作品情報キャスト/花不棄
総制作費32億でベストセラー小説を映像化し総再生数100億超え、同時間帯視聴率1位を獲得した中国ラブ史劇
「碧羅天の宝を開けられるのは聖女だけであり、その宝を得た者は天下を取る」
自分の出自を知らず流浪の人生を送る聡明で明るい花不棄(カフキ)は育ての親を殺され真相を突き止めるために冒険に出ると仮面を付けた蓮衣客と出会い人柄に惚れるが正体は皇族の王子・陳煜だった。
どんなピンチにもヒーローのように現われる蓮衣客に恋する花不棄と冷たい態度を取りながらも支える陳煜、そして花不棄に恋するイケメンたち。
流浪の身から皇族の姫として名家に迎えられ才能を活かし大商家を率いる若き女当主になるまでのサスセスストーリー。
ネタバレあらすじ
第7話/来たれ、平穏な日々
自分はもう長くないと咳き込む信王は我慢できず莫府を訪れます。
花不棄は王府に行ったら世子に殺されると思います。やってきた信王は「あの気性は薛菲とは似ても似つかぬが表情はそっくりだ」と思います。
花不棄はいきなり参上した陳煜に冷たい湖水に落とされます。
信王がいるのに気付いた陳煜は花不棄を助け「王府に入ろうとしたら今度は容赦しない」と忠告をします。
そして「うまく取り入ったな。だがあの物乞いが命を落とせば怒りの矛先はお前に向くから喜ぶのは早い」と莫若菲に告げ去ります。
信王は莫府が準備してくれた宴には出席して顔を立てるが甘やかして育てた世子の態度に頭を悩ませ「義妹として迎えてやってくれ」と莫若菲にお願いし花不棄とは会わずに王府に戻っていきました。
信王の娘だと認められ更に莫府の令嬢として迎えるのは王府から特別視され安泰だと莫若菲は喜びます。
好き勝手動けなくなると怒れる花不棄は自由に都に出掛けたい事や商いをしたいなど条件を出し「これなら遺言通り赤殿に会える」と受け入れます。
莫若菲の義妹として莫府の令嬢となった花不棄は莫夫人に挨拶すると気兼ねなく暮らしなさいと言ってもらえるが・・・
莫夫人は夫(百行)の心を奪った薛菲を激しく憎んでおり似ている花不棄を見て殺意が込み上げます。友人である朱華に託された薛菲に恋をした百行だったがそれを許さない莫夫人は実家に居場所を教え連れ戻させたのです。
そして縁談の話がこないよう薛家荘を焼き尽くせと命じたのでした。薛菲を亡くした百行は精神を病み酒に溺れ亡くなったのです。
第8話/屋敷に潜む脅威
莫府の令嬢として大きな屋敷に住むことになった花不棄は莫夫人が滋養にと作った汁を莫じいが持ってくるが毒が入っている事に気付きます。
信王が預けた令嬢で莫府の命運がかかっているのに誰の刺客なのかと考えるがこのままいては危険だと思い灯籠祭りの日に脱走しようと心に決めます。しかし侍女たちに話を聞き出し信王の女(薛菲)を莫百行が奪ったのだと知り莫夫人は恨んでいるのだと分かります。
明月山荘の荘主・柳明月は入札会で莫府と敵対する江南の朱府に協力し官銀の流通権を取らせることに決め花不棄と莫若菲の暗殺を柳青妍に、裏切った薬霊荘の林満堂の暗殺を柳青蕪に命じました。
林満堂は訪ねてきた柳青蕪にいきなり剣を貫かれ林玉泉と林丹沙は泣きながら駆け寄ります。皆殺しにしろと命じられていた柳青蕪は一気に任務を遂行できると思うがそこに蕭九鳳が現われたので跪きます。
兵を下がらせた蕭九鳳は「生きたいなら莫府に潜入して花不棄を見張り何者からも守れ」と兄妹に命じます。「解毒剤を届け、役目が済んだら完全に解毒してやる」と毒を飲ませました。
蕭九鳳も信王と同じで目的は碧羅天の財宝でした。
一方、莫府の厨房の者に扮して侵入していた柳青妍は財神の儀式である花火の時に紛れて暗殺を試みるが思ったよりも人が多く部下に首を振って止めるよう伝えます。花不棄は財神の上から祝儀を巻くが後ろに落下してしまい柳青剣は花不棄を救うふりをして暗殺を試みるが莫若菲が駆け付けた事で失敗します。
第9話/冷徹な世子
大晦日の財神の儀式で命を狙われた花不棄は莫夫人を疑い、薛家に火を放つよう命じていたのを実は知っていた莫若菲も「なんて残酷なことを」と言い放ちます。
すべて知られていたのかと驚く莫夫人はすべてを認め嘆く悲しむが「殺意はあるが命を奪えば信王府から疎外され窮地に陥ることは分かっている」と否定しました。
莫若菲は花不棄を救ってくれた厨房に扮する柳青妍の治療をし褒美を渡すが内心疑っており素性を探るよう命じます。
刺客に入られるなんて警備がなっていないと信王に叱責された莫若菲は真相を突き止め二度とないようにすると誓います。
信王は「花不棄を狙ったのはお前か」と聞くと「莫若菲の義妹になって喜んでいるのに何で狙う必要があるのか」と陳煜は否定します。
「騒動を起こしたのは王府に行くための芝居だろう」と父親に代わって見舞いにきた陳煜に言われ、花不棄は激怒して「王府の娘になりたいなんて誰が言ったんだ、命を狙われたのに自作自演と疑うのは最低、帰れ」と言い放ちます。
そして意地悪すぎると泣く真似をすると周囲を気にした陳煜が悪かったと慌てます。反省しているなら許してやると伝えるが馬鹿にされたことに頭にきた陳煜は花不棄が大事にしていると鉢を奪って出て行きます。
飛雲堡の後継者であり莫若菲の従弟でもある雲琅は莫府を訪れます。
莫若菲は義妹を紹介しようとしたが世子と喧嘩して出て行ったと報告があり急いで捜索を命じるが花不棄は梯子から転落して気を失っていました。
雲琅は倒れている花不棄を発見すると薬霊荘にいた自分を売った女だと気付くが莫府の令嬢になった事に驚きます。
陳煜は皇帝に官庫の管理を引き継ぎたいと申し出ると、陛下の元には「世子の申し出は信王の差し金にあらず」と密偵から文が届きます。
信王が吐血して倒れたと知った陳煜は駆け付けると「官銀の流通権には関わるな」と言われ「官庫の入札と灯籠祭りの警護を託されましたのでそれ以外は関わりません」と告げます。
第10話/王府の敷居
花不棄は助けてくれたお礼をしなければと思い向かうが薬霊荘にいた刺客で愛犬の命を奪うきっかけとなった男だと気付き喧嘩が勃発していました。
ほっぺにキスされてゴシゴシ拭く花不棄だが今なら抜け出せると気付き、莫府から出て花九の遺言通り興源質店に向かいます。
案外早く発見することが出来たが「赤殿なんて者はいない」と追い出されてしまいます。しかし鉢を必ず渡せと言っていた事を思いだし世子に返してもらうために信王府に向かうが莫若菲に見つかり捕まってしまいます。
「何日持つか分からぬ、望みは花不棄を王府に迎え入れることだ」と吐血した信王が話しているのを耳にし陳煜は親孝行しなければ迎えてもいいと甘妃に伝えます。
莫府に戻された花不棄は物乞いの服装をしていたのですぐに着替えろと命じられるが信王府の迎えが来ると知り「なんだかんだいって向こうが私を必要としているんじゃないか」と笑います。
鉢を取り返すにもちょうどいい呑気に口にするが莫若菲は信王が万が一亡くなれば花不棄に冷たい態度を取る世子が引き継ぐために怒らせないように用心するよう心配して告げます。
信王府に到着した花不棄だが「簡単な皇族になれると思うな」と甘妃に物置に閉じ込められてしまいます。陳煜は何かあれば信王も黙ってはいないだろうと告げると「ただのお仕置きだ」と言われます。
花不棄はよじ登って屋根の上に出ると転げ落ちて落下してしまうが陳煜に助けられます。