雲之羽 ~揺らめく愛、刹那の二人~
「蒼蘭訣」のジャン・リンホー&ユー・シューシン共演、中国で大ヒットを記録した予測不能なラブサスペンス時代劇!!
あらすじ&キャスト
江湖で「無鋒」と「宮門」が対立。
無鋒の女刺客は雲為衫として宮門への潜入を命じられるが隙がなく宮門の少主の花嫁候補を装うことしか方法はなかった。
自由の身になる条件付きで花嫁候補となるが、無鋒は別の刺客も花嫁候補に送り刺客が潜伏していることも流してしまう。
一方、幼い頃に母を亡くし宮門を率いる父・執刃に厳しく育てられた宮子羽は花嫁が全員抹殺されると知り密かに逃がそうとする。雲為衫と出会い心を奪われてしまうなか父と兄が暗殺され執刃の継承者に任命され重責を担うことになってしまう
ネタバレ鑑賞感想
3話・突然の別れ
無鋒の女刺客・雲為衫は宮門の花嫁候補に紛れ込み最終候補まで残ります。その夜、刺客騒動があり屋根の上にいる雲為衫を目にした上官浅は自分の部屋に行けと目配せし、彼女なら顔の湿疹が酷く自分の部屋で休んでいると侍衛に訴えます。
その声を耳にした雲為衫は爪化粧の毒で顔に湿疹をつくると衣を剥いで布団に潜り込み何とか誤魔化すことに成功します。そして上官浅もまた推測通り無鋒の刺客だと確認すると、あなたが無茶をすれば私が後始末をすることになると言われます。
姜氏の顔の湿疹は爪化粧の毒だろうと言い当てられ、茶と香で姜氏を気の病に仕立てるはずだった上官浅は茶と香りは単独なら無害で調べても分からないのに余計な真似をしたから湿疹と爪化粧が証拠になってしまうと指摘します。
妓楼で楽しんでいた宮子羽は長老たちに呼び出され長老院に向かうと執刃の父・宮鴻羽と少主の兄・宮喚羽が命を落としたと言われ耳を疑います。宮門の掟により長老全員の賛同を得て執刃の地位を継承することになりいきなり儀式が執り行われます。
宮遠徵がさっそくお前に執刃など務まるわけない、第一継承者は宮尚角だと訴えだします。長老は主の不在は一日も許さず更に即座に継承の儀を行うのが掟であるため谷にいない宮尚角は論外だと指摘します。
宮子羽は雪が降るなか突然の家族の別れに悲しみ座り込んでいると執刀の後妻・茗霧姬に上着をかけられ慰められます。寒鴉肆は執刃が殺されたことを報告するがこれだけ短期間で殺すのは無理だと思われると無鋒の主に告げます。
執刃になった以上、やるべき事をしなければと金繁に言われた宮子羽は第一発見者の茗霧姬に話を聞きにいきます。少主が女子を縛って連れて来たから席を外しお茶を淹れて部屋に戻ると激しく争う声を耳にし3つの人影を見たと言います。
部屋が暗くなり慌てて部屋に入ると3人が息絶えていたと言われるが、鄭南衣では父と兄を殺せるとは思えません。侍衛が誰もいないのは不自然だと思い話を聞きに行くと少主からの指示だと言われるが口裏を合わせている可能性もあるので死体の検視を始めます。
毒に侵されていることが分かりどこで触れたのか捜索すると花嫁候補の1人・姜氏も毒に侵されていたが無関係のようでした。
雲為衫は毒を飲まされており半月ごとに情報を報告して解毒薬を頂戴しなくてはいけないのね。
4話・2人の刺客
姜氏の毒を調べるために同じ湿疹を起こした自分を調べに来るはずと読む雲為衫は致命的ではない情報を敢えて漏らして真の計画と身分を隠そうとします。宮子羽が来るのを見計らい家族宛の手紙となる灯籠を流して気付かせ同情を誘います。
湿疹は治ったのか、毒ではないのか聞かれ惚ける雲為衫は名医の家系である上官浅に薬をもらったらすぐに治ったと告げます。
宮子羽は姜氏も茶を飲んだ後に医館に運ばれたので上官浅は花嫁に選ばれるために花嫁候補に毒を盛ったのではないかと疑います。証拠がないといつまで経っても終わらないために雲為衫は爪化粧をこそぎ落した粉を喘息もちの宋氏の薬に混ぜ追放させます。
上官浅のお茶は単品では無毒であるため留守な彼女の代わりに飲もうとしたが、谷に入るときは検査があり薬も武器も持ち込めないので尋問する必要があると宮子羽は言います。
医館を訪れた上官浅はいきなり宮遠徴に剣を突き付けられます。偏寒の体質で気鬱になるので良薬があるか周先生に聞きたかったのだと告げます。そんなに花嫁になりたいのかと訴えられ、今は宮子羽が執刃だからそうでもない、宮尚角の方が相応しいと告げます。
部屋に戻ると宮子羽の尋問を受け、お茶は花嫁道具の中に入れ検査を受けて持ち込んだと言います。毒消しの薬も無外で良薬だと判明したために今度からは掟を破るなと注意で済みます。
雲為衫は本当に薬を貰いに行ったのかと訊ねると上官浅は宮遠徴に会いに行き、幸いにも宮尚角に会えたと言います。
「私の標的は宮子羽、あなたの標的は宮尚角、信頼を得るためには彼らの敵を我が敵とみなすこと、私たちは激しく対立しなければ」
長老たちに呼ばれる宮子羽は本来ならば花嫁候補を実家へ返すところだが今回は無鋒に潜入を許したのでしばらく止めるためによき娘を選ぬよう言われます。吉日を選んで正式に妻として迎えると言われると年頃の宮尚角も序に妻を迎え入れたらどうかと進められ受け入れます。
雲為衫と上官浅はそれぞれ花嫁に選ばれるが無鋒の刺客がまだいるのではと懸念され調べが入ることになります。
宮遠徴は宮尚角の後ろでいつもニヤニヤする腰巾着な人ですな。
仲が悪いのはどうでもいいが現に宮子羽は執刃なんだから口の利き方がなってない。宮尚角は長老の前で失態を犯すなと注意する前に執刃に対する言葉遣いを改めるべき。
賈家職が宮遠徴に命じられて神翎花を霊香草にすり替えたと証言していたけどそんなに早く解決するわけないだろうな・・・