作品情報・キャスト
裕福な家庭に生まれ育ったロシア人少女カーチャはなんの不自由もしなかったが退屈さを感じモデル事務所に登録する。
そしてパリに留学すると偽りファッションショーに出るつもりでドバイに向かうが飛び込んだ世界は国際的な女を商売にする組織だった。
ネタバレあらすじ/Buy Me バイ・ミー
裕福に育ったロシア人女性カーチャは退屈な学校や家庭に嫌気がさし刺激を求めてモデル事務所に登録します。
パリに留学と偽り車で空港まで送って貰うがママはとても心配します。ママは心配性であるため絶対に学長に確認すると確信していたカーチャは替え玉を用意し、出発日が違かったが気付かれなかったので奇跡だと喜んでいました。
「もしへんなところだったらホテルに閉じこもって電話して、金は出すから」
ママに見送られたカーチャは目立つのが目的で時間ギリギリになるように計算し待ち合わせ場所に駆け付けました。
飛行機が遅れていたためカーチャは女性に話しかけると「私は別にモデルじゃない、あなたもね」と意味深なことを言われます。
アブダビ国際空港に到着すると女性陣は車に乗り込みドバイに向かって出発するが運転手が「前回よりも若く9人います。彼等好みでしょう」と電話で話していました。
なんとなく嫌な予感がして「帰りたい」と伝えると「奴隷じゃないから勝手にすればいい」と言われます。
しかしリザとガーリャと知り合ったこと、また退屈な日々から抜け出すために来たことで引き返すのを止めます。
「選ばれたら黙ってすべての指示に従え、自分からは相手に触れてはいけない」
女商売をする国際的な組織、ではあるが全員で行動しているわけでも無く会社に報告するわけでもない。
儲けた金は全部自分で得ることができると思われる。事務所側は「ただ連れて行くだけで」で報酬を得ているのでしょう。
住む場所は提供されないためカーチャはリザとガーリャと一緒に暮らしながら金持ちの男から声を掛けられるのを待つしかない。
リザやガーリャにメイクとかを教わったのか?は分からないが化けていくカーチャ。
この変の辺りは物語に描かれていないためよく分からないが、
男も知らない優等生だったカーチャが酒や化粧を覚えいくのなら短期間でも可能だが男に声を掛けられるように色っぽさを出して挑発していくのはかなり経験を重ねないと無理がある。
男にむりにヤられる時はガリ勉だったため朗読をして誤魔化す姿はなんともかわいそうではあったが・・・
結末と感想
うっすらと過去と現在が交互していく作りになっているが何故そうしたか意味が分からない。
っというよりストーリーがよく分からない。
まずツアーとしてドバイに連れてこさせられたのに住居が提供されず何故この3人は一緒に暮らす事になったのか。そんな仕組みの仕事なんてないでしょ。
ガリ勉少女だったカーチャがしょう婦となったわけだがその間が詳しく描かれていないし母親に見つかった時には開き直って反抗して取っ組み合いの喧嘩して追い出しているのは「はっ?」となる。
三人の女性はいつの間にか「友情」が芽生えているがそれも理由が分からない。
リザは「金持ち・イケメン・独身」を本気で捜しているようだしカーチャはポルシェを買ってくれる男を捜しているだけだし・・・
カーチャは自分が身体を使った男に友達の車を買ってあげるなどするがそんな友情どこで得たのか、それに自分の取り分もない。
どうやらカーチャの父親は自ら命を絶っているっぽいですね。
自分がどうなっても「父親がいないせいにできる・だけど私はそれを選ばず父親を捜すことにした」と男に語っている。正直この仕事している女性に言われても普通は落ちないでしょう。
当然こんな仕事をしていれば妊娠してしまうわけだが「結婚なんてするわけないだろ」と当然言われてしまうわけです。「本気の出会い」を求める方がおかしい。
もしかしたらカーチャだけに限って言えば抱かれていたのは本当に一人の男性だけだったかも知れない。だけど相手が本気にするわけない。
カーチャはリザが気に入っているコスチャという組織のボスに「あなたのSPは金を払ったらあなたの居所を教えてくれたのに近付いたら止めるのおかしくない」と声を掛け近付きます。
コスチャの別荘に呼ばれる事になり、リザは喜んで迎えの車に乗り込み、ガーリャはカーチャが手にしてくれたお金でポルシェを買いに行きます。
二人のために頑張ったカーチャは中絶するため病院にいきます。
リザは「取引をばらしたのはお前だな」と誤解を受け廃墟に連れて行かれ男達にまわされます。カーチャが金を払って居場所を聞き出したので組織の中で降格させられた恨みもあった感じ。
ガーリャは路地裏に連れて行かれ鞄に入っている金を狙われ抵抗しているうちに喉に体重を掛けられ亡くなってしまいます。
将来何になりたいの?と聞かれ「すべての物と人 みんなが欲しい」と答えていたカーチャは留学するはずだったパリに戻り涙を流しました。