作品情報キャストの紹介
中国ドラマ「宮廷の茗薇 時をかける恋」はベストセラー「夢回大清」をドラマ化したラブファンタジー時代劇。
北京で見習い設計士として勤務する歴女の徐薔薇(愛称・小薇)は皇帝が暮らしていた時代に憧れていました。ある日、故宮で老婦人に古い灯籠を持たされて家路につくと会話は出来るが触れる事が出来ない弁髪姿の青年が現れるようになる。一方、康熙45年に生きる十三皇子(胤祥いんしょう)は寝ると見慣れない世界にいる夢を見るようになりそこで出会う薔薇と会えるのが楽しみになっていました。二人は両想いとなるが・・・、ある日、薔薇は目覚めるとなぜか300年前の清の時代にいて茗薇という名で13皇子と再会するが・・・。
ネタバレあらすじ
第37話/証拠探し
実子14皇子(胤禵)が陛下を殺したと疑う実子4皇子(胤禛)を殺そうとする勢いだったため母親である徳妃は皇位を放棄させるから止めてと必死にお願いします。
しかし・・・
4皇子は罪もない茗薇の命と引き換えなら諦めるのもやむを得ないと思っていたが自分を信用しない徳妃から「骨肉の争いとなるから皇位を譲れ」と言われ拒否します。
血縁関係がある親兄弟から父親を殺して皇位簒奪を謀ったと疑われた4皇子にとっては心の傷は深く肉親の情を訴えてもそれは無駄な事でした。
「父上の遺詔により大清の国土も皇位も私のものです。そして茗薇は殺しません」と出て行きます。
実子兄弟の争いを傍観するしかないのかと悩んでいると茗蕙が訪ねてきて「魚寧(茗薇)なら2人の対立を解けるかもしれない」と言われます。
「4皇子は妹のために陛下を欺いた事があるため・・もしかしたら今回も陛下を殺めたのかも」
徳妃は皇位簒奪を目論んだのは茗薇のためなのかもと一瞬思うが、貴妃と結託している事を知っており茗蕙がいつも妹を災いの元凶にしたがっている事で何を企てたのかと怒ります。
跪く茗蕙はすべて夫のためだと言います。遺詔が偽物だと公表すれば夫が皇位に就けるが徳妃が公表したら4皇子との関係に亀裂が入るから夫と徳妃様のためにやむを得ず貴妃様を頼ったのだと言い訳しました。
4皇子が即位するのを史実で知っている茗薇は自分の存在が複雑にしているのかと考えるが13皇子(胤祥)から守るから余計な事は考えるなと言われます。
茗蕙の策略に惑わされているだけだと思う茗薇は14皇子の運営に堂々と訪ねます。
「聡明なあなたが何故あの女の策に振り回されているの。4皇子が警備のため封鎖し、直後に陛下が崩御して遺詔には血痕、皇位を狙うものは多いのに帰還したあなたに有利な状況がそろっている。よく考えて」
茗薇は説得にかかるが4皇子の潔白が証明できるものではないため受け入れてもらえませんでした。
13皇子が指紋を発見したと言っていた事を思いだし陛下の寝殿に忍び込むと指紋には血痕が付着していたので採取します。そして13皇子は指紋を発見した時に茗蕙が現われたのを思いだし注意を他へそらそうとしていた事を思い出します。
14皇子が率いる兵は辺境で戦い抜いた精鋭であるため戦になれば太刀打ちできないと思う4皇子は13皇子に茗薇を連れて逃げるよう言います。
13皇子は最後まで共にすると告げるが出来れば戦いたくはないので夜中に襲撃して3人の護国大将軍に「矛先を外敵ではなく同胞に向けている。噂を信じて挙兵すれば謀反になるぞ」と説得にかかります。
そこに14皇子が現われたため「噂はどうであれ父上が4皇子と決めたのだから皇位簒奪を謀るのはお前になってしまうぞ。それでも謀反を起こすなら容赦はしない」と言い放ちます。
その頃、茗薇は指紋を調べるために14皇子府に向かおうとすると「1人では危険だ」と4皇子の妻たちが協力を申し出てくれました。
4福晋が先に訪ね「皇子争いに発展してしまったのも13福晋のせいだ」と茗蕙の話に合わせ、その間に茗薇は普段から茗蕙が触っていそうなブラシなどを盗むが一緒にいた年氏が物を落とした事で包囲されてしまいます。
茗蕙は何をしに来たのだと言い放ち茗薇は粉を撒いて逃げようとしたが4福晋が茗薇を庇って刺されてしまいます。4福晋は「これは誤解、手当てをしたあと話す」と出て行くが年氏は咄嗟に短刀を拾いました。
茗蕙が14皇子を見送ったあと後は邪魔な茗薇を殺すだけだと思い刺客を送りました。
第38話/雍正帝
茗薇(魚寧)は何者かに襲われ気付くと一室で拘束されていました。
そこに14皇子(胤禵)が現われ「茗蕙の刺客から守るためだ」と言われます。胤禵は過去に一度だけ茗薇を騙してしまった事をずっと後悔しており信頼を取り戻すためにも「何が起きても決して出てはならない、自分に任せて」とお願いしました。
4皇子・胤禛は「戦が始まったら14皇子とは兄弟ではなくなり母親との縁も切れるだろう」と胸の内を胤祥に話すが父との約束を果たすため、そして人の道理のために戦うしかないと思います。
8皇子派が勢いよく攻め込みあっという間に紫禁城を奪取します。追い詰められる4皇子と13皇子だがそこに軍勢を率いる14皇子が現われ「武器をおろせ」と命じました。
14皇子・胤禵は「父上の遺詔にのっとり4兄上を新帝に奉じます」と告げ兵符を返還しました。
最初から茗蕙の策だと気付いていた14皇子だが世継ぎになれるのでチャンスだと一度は思いました。しかし茗薇の「都合の良い嘘を信じる」という言葉、胤祥が良心を信じていることで考えるようになり父上が自分を選ばなかった事は事実なので他人のものを得ても無意味だと気付いたのです。
4皇子は「父上の遺志に従い大清の国土と民を守る」と告げるとそこに陛下の詔が届き雍正帝として即位しました。
14皇子は戻ると茗蕙が嬉しそうに駆け寄ってきます。
妹におくった刺客から連絡がないだろうと聞くが茗蕙には勝ち負けしか興味ないようでした。14皇子は「手遅れになる前に早く逃げろ」と伝えるがすべてを失ったと茗蕙は嘆き「あなたお元気で」と別れの挨拶をしました。
雍正帝(4皇子・胤禛)は茗蕙を呼び出し罪を認めるかと聞くと簒奪は確かに狙ったが殺してはいないと言いました。
あの日、康熙帝に呼ばれた茗蕙は謁見すると今までのすべての悪事がバレておりずっと前から着目されていた事を知りました。
後宮の事は口を出さずに好きにさせていたが皇子まで巻き込み政治に口を出すのは許されない事でした。罪があまりにも多いため毒薬を用意され必死で許しを請うがその時に陛下が発作を起こしそのまま亡くなってしまったのです。
遺詔を見て世継ぎが夫ではなかったのでわざと血痕を付着させて元の場所に戻したとすべて正直に話すが殺害を否定する言葉を信じる者はいませんでした。
雍正帝はすべて自業自得だとして死罪を言い渡しました。