作品情報・キャスト
魂が入れ替わった姉妹と二人を愛してしまった皇弟の愛と復讐を描いた壮絶な宮中ラブ史劇
大楮・大蜀・南峪の三国に分かれ互いに勢力を競いあう龍騰大陸。大楮国皇后である姚莫心は何者かに毒を盛られ意識を失いそこにちょうど現れた妹の姚莫婉と魂が入れ替わってしまう。宮中では意識を失い身ごもっていた赤ん坊まで助からなかった姚莫心を想い皇帝・夜鸂奕は悲しみと憤りを隠せずにいた。姚莫心を愛する夜鴻奕の弟・夜君清は大蜀との戦いの末に兄に帰京を命じられるが何故か自分の名前を叫ぶ女性から助けを求められ・・・
全36話で紹介
ネタバレ感想/黄泉がえりの皇妃
第4話・盗賊たち
姚莫婉は夜君清と市に出かけていたが謎解きをしている間に先に行ってしまいます。
追いかけると都にやってきたばかりなのに父親が傷寒で死んで身寄りがなくなり助けを求めている幼子を目にします。民たちは同情し金を渡していたが姚莫婉は傷寒なら病原は体内に留まり顔色が黒っぽくなるので嘘だと言います。
乾淌から来たばっかりのわりには麻の産地なのに幼子が着る衣は雲霞の生地だったため本当の父親ではないと訴えると弟と一緒にさらわれて指示されたんだと泣きついてきます。
すると商売の邪魔をするなと男たちに命を狙われるが駆け付けた夜君清に助けられます。子供を安全な場所に隠し逃走する夜君清は姚莫婉を抱きかかえ舞い降りると姚莫心だと錯覚します。
役人がやってきたので捕らえるよう命じ子供は慈幼堂に預けます。
寒綿衣は酒を飲みながら黄金を運んでいると盗賊たちに襲撃を受けたので早業で全員の衣を切って実力を見せ頭に会わせろとアジトに案内させます。
何者だと頭に聞かれた寒綿衣は盗賊としての掟を破るなと告げ賊王の令牌を見せます。全員が跪いて謝罪したので助ける代わりに三宝の1つ・九竜杯を盗むから人手を貸せと命じます。
夜鴻奕(大楮国皇帝)は夜君清が兵権を剥奪されたのに文句言わず普通に過ごしているのでらしくないと思い侍衛・奔雷も監視するよう命じます。
姚素鸞(麗妃)は妹の姚莫心と里帰りする予定だったが目覚めないので1人で帰ってもいいかと告げると司礼寺に準備させると夜鴻奕に言われ感謝します。
盗賊たちは賊王に命じられた通りに門の前で爆破させ、その間に寒綿衣は皇宮に侵入して九竜杯を盗み出します。
夜君清は竇家を調べるようお願いしており長男・竇士明は辺境統治の都護で許可なく離れてはいけないのに平民の装いで都入りしていたと知ります。外が騒がしいので出て行くと寒綿衣が包囲されていたので酔っ払ったフリをしながら出て行き人質となり逃がします。
姚莫婉に捕まってしまったので仕方なく姚家まで連れて行くが「姚莫婉が帰ってきた」と騒がれます。泣きながら無事でよかったと莫離に手を握られるが母親だと言われても記憶がなく姚莫婉は戸惑います。
第5話・突然の縁談
姚震霆は行方不明だった姚莫婉が偶然にも訪ねてきた夜君清に救われていたので感謝するが人前に出ず恨みを買うこともない娘が何で狙われたのかと困惑します。
夜君清は姚莫婉の失踪日が皇后・姚莫心が倒れた日と同じ日だったので何か関係しているかもと疑います。そして第一夫人・竇香蘭の兄・竇士明が入京していたらしいと告げると知らなかった姚震霆は妻の里帰りと関係があるのかと疑います。
2人は先帝が大将軍の王坪を退けるために果親王を密かに召喚していたことを思い出します。
皇后の格式で里帰りすることになった姚素鸞(麗妃)は宸妃から刺繍を贈られ感謝を伝えるが淑妃からは鳥を贈られ「平凡な鳥は平凡でしかない、高みを目指しても鳳凰にはなれない」と挑発されます。
姚素鸞の里帰りに同行する夜鴻奕(皇帝)は竇士明は辺境で覇を唱え現地の民に指示され朝廷でも重臣が続々と従属しているらしいなと竇香蘭に言います。
姚莫婉は地方に配された高官は門閥の出で特権を持ちそれぞれ勢力を争うのは特権でしょうと訴えると何で姚家にいるんだと聞かれます。
夜君清は慌てて姚家の三女だと最近知り送ってきたのだと告げると姚震霆は娘は難に遭って記憶を失っているのだと謝罪します。
月を眺める夜鴻奕に話しかける姚莫婉は姉は才知も機転も男に劣らず自分の才覚を人前で示すことも辞さない聡明な人だと教わります。
娘の姚素鸞を皇后にしたい竇香蘭は二人が一緒にいるのを目にします。夜鴻奕が優しい笑みを見せているので悲しむ姚素鸞は好き勝手にはさせないから大丈夫だと母に言われます。
竇香蘭に嫁ぐころだと縁談の話を持ち掛けられた姚莫婉はお断り、嫁ぎたいなら自分が告げと言い放つと母・莫離が叩かれたので間に入り睨みつけます。
姚莫婉は不細工なメイクをして登場すると夜鴻奕と夜君清は笑いをこらえます。竇香蘭が勝手に縁談をまとめようとしたので夜君清は気が進まないようだと助けを求めると夜鴻奕は自分で夫をえらべるよう特権を与えます。
姚莫心の寝殿に何者かが侵入したと報告を受けた夜君清は護衛としてお供すると願うが拒否されてしまい、夜鴻奕は急いで戻ると皇后に恨みを持つ李貴人の侍女が毒を盛ったと知らされます。
第6話・2人の公主
皇后・姚莫心に毒を盛った李貴人は侍女の妄言に惑わされて魔が差したのだと訴えるが皇帝・夜鴻奕は彼女とその家族に斬首刑を命じます。
「皇后が崩御し姚家と夜君清は直ちに参内し葬儀を準備せよ」
姚震霆は拝命すると莫離は悲しみに暮れ姚莫婉に支えられながら参内します。納棺する前に一目会わせてほしいと願い出るが毒殺されたため会わぬほうがいいと夜鴻奕に言われます。
夜君清は各国から使節が来て参列するから貴賓らの出迎えと接待を命じられます。
意気消沈する夜君清を目にした姚莫婉は手伝うと告げるがまったくやる気がないので後悔します。
しかし姉の葬儀のためだと思い粛親王府に行くと酔いつぶれていたので介抱します。翌朝、目覚める夜君清は自分の胸に姚莫婉が頭をのせて眠っていたので驚いて飛び起きます。
「しっかりしなさい、いつまで自暴自棄でいる気だ、姉上はもう戻ってこないんだ」
姚莫婉に支えられ徐々に心身ともに回復する夜君清は彼女に感謝し南峪からやってくる晗月公主と彼女の姪・長風公主を出迎えます。
姚莫婉は長風公主のお目当てが夜君清だと知り彼には想い人がいると告げるが退く様子はありません。そんな中、転んでしまった姚莫婉に手を差し伸べる晗月公主は姚莫心を感じ困惑します。
第7話・偽りの筆跡
夜君清はいきなり捕らわれ大楮皇帝・夜鴻奕から書状を見せられます。
「夜鴻奕の討伐に大蜀の加勢を願う」と書かれており謀反人だと疑われているのだと知り辺境で大蜀と敵対していたのに書くはずがないと訴えます。
筆跡は確かに似ているが何者かが自分を陥れようとしたのだと訴えると大蜀の使者から自分と会ったのをお忘れかと聞かれます。進貢の品を見せると申し出たときに書状を入れられたのだと気付き逆心など抱いていないと潔白を主張します。
晗月公主は大蜀と敵対する大楮の戦神が寝返れば大蜀は歓喜するはずなのに逆に告発するなんてどう考えてもおかしいと進言するが夜君清は天牢に入れられます。
粛親王府に千面が向かっていると知り姚莫婉は書画などを持って裏から逃げ出します。
詮議を任されたのは丞相の姚震霆と都護の竇士明でした。密かに入京したという事実は本当だったのかと思うと粛親王が兵権を剥奪された今、次に辺境の軍務に就くものは決まっていない、2人で協力すれば朝廷を掌握できるから判断を誤るなと言われます。
夜君清の失脚を狙う竇士明は夜君清の身分など関係ないと言い放ち拷問を始めます。
淑妃は武勇に優れた竇士明は今後辺境で軍務と政務を担い陛下の恩に報いるでしょうと夜鴻奕に告げます。
罪さえ認めれば刑を軽くできると夜鴻奕に言われる夜君清は汚名を負いたくはないと拒否します。
姚莫婉は書状は絶対に偽物だと確信すると大理寺から盗めるのは俺しかいないと賊王・寒綿衣に言われます。
姚莫婉は竇士明を眠らせるが竇香蘭が入ってきたので隠れると姚素鸞を皇后に従っているのだと知ります。また自分の失踪には竇家が関わっているではと疑い、何やら見つかってはまずい帳簿があるようだと知ります。