けを守れ」と怒られてしまいます。
扶雲殿に戻った九宸は元瞳の後任に含章を据え引き続き開陽には練兵をさせます。また補佐には天雷真君に忠誠を誓う紫光を就け、南海守将の任は副将の方昇に継がせ魔族の残党を捜すため部隊を結成するよう命じます。
青瑶によって九霊の術を解かれるが冷えが完治していないので仙力はあまり使わないよう念を押されます。
九宸に元瞳を呼んでくるよう命じられた十三だが「あいつのせいで神尊が雷刑を受けたのにそんな奴の屋敷なんて訪ねたくない」と霊汐に押し付けます。
霊汐は嫌々向かうと「何か様?、まだ追い詰める気」と元瞳に責められるが物音がして元瞳が様子を見に行くと名声を重んじる元夫人が自害していました。
元瞳に睨まれ怖くなって扶雲殿に戻った霊汐は落ち込んでいると「気に病むな、栄誉と共に生きる気力も失い自ら選んだのだ」と九宸に慰められます。
霊汐は手首に巻き付いた何の役にも立たないがらくたが、水月鼎(神器)が形を変えた天恒神砂だとしても要らないと九宸に相談します。
南極仙翁の宝が何で腕に付いたのかと聞かれ「南極仙洲の洞穴で水月鼎を発見し戦報を復元したら形を変えて装着した」と答えました。
霊汐を主に選んだのだと分かるが仙翁に知らせるのが筋だとして霊汐は九宸に連れられ南極仙洲に向かいます。
仙翁は留守だったが「万事は巡り合わせにて成り行きに任せるべし」と伝言を伝えられ、宝は有効に使うと伝えてくれと頼みました。
仲昊の義理の息子である欽原は南極仙翁にお世話になった感謝を伝え師弟と縁を断ちます。欽原は師匠と関わりのない戦神が訪ねてきたと知り会話の内容から水月鼎を持っているのだと察知します。
欽原は仲昊の仇をとるため景休に不意打ちをかけるが返り討ちに遭い逃走します。そこに魔道に落ちた仲昊が現われ生きていた事に驚きます。
「天族には追い払われ山霊族からは命を狙われた。もはや六界に我が安寧の地はない、お前は天族だ、私の敵となるか」
命を救われ恩が死するために師匠との縁を切った欽原は「お供します」と忠誠を誓いました。
第14話/魔道に落ちた者
霊汐は青鸞に襲われて手に怪我を負います。十三は怒って仕返しに行くと意気込むが玉李元君の愛鳥だと知り「こたびは我慢しよう」と掌返します。
玉李など怖くないが誰もがお世話になる父親の薬王と敵対したら損をするからです。
霊汐はふて腐れて「それでも友達か」とその場を去って行きます。
その頃、景休は自分を襲った者を調べると義父の仲昊に忠誠を誓った欽原だと知り、南極仙翁の弟子で天界のくせに魔道に落ちた義父に手を貸すのかと驚きます。
また一介の衛兵にまで落ちた元瞳は恨みを密かに抱えており神幽宝鑑という邪術を修練し始めていました。
欽原は南極仙翁の弟子と偽り天界を訪ねると青鸞を追う丹鳥を見て前に南極仙洲から逃げた鳥だと気付きます。
九宸に謁見し「師匠の命で来ました。水月鼎をお渡し下さい」と告げます。
その時、玉李が霊汐を捕まえ「私の鳥にいたずらした」と訪ねてきました。水月鼎など知らないと欽原に告げていた九宸はわざと霊汐を叱って戻らせます。
霊汐も天恒神砂(水月鼎が形を変えたもの)を奪いにきたのだと察知しすぐに従い「以前より恐ろしく異様な雰囲気でした」と報告します。
九宸も以前の仙翁の会話からそんな命令をするわけないと不審に思い十三に尾行するよう命じるが気付かれて戻ってきたのだとげんなりします。
人間界の大岳国では疫病が流行し青瑶は自分の能力では救えないため薬王を訪ねるが既に人間界に足を運んでいたので感謝します。万霊苑の仙獣が病だから見て欲しいと言われ医官に付いていくが灞古獣が暴れているから近道で行くと言われ嘘だと見抜きます。
灞古獣は怪力なので暴れたら天宮が揺らぐはずなのです。指示を出したのはこれまでにも想いを伝えようと必死になっている雲風だと知り剣を突き付け「近付いたら殺すわよ」と伝えます。
九宸は幽都山に向かうと魔道に落ちた仲昊が現れ「山霊族との争いは戦神とは無関係だ、襲撃も景休が私を陥れた罠だったのだ」と言われます。
魔を殺すことが戦神の務めなので「魔君に選ばれた者なら敵だ、そんな覚悟もなく屈したのか」と言い放つと仲昊は向かってきて戦闘となります。
はるかに戦闘能力で勝る九宸は「烈夷に免じてもう一度機会を与える。それでも目覚めないなら次は容赦はしない」と告げると魔君が「今のお前では歯が立たない」と仲昊を奪い引き込みました。
九宸は危険かも知れないと忠告し霊汐を連れて人間界に行きます。
人間界で神獣・白澤が暴れており霊汐は肉まんで釣って安全な場所まで誘導するが食べられそうになります。九宸は仙術で生まれたばかりの神獣に戻しました。
第15話/長生結が結ぶ縁
九宸が人間界で暴れる神獣・白澤を仙術で赤ちゃんに戻し鎖妖塔に入れようとしたので霊汐は止め五碗と名付けて飼うことにしました。
五碗が山霊界の国境に行ってしまった事で九宸と霊汐は訪問することになり国主・翎月に挨拶すると冷えに効く100年に一粒しか作れない善火丹を頂戴します。
翎月は霊汐が丹鳥族で5万歳だと知り「まさか」と思うが父親がいると知りがっかりします。
宴の最中、そばにいた五碗がいない事に気付き霊汐は捜しに行くと公主・宝青に噛み付いていました。仙術で助けるが姿を見られて追われたので逃げ出すと景休の住まいに忍びこんでしまいそこで失くしたはずの長生結を見つけます。
その頃、天宮の留守番を命じられた雲風は青瑶を調べ自分が人間界の彼女の夫の命を奪ったのだと知ります。司命は「十分に苦しんだから上仙にまで昇格できたと思えば」と慰めるが愛する人から剣を突き付けられたんだと雲風は嘆きます。
九宸と幽都山に入った霊汐は封印されている魔君をはじめて見ます。
九宸は「5万年来、魔気が強く無事に入れたのは私を除くとそなただけだ、なぜだと思う?」と霊汐に聞くが魔君から強い魔気が放たれたので仙術で押さえ修行地の従極淵に連れて行きます。
長生海の氷の宮殿のように恐ろしく寒い場所に閉じ込められた霊汐は修練を試されているのだと疑い仙術を使うが凍死しそうなほどで集中できません。
長生結を握りしめながら徐々に凍り付き霊汐は倒れてしまいます。九宸は仙術で霊汐を救うと長生結を「お返しします」と渡されます。
5万年前、魔君を封じた九宸は赤ん坊の泣き声を耳にしました。魔君は自分の元神を隠す器に赤ん坊を選び九宸が咄嗟に気付いて阻止したが一筋の魔気が赤ん坊に宿ってしまいました。九宸は赤ん坊の魔の力を封じるために全力を注ぎ5万年もの眠りに付いたのでした。
長生結は赤ん坊が身に付けていた物であり九宸はあの時の赤ん坊が霊汐だと分かり桃林に返すことを決意します。