作品情報キャスト
再生回数20億回を突破した傑作ロマンスアクション時代劇。
巫術で人心を操る拝月教を一掃するため聴雪楼の主・蕭逝水の呼びかけに三大飛仙(雪谷・白帝・舒血薇)が立ち上がるが決着はつかず戦いは激しさを増しながら中原へと広がりつつあった。拝月教教主・華蓮の一撃を交わすことができず命を落とした舒血薇のまだ幼い娘・舒靖容は沈沙谷の白帝に弟子入りして青冥と名付けられる。父親の形見である血薇剣を手に復讐を誓いながら2人の兄弟子と共に成長し美しき女剣士となった。一方、雪谷の弟子で江潮の頂点に立つ聴雪楼の楼主・蕭憶情は生まれつき毒に侵され短命だと言われているなか両親を奪った拝月教とは因縁があった。そんな2人の愛と復讐の物語。
ネタバレあらすじ/聴雪楼
第33話
国色剣の披露の場には無垢をはじめ殷家のために仇討ちをして手に入れたい門派たちが集結します。
無垢は聴雪楼を倒したい者を集めて包囲させており合図を送ったあと殷家を滅ぼしたのは聴雪楼だと言い始めます。
「神兵譜を奪い邪心を隠して令嬢を救い国色剣を造らせた、こんな冷血な偽善者を許しておけるか。私が天に変わって成敗するので見届けて下さい」
完全に周囲を味方に付けた無垢は勝ち誇るが「すべてはあなたが企てた事、いつまで芝居を続けるのか」と殷流硃は言います。
殷流硃は舒靖容に付き添ってもらって殷府に戻ったときに生きていた側近の玲児と再会し襲撃の日に落ちていた鈴を渡され犯人が無垢だと分かったのです。
その鈴は夫婦になる誓いの証でもあり持っているか訪ねたときに偽物まで用意していたので出会いからすべて計画だったのだと気付きました。
「なぜ聴雪楼は南宮家から中傷されねばならないのだ」と蕭憶情が姿を現します。すると潜入していた左護法(孤光)が「楼主は昏睡中だと拝月教に虚偽の報告をしたのか」と叫び姿を消します。
蕭憶情は拝月教と結託し聴雪楼に入ったことは最初からお見通しだと告げ、防衛図を見せたのも敵をすべて把握するためだと殷流硃は言い放ちます。毒を盛ったように見せかけたのは無垢に信じ込ませるためでした。
また包囲していた刺客は池小苔などがすべて一掃していました。
殷流硃は嫁入り道具として作った簪に猛毒を染み込ませ無垢を突き刺すが思い残すことはないと自分の胸にも突き刺しました。蕭憶情は門派たちに拝月教を倒すまで戦うと誓わせ解放しました。
舒靖容は月魂を盗んできた孤光だけをうまく逃がし彼を見張る拝月教の間者を始末しました。
第34話
舒靖容が領主になれたのは悲惨な経験を積んでのことだと把握する池小苔は自分も蕭憶情に認められるように強くなる事を決心します。
それは領主の座を奪い蕭憶情の心から舒靖容を追い出すためであり池小苔が好きな高夢非は複雑な心境に陥るが上り詰めて池小苔の心から蕭憶情を追い出してやると決意します。
「楼主が刺客に襲われ舒靖容が連れて逃げ出したから今は連絡待ちだ」と南楚から知らされた池小苔と高夢非は武林の新興勢力で秋護玉が率いる風雨会を探るよう言われます。
実は舒靖容が楼主の胸に短剣を突き刺し連れだしていました。
それは薛先生から崖の近くで千年寒潭を見付けたが悪路なので脈が弱っている蕭憶情では体が持たないと言われていたからです。心脈の外側を短刀で浅く刺し脈を封じて仮死状態にさせてから運び出し治療をしているのです。
活性化している風雨会の仕業と噂を広めたのは紫陌であり南楚はこの機会に調べようと思い2人に命じていたのです。また高歓は前もって1人で探っていました。
怡紅院は風雨会に大金を納めて公然と人身売買をしていました。
貧乏だった事から父親に高値で怡紅院に売られてしまった少女(石)は逃げ出すところ碧落の妹弟子・葉風砂に救われます。
匿ってくれたものの体調を崩されたので食べ物を買いに町に行くと風雨会に発見されてしまいます。怡紅院によく遊びに来ていた任飛揚と風雨会を探っていた高歓に助けられ二人を連れて戻るが葉風砂の姿が見えませんでした。
第35話
碧落の妹弟子・葉風砂は秋護玉が率いる風雨会に連れ去られていました。
少女(石)を連れる高歓と任飛揚は木に吊される葉風砂を発見し風雨会と剣を交えると情報を得て駆け付けた高夢非と池小苔も加勢します。
風雨会は退いたが仮面で顔を隠す秋護玉の目を見て高夢非はどこかで見覚えがある目だと考えます。
高夢非は秋護玉の素性を探るために一人で出て行きます。高歓と池小苔は葉風砂が碧落と連絡が途絶えた事を心配していたので楼主が迎え入れたがっている事もあり碧落を捜しに出ると拝月教の多くの死体と共に負傷している碧落を発見します。
碧落の手当を葉風砂に任せ雨風会が少女の家族のもとに向かったと知り高歓と任飛揚は駆け付けるが間に合わず埋葬します。
舒靖容は蕭憶情の思想涙の毒を消すため極寒の山頂にしか生息しない羽列雪蓮を探しに行くが花を手にした瞬間雪崩に巻き込まれ落下します。
高夢非と黄泉から秋護玉の正体は雷楚雲だと報告を受けた蕭憶情は自分のために極寒の山頂に行った舒靖容を捜しに行くと彼女を保護した雷楚雲が立ち塞がっていました。
剣を交え勝るが意識が戻った舒靖容に止められます。
「雷楚雲ではなく今は道義に反する風雨会の秋護玉だから見逃すことはできない」と言い放つが拝月教の銀針が飛んできたので彼女を守るとその間に雷楚雲は逃走します。
拝月教は雷家の味方どころか一族を滅ぼしたのに何故助けたのか疑問が残ります。
舒靖容は雪崩に巻き込まれながらも羽列雪蓮を手放さず持っていたので「これで毒を消すことが出来る」と差し出すが雷雲楚に助けられた事に対しての釈明が出来ず、また勝手な行動を取ったために皆が任務を放り出して駆け付けた事で叱咤されます。
第36話
高歓は任飛揚にお願いされ兄弟分となる事を受け入れます。
誓いのために自分が持っていた涙痕剣を渡すが交換して渡されたのが問情剣だったので驚きます。
問情剣を持つ任飛揚の祖父・任寰宇(称号・高義大将軍)の配下だった高歓の父親は討伐の時に賊の女子供を逃がし軍令に背いた事で殺されていました。
母親は正気を失って命を落とし高歓は任家一族に復讐を誓い生きてきたのです。高歓は「この剣を渡して後悔しないか」と念を押し「涙痕剣の主は問情剣の主に殺される」という伝説通り酒に毒を入れて飲ませました。
「その剣と一緒に逝くがよい」と告げ高歓は去ります。
回復した碧落だったが自由を求めているので組織に縛られる聴雪楼には入らないと言います。
蕭憶情は「だったら助けた貸しを返して欲しい」とお願いし拝月教の華骨陣の攻略法を伝授して欲しいとお願いしました。
紅塵は碧落が奏でる琴を聞いて母親・竹娘が歌っていた曲だと思い出します。尋ねると母親が働きながら歌っていた歌を聴いて望郷の念を感じ気に入って書き留めたのだと知らされ涙を流します。
その頃、蕭憶情は羽列雪蓮を煎じて舒靖容に飲ませようとするが「私がどうなろうとどうでもいい」振り払われたので自分も飲むのを止めて捨て「私がどうなろうと関係ないだろう」と言い放ちその場を去ります。
毒薬を飲まされた任飛揚は秋護玉(雷雲楚)に助けられていました。一方、家族を殺され雨風会に恨みを持つ少女(石)のもとに聴雪楼を動かせと迦若が現われます。