作品情報/キャスト
チソン&イ・セヨン共演の韓国メディカルヒューマンドラマ
父を救えず医師としての自信を失くしたシヨンは韓国を離れようとすると知人の頼みで矯正医官としてバイトを始める。患者を安楽死させた罪で服役する天才医師ヨハンとの出会いで再び医師の道を歩むことを決意する。レジデントとして復帰したシヨンは出所後に教授に着任したヨハンと再会。さまざまな難病に立ち向かう中、ヨハンの前に検事が現れる。ヨハンがひた隠しにする秘密の真相や、ヨハンに感化されたクリニックの若手医師たちが成長していく姿など見どころ満載。
全16話(32回分)で紹介します。
ネタバレ感想/医師ヨハン
11話・時代に合った価値観
ヨハンは精密検査の結果を聞きに行くと医師でいるなら残りの時間はわずかだと担当医から宣言されます。
ハンセ病院ではリヘが飛び降り自殺を図ってしまい一命をとりとめるが人工呼吸器を余儀なくされます。ペインクリニック科のシヨン達は死にたい人を人工呼吸器をつけてまで救うのは正しい事なのかと悩みます。
事前延命医療意向書を書いていたら問題になるのではとホ・ジュンがつぶやくなかミレは最後まで諦めないのは医師としての使命だと言います。
そんな中、人工呼吸器のスイッチが切られている事が判明し警察沙汰となります。
イムン医院長が激怒するなかシヨンはヘリは一般病棟に移されたと知り急いで向かいます。事件が発覚した時にそばにいたのはヨハンであることから法務チーム弁護士ミョンホは駆け付けます。
ヨハンは取り調べに応じると捜査を指揮するのはソッキ検事だと知ります。シヨン達も取り調べを受けることになるが患者の望みだったことなど話すべきか迷います。
フェローのユジュンは自分が外出していた教授に電話したから犯人のわけないと告げます。またシヨンも家族の同意書も何もなく延命装置を切れば殺人になるので教授がするはずないと訴えます。
ヨハンは眩暈がするなかユジュンから連絡を受けてからの行動を細かく話すが監視カメラの映像に駆け付けるヨハンが映っていたため取り調べは中断します。
リヘが心肺停止となり駆け付けるヨハンは蘇生を懸命に試みるが患者も家族も延命治療を拒否しているとユジュンに言われます。シヨンはリヘの息子が病院に来ていると知り見つけ出して急いで病室に向かうと刑事に声をかけられ息子がスイッチを切ったことをしり驚きます。
母親を苦しめたくない息子がスイッチを切ったことを知っていたヨハンは蘇生を成功させ息子と会わせます。なんで黙っていたのかとソッキに聞かれ、母親が目覚めた時に息子が取り調べを受けていたと知らせたくなかったからと告げます。
生死の境にいる患者にとって何が最善か最後まで真剣に悩み決定するだけと告げると正しいかは法の範囲内で決めると言われます。
「完璧な法はなく完璧な医療もない、時代に合った価値観を見つけるべき」
12話・薬開発
停職になったヨハンはキョンソ大学病院で免疫力が落ちるステロイド治療を受け、同じ病院でソッキは初めての抗がん剤治療を受けます。
迎えに行くシヨンはエレベーターに乗り込むと混雑していたのでヨハンに接触しないよう身を挺してガードします。ヨハンに連れられ向かった先はジョンボが働くカフェであり3人は再会を喜びます。
ソッキは患者会で行方不明の女性が出たと知り写真を見るとハンセ病院で声をかけてきた人だと分かります。しかし夫に届いた映像を見せてもらうと「死ぬことより苦痛に耐える方が怖い」と言い残す安楽死する場面だったので驚きます。
患者会と支援する財団、そして株価が急騰するチンムリジョンドゥ製薬会社は安楽死の合法化で独占販売するつもりなんだと気付きます。
イ・ウォンギル元大臣からヨハンは協力してくれそうかと聞かれるミョンホは否定的だと思うと告げます。
ハンセ病院ではイスの延命治療中断に関する話が持ち上がり家族のグループチャットを目にするテギョンは娘二人には決定したら伝えると妹に告げます。
復帰が決まり担当医に挨拶してキョンソ病院を後にしようとしたヨハンは救急車でソッキが運ばれるのを目にして戻ります。カルテをのぞき抗がん剤治療の副作用で冠状動脈が狭くなっていると指摘します。
ヨハンがチームスタッフ達から復帰の歓迎を受けるなかウンジョンは服役していた時のヨハンの話を記者から聞き特異体質だと知ります。
無痛症のギソクが意識不明の状態で搬送されヨハンは抗生剤と解熱剤を投与するが状態は変わりません。肺炎を起こしている以外とくにおかしなところはなかったが患者の携帯を見ると筋トレをしていた事が分かります。筋肉を付けたかったが知識がなかったのではと疑い持ち物を調べると一般的なステロイドが発見されました。
13話・現場検証
ソッキに呼び出されるヨハンは「あなたは無痛症、患者の痛みを理解できないから安楽死を選択したのか」と訴えられます。裁判はやり直しできないが資格を問われるだろうと言われるがギソクを助けられるかどうか今が大事なのでその場を去ろうとします。
するとイ・ウォンギル元大臣とはどんな関係あるかと聞かれ知らないと告げると安楽死する薬があったらどうするかと聞かれます。呼吸が止まる瞬間まで生物には生存本能があり本質は変わらない、生命というのはいとおしいんだと告げます。
意識を取り戻したかに見えたギソクだったがヨハンは体を動かすことができないのだと感じ取り励ましながら病気を治すと約束したことを思い出します。
閉じ込め症候群だと診断するヨハンは原因の解明を急ぐと倉庫に閉じ込められ暴行を受けた事があると知り椎骨動脈解離を疑います。検査の結果、椎骨動脈解離ではなかったので倉庫を突き止めるようシヨンにお願いします。
ウンジョンは病院の掲示板にヨハンが無痛症患者であると投稿します。院内に衝撃がはしるなかユジュンは真実だと察し、緊急会議に呼ばれたヨハンは無痛症だと認めると懲罰委員会を開き処分が決まるまで診療から外されます。
全ての診療から外されたヨハンに代わりシヨンたちはギソクの治療と原因解明のために一丸となります。ヨハンはギソクが暴行された倉庫に向かい、ソッキはウンジョンに会いに行き何で相談もなしに投稿したんだと責めます。
最初から責める相手を間違えていたんだと告げるが体に激痛が走りうずくまります。
娘を失った時以上の痛みを経験するソッキは犯人がどれだけ苦しんでいたかを把握します。二人の子供を焼き殺した天罰だと受け止めたが自分が生死の境に陥った時にヨハンの考えは自分を救ってくれるかもしれないと思うようになっていました。
現場検証を行うヨハンはステロイドで免疫が落ちている時に油の付いた土を吸い込みノカルジア症により脳幹が膿み閉じ込め症候群が起こったのだと推理します。
チームスタッフは検査に入るがヨハンと連絡が付かなくなったのでシヨンは倉庫の住所を告げ救急車を向かわせます。