作品情報/夢幻の桃花
中国で動画再生回数80億回を超え2020年上半期視聴回数第1位を獲得したラブ史劇
ネタバレ感想/夢幻の桃花
第7話/消えた花嫁
東華帝君と姫蘅の婚儀が決まり白鳳九は青丘に帰る決断をします。キツネが白鳳九だと司命から知らされた成玉は落ち込む姿を見て心配します。
司命は神仙の婚姻を司る寒山真人を訪ねると東華帝君と白鳳九は結ばれぬ運命だと知り2人は白鳳九の哀れな姿を眺めるしかないのかと悩みます。
成玉と司命は折顔を連れて聶初寅(玄魔君)のもとに押しかけ白鳳九を騙して奪った毛皮をボコボコにして取り返します。もとの姿に戻れた白鳳九は心身を癒やしたほうがいいと桃林に送られます。
聶初寅は天族によって封印されている魔尊・緲楽を訪ね「煦暘(赤魔君)は現状に満足して天族に従順なので不満です。再興に尽くしたい」と伝えると結界を破りたければ鎖魂玉を手に入れよと命じられます。
太晨宮では東華帝君の婚儀が始まろうとしていたがそこに姫蘅に想いを寄せる燕池悟が現われ輿から降りてきた花嫁を奪おうとします。
連宋が燕池悟を取り押さえるが花嫁が姫蘅ではなく知鶴だったので天君を欺いた罪は重く知鶴と差配した連宋は天牢に入れられます。
昨夜、姫蘅が閩酥と共に去ろうとしており「花嫁がいなくなれば婚儀は中止になるし帝君の名誉は傷つかない」と言われ知鶴は見逃したのです。
煦暘はすぐに天宮を訪ね両族に関わる事ゆえまずは真相を調べる方が先決だと告げると東華帝君は燕池悟を解放してやります。
閩酥がいなくなったと知った煦暘は捜しに行くよう命じました。
第8話/不吉な異変
重霖からキツネが消えた事を知らされた東華帝君はすぐに出掛け山々で全身が赤茶色の霊狐を捜すよう命じます。
その頃、白鳳九は折顔にお願いして聶初寅のもとに案内してもらい騙された事への復讐を果たすため剣を手に向かっていきます。懲らしめて青丘に戻ると聶初寅は緲楽の仙術を習得し必ず仕返しすることを心に決めます。
スカッとする白鳳九ではあったが祖父の狐帝・白止からしばらく姿を消していた事でこっぴどく怒られるのでした。
姫蘅と閩酥は山を越えて梵音谷に向かっていたが煦暘に捕まってしまいます。
魔宮には帰らないと言い放つ姫蘅を守るため閩酥は立ち向かうが包囲されてしまい「すべての元凶は私であり消えれば兄妹で争う事もない。今まで偽っていたが私は女なんです」と告白し自害します。
これには煦暘も悲しみを抱き連れて帰ろうとするが泣き叫ぶ姫蘅は「今日を限りに縁を切る」と言い放ち遺体を抱えて崖から飛び降りました。
煦暘はすべての罪を自分が背負うと謝罪に訪れるが東華帝君がこれ以上追求しないで良いと口にしたことで天君はお咎めなしとしました。しかし自分を欺いた知鶴には西荒で雨を降らす任に就かせ連宋には南天門の衛兵を言い渡しました。
東華帝君は事情を知らぬ者に対して重罪すぎると告げた事で連宋は元極宮での自省で済みました。
人間界に落ちていた姫蘅を偶然にも鎖魂玉を探す聶初寅は発見し看病します。目覚めた姫蘅は恐怖心を抱くがショックで記憶を失っており聶初寅は天の助けだと思います。
緲楽が六界の三毒の気を吸い封印を破ろうとしていることを察知した東華帝君は妙義淵に行き封印を強めるが手負いの身だったので体への負担は大きく太晨宮に戻ると深い眠りに落ちてしまいます。
緲楽にバレてしまうと危険なので東華帝君の影の半分に術を施し比翼鳥族に転生させ悪意ある者が影の生涯を変えるのを阻止するため忘れ薬を飲みます。
第9話/人間界への転生
幽冥司の冥主・謝孤洲がやってきて「東華帝君が往生の術で分身を人間界に送った」と白鳳九は知らされます。
白鳳九は恩返しする絶好の機会だとして半分の影を託します。
拝謁の儀が中止になった理由を知った成玉から「帝君が予定より300年はやく人間界に行った」と教えられ白鳳九はすぐに司命を訪ね確認します。
修練を妨げたら大変だと教えてくれなかったが「東華帝君/宋玄仁」という運命簿の札を目にします。
東華帝君は承虞国王の息子・宋玄仁として生まれ劫を経て修為を回復するため人間界で修練することになり立派な太子に成長します。
姫蘅の看病をする聶初寅は鎖魂玉を探すため承虞国にいました。狩り場を競う場で宋玄仁の馬がいきなり倒れ亡くなってしまい誰かに毒を盛られたのだろう分かるが騒ぎになるのを塞ぐため病だったと告げるよう命じ慣れない馬で勝負します。
犬鷲を捕らえた宋玄仁は首位となり汗血馬1頭と慕白剣が1口、金縷の甲冑が1領の褒美を受け取ります。そして崇安国が国境に現われた事で副将に命じられた永寧侯家の葉青緹と共に三軍を率いて鎮圧を命じられました。
その頃、東華帝君への恩返しを果たしたい白鳳九は宋玄仁のことが心配になり潜入して運命簿を盗見するがすぐに司命にバレてしまいます。
「修練の邪魔となり仙術で助けようとするなら己にすべて返ってくる、何より運命が変わってしまうから行ってはダメだ」
行かないと告げたものの己の身など考えていたら恩返しが出来ない、行くしかないと決意します。