ホテルデルーナ/作品情報
2019年に韓国で放送され高視聴率をたたきだしたファンタジーホラーロマンス。歌手女優として活躍するIUと子役時代から活躍し「王になった男」で主演を果たしたヨ・ジングのW主演。
ストーリー&キャスト
ネタバレあらすじ/ホテルデルーナ
第1話/ようこそホテル・デルーナへ
1000年前、死者を弔うため月の宿(死者の魂を癒やす宿)を探し長いこと彷徨っていた女性チャン・マンウォルは贖罪の地に足を踏み入れ「満月」と彫ってある刀を背後に突如出現した大きな木にぶっ刺しました。
大きな木は刀を吸い込むと「月の宿」が現われ主人として迎えられます。
1998年、月の宿は名前を変えながら進化し「ホテル・デルーナ」へと進化していました。社長のマンウォルは満月の日にうんざりしながら営業するよう総支配人に命じると10日前に亡くなり彷徨う婦人警官がやってきました。
そんな中、生きている男が間違って入ってきたので捕まえると「息子の誕生日にプレゼントしようと木から花を取っただけです」と謝罪してきました。
滅多に咲かない花が咲いたとゆうことは「助けろ」って事だと受け止めたマンウォルは「息子を総支配人になれるよう立派に育て20年後に譲りなさい」と約束し命を助けてやりました。
婦人警官は潜入捜査中に殺されたので撃たれた弾丸を頭から取り出し「これで制裁を下したい」と依頼します。マンウォルは不正を働いていた市長に怨念を撃ち込み苦み婦人警官の亡霊を見させて苦しみを与えました。
2019年、ハーバード大学出身のエリートホテリアー、チャンソンは亡き父親から20年は帰国しないよう言われシンガポールで働いていたが21年経ったのでスカウトされ帰国します。
しかし毎年届いていた月見草と「採用です。出勤してください」とホテル・デルーナからメッセージが届き本当の話だったのかと逃げ出すが捨てたはずの月見草を持つ女性が現われたのでマンウォル社長だと気付きます。
働きたくないと断るとマンウォルは「これから働くためにも慣れないと」と幽霊が見えるようプレゼントしました。不正を働いた元市長に刺されたマンウォルは「今逃げれば思い通りよ」と伝えるがチャンソンはほっとく事はできず台車を探して戻ります。
「私のために戻るなんて、その弱さが気に入った」
マンウォルはナイフを引っこ抜き手のひらに浮かせます。チャンソンはころされると脅えるがナイフはすごい速さで飛んでいき遠くにいる元市長に突き刺さり消滅しました。
「最後のチャンスを逃したわね、もし逃げたら殺すわよ」
第2話/別れの時
最期を迎えた人は三途の川にかかる幽都橋を渡るが道を見失い成仏できない人もいます。
幽霊が来るホテルなんだと気付きチャンソンは逃げようとするが「逃げると危険な目に遭う。私といれば安全だから従いなさい」とマンウォルに言われます。
「怨霊は人間を殺す」
チャンソンは「あなたは怨霊なのか」と聞くと「それは隣に立っている女性」と指摘され、いつの間にかサングラスをかけた女性が立っていたので驚きます。
1000年生きているマンウォルは自分は生きているのか彷徨っている亡霊なのかたまに自問します。
サングラスの亡霊を目にするチャンソンは悩みながらもデルーナを訪ねると「総支配人、社長がお待ちです」と案内されます。
デルーナでは生前果たせなかった事を叶えられる場所でもあります。人間のみならず礼も癒やされてこそ成仏できる。チャンソンは「商売は幽霊同士でやってくれ」と言い父親が借りた金を全額返済します。
これで自由の身だと出て行くが霊が見えるので引き返します。これでは生活に支障が出るため目を元通りにしてくれと訴えるがマンウォルが出て行くので付いていきます。
マンウォルは虎がデルーナを横切っていったので気になっており探すとチャンソンが働くホテルで剥製にされて見世物にされていました。
チャンソンが働く気にならないのでマンウォルは「コーヒーを溢さずに運んできたら許してあげる」と伝え彷徨っている幽霊を見せてやるが彼はオドオドしながらも運んできてしまいます。
イライラしながらデルーナに戻ると「新しい支配人はいつ来るんですか」と支配人に聞かれます。「そのうち値を上げるはず、余生は人間の暮らしを楽しんで逝きなさい」と伝えます。
出勤するチャンソンは虎が気になるが、霊が怖くてプールにダイブします。笑いながらやってきたマンウォルは「虎がきになるでしょ、行きましょう」と病気を患う会長の家を訪ねます。
虎は会長が北から連れてきた事を知り「戻る場所がなくて彷徨っている」と気付くマンウォルは「戻す責任がある」と言います。虎を目にしたチャンソンは「早く連れて行け」と言うが「望んでないと断られます。
会長の命を救ってあげる代わりに飾ってあった白頭山の高価な絵を手に入れてと頼まれたチャンソンは怒って帰るが「秘密めいた世界が待っています。向き合ってはどうか」と現総支配人に勧められます。
総支配人はそれを伝えたあと亡くなり客としてデルーナにやってきます。30年働いていた総支配人をマンウォルは目に涙を浮かべ見送ります。チャンソンは会長の家を訪ねるとマンウォルが虎を連れていく代わりに絵を持っていったと知らされます。白頭山に虎を案内するためだったのだと知ったチャンソンはサングラスの霊に「今なら見えると思うから外してごらん」と声をかけデルーナに案内しました。
第3話/怨念の首飾り
「あなたは人間なのか?死者なのか?」とチャンソンに聞かれたマンウォルは月霊樹の前に立ち「ただ存在しているだけよね」と自問自答します。
盗賊として生きていた1000年前と世の中はだいぶ変わったが月だけは変わらないと見上げます。思い出すマンウォルだったが、その光景を見て目覚めたチャンソンから「霊が見えるだけでなく夢であなたを見た、呪いでもかけたのか」と言われます。
チャンソンは夢でみた笑顔のマンウォルと今目の前にいるドSのようなマンウォルとはえらい違いがあるので見間違いだろうと思います。
ホテルデルーナは区役所に登録済みで税金も納め現実にあるが存在感がないので生者は気付きません。年に数回、おそろしく高い宿泊費を払って探りにくる者には入ったら出ることは出来ない404号室に案内します。
時間も空間も現実とは異なるのでソウルに建つのに海辺に出れるドアもあります。地図や時計は役に立たないのです。
案内されるチャンソンは驚くばかり・・・。
マンウォルから「お前を気に入ったからずっと私のそばにいろ」と言われたチャンソンは待遇は現実レベルでお願いしますと返事しました。
間違いなく夢で見たのはマンウォルだと思い、彼女にもホテルにも興味を持ったのです。チャンソンは99番目の総支配人となりました。
ドライブしていた夫婦が乗る車に歩道橋から高校生スジョンが落下してきました。貧しい家庭環境を口実にユナからいじめを受けており首飾りを奪われ返して欲しくて口論となり落下して死亡してしまったのです。しかしユナに憑依しスジョンの魂がユナの体を占領しました。
500年勤務しているバーテンダーのソンビ、無実の罪で殺され200年勤務している客室長ソフィ、朝鮮の争いで亡くなり70年勤務しているフロントマンのヒョンジュンが挨拶に見えます。
庭園にある木(月霊樹)とマンウォルに何か関係があるようで何かに縛られているのだと分かるが誰に聞いても多くを知ろうとはしないでと言われます。
チャンソンはまたもマンウォルの夢を見て起きます。電話に出ると「遅い」とマンウォルのデカい声が聞こえてきます。
「最初の仕事は白頭山の絵を売ること。新車を買うから2倍の額で売れ」
チャンソンは車を走らせるが目の前に女子高生が現われ急ブレーキをかけます。気付くと助手席に乗っており連れて帰ると「絵を売りに行ったのにやっかいなの連れてくるな」とマンウォルに怒られます。
「あれは体から離脱した生き霊、別の霊が彼女の体を奪ったのよ」
ユナを調べるとかなりの金持ちそうだったのでマンウォルは興味を持ちます。「ユナは人を殺しました。代償を払うには正直に話し謝罪するか私を黙らせて証拠となる首飾りを処分するか」と両親に話します。
大金で話を付け首飾りを両親に渡すとユナは喜ぶが「怨念は相当なもの、燃やせば証拠は消えるが許される機会も永遠に失う」と告げます。
魂が消えると知ったユナは急いで戻るが両親の手によってすでに首飾りは燃えており事実上死亡します。
「もうお前の体よ、その体に寄生しながら懸命に生きてみなさい」と言われたスジョンはユナの体で生きる事を決意し、両親は他人と知らず可愛がります。
スジョンはこれから自分を殺したユナの顔を鏡で見て生きていくのはあまりに可哀想だとチャンソンは思うが「それも代償だ」と言われます。
チャンソンは確信した事があり庭園に行きます。するとマンウォルもやってきます。
「あなたは自分の物には必ず月のマークを付けてますね。酒と荒野と月、今と違ってあなたは幸せそうでした。満月の字を教えてくれた人を長年待っているのですね」と伝えるとマンウォルは驚きます。
全16話あらすじ一覧
1話~6話
7話~10話
11話~14話
15話~16話(最終話)